奥山田温泉と熊の湯温泉、標高の高い二つの硫黄泉
どちらも長野県北部の高い場所にある硫黄の湯。奥山田は高山村の山田牧場にあり標高1500メートル、白濁した湯から北アルプスが見える。熊の湯は志賀高原の奥にあり、黄緑色の湯で知られる。同じ硫黄でも、色がまるで違う。

奥山田温泉
長野県
長野県上高井郡高山村、標高1500メートルの山田牧場にある高原の温泉。信州高山温泉郷の八つの湯のいちばん奥にあたる。高山村は「北アルプス、北信五岳を一望!」と書き、北アルプスの展望を楽しめる浴場や露天風呂を備えた宿が多いとする。日本温泉協会は泉質を硫黄泉とし、白濁した湯で知られる。冬はスキー場になる。

熊の湯温泉
長野県
長野県下高井郡山ノ内町、志賀高原の奥にある温泉。湯の色が翡翠を思わせる黄緑色で知られる。宿は泉質を含硫黄-カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩温泉、弱アルカリ性でpH7.5、源泉63度、湧出量毎分72リットルと掲示する。幕末の蘭学者で松代藩士の佐久間象山が調査に訪れたことで世に知られ、熊が傷を癒していたという地元の逸話から名が付いたと宿は伝える。
数字で比べる
| 項目 | 奥山田温泉 | 熊の湯温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 長野県 | 長野県 |
| 泉質 | 硫黄泉 | 硫黄泉・炭酸水素塩泉・硫酸塩泉 |
| pH | — | 7.5 |
| 泉温 | — | 63℃ |
| 東京から | 北陸新幹線で長野駅へ。須坂長野東ICから車で約40分、25キロほど山を上がる。 | 北陸新幹線で長野駅へ、長野電鉄で湯田中駅へ乗り継ぎ、そこからバスか車で志賀高原へ。 |
| 最寄り | 長野電鉄 須坂駅から車 | 長野電鉄 湯田中駅から車、またはバス |
| 日帰りで入れる湯 | 山田牧場/七味温泉/松川渓谷 雷滝/山田温泉の大湯 | 志賀高原/横手山/地獄谷野猿公苑/渋温泉 |
| 掲載している宿 | 1軒 | 1軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
湯の色
奥山田温泉白濁した硫黄泉
熊の湯温泉翡翠を思わせる黄緑色
眺め
奥山田温泉山田牧場の草地の向こうに北アルプスと北信五岳
熊の湯温泉浴場は碧落と翠玉。岩露天と星見の外湯
湯の扱い
奥山田温泉かけ流しや加水の記載は見当たらない
熊の湯温泉宿が加水・加温・循環・消毒を項目で開示している
冬
奥山田温泉スキー場が近接。山道を25キロ上がる
熊の湯温泉熊の湯スキー場が隣接
どちらを選ぶか
両方行くなら志賀高原と高山村は山を挟んで隣り合う。二泊できるなら、白い湯と緑の湯を続けて試すと硫黄泉の幅がわかる。
それぞれの宿
よくある質問
Q同じ硫黄泉なのに色が違うのはなぜですか?
硫黄を含む湯は、成分の組み合わせや空気・光の当たり方で見え方が変わります。白く濁るものも、青く沈むものも、緑に寄るものもあります。
Qどちらも冬に行けますか?
どちらもスキー場が近接しているので冬も営業しています。ただし標高が高く山道を上がるので、冬タイヤと時間の余裕が要ります。