養老渓谷温泉と湯河原温泉、東京から二時間半の谷
東京から二時間半ほどで着く二つの湯。養老渓谷は房総半島の真ん中、養老川の谷に黒湯が点在する温泉郷で、関東でもっとも遅い紅葉が来る。湯河原は相模湾に近い千歳川の谷にある古い湯町で、万葉集にも詠まれた。房総の秘境か、万葉の湯か。

養老渓谷温泉
千葉県
千葉県の房総半島中央部、養老川が刻んだ渓谷に点在する温泉郷。養老渓谷観光協会は「房総随一の温泉郷」と書く。湯は全国でも珍しい黒色で「黒湯」と呼ばれ、とろりとした肌触り。市原市と大多喜町にまたがり、宿は10軒余り。房総一の名瀑・粟又の滝と、朱塗りの観音橋が近い。関東有数の紅葉の名所で、見ごろは11月下旬から12月上旬と遅い。

湯河原温泉
神奈川県
『万葉集』に詠まれた古い湯。千歳川の谷あいに宿が並び、箱根と熱海のあいだで静かに残り続けている。
数字で比べる
| 項目 | 養老渓谷温泉 | 湯河原温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 千葉県 | 神奈川県 |
| 泉質 | 塩化物泉・硫酸塩泉 | 塩化物泉・硫酸塩泉 |
| 東京から | 約2時間30分 | 約1時間30分 |
| 大阪から | 約7時間 | 約3時間30分 |
| 最寄り | 小湊鉄道 養老渓谷駅(徒歩約20分)/圏央道 市原鶴舞IC(車約25分) | JR東海道本線 湯河原駅(バス約15分) |
| 日帰りで入れる湯 | 粟又の滝(房総一の名瀑)/観音橋と出世観音/小湊鉄道・いすみ鉄道の里山ローカル線 | 日帰り入浴施設/宿の立ち寄り湯/温泉街の足湯 |
| 掲載している宿 | 2軒 | 2軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
湯
養老渓谷温泉全国でも珍しい黒色の湯「黒湯」。とろりとした肌触り
湯河原温泉塩化物泉など。万葉集に詠まれた古い湯
町
養老渓谷温泉温泉街はなく、渓谷沿いに宿が10軒余り点在する
湯河原温泉川沿いに宿と店が並ぶ湯町
季節
養老渓谷温泉紅葉は11月下旬から12月上旬と関東で最も遅い部類
湯河原温泉梅と桜、みかん。通年
行き方
養老渓谷温泉小湊鉄道 養老渓谷駅から徒歩圏。東京から約2時間30分
湯河原温泉JR東海道線 湯河原駅からバス。東京から約1時間30分
どちらを選ぶか
両方行くなら房総と西湘で東京を挟んで反対側にあるので、続けて回る旅にはしにくい。どちらも東京から日帰りできる距離だが、養老渓谷は宿の日帰り入浴が限られるので泊まるほうが向く。
それぞれの宿
よくある質問
Q養老渓谷の紅葉はいつですか?
11月下旬から12月上旬が見ごろで、関東ではもっとも遅い部類です。日光や奥多摩が終わったころに色づきます。
Q泊まらずに黒湯に触れられますか?
触れられます。養老渓谷観光協会は、黒湯の足湯「足湯やすらぎ」や、嵯峨和旅館の向かいにある「養老温泉の源泉」を紹介しています。日帰り入浴の「ごりやくの湯」もあります。