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金沢から二十分の山あい
深谷温泉は石川県金沢市の深谷町にある。
住所は金沢市である。それでいて、宿は一軒だけで周りは山である。金沢駅から車で20分、IRいしかわ鉄道の森本駅からは7分。北陸自動車道の金沢森本インターからは5分という位置にある。
市街地のすぐ裏にありながら、着くと山の中になる。そういう温泉地である。
琥珀色の湯
この温泉の特徴は色である。
亜炭層というのは、石炭になりきらなかった植物の層をいう。深谷の源泉はその層を通って湧いてくるため、植物由来の成分を帯びて琥珀色になる。宿による詳しい説明は宿の記事に引いた。
重曹を含む湯で、肌の角質をやわらげる。金沢の市街にも温泉はあるが、この色の湯はここにしかない。
能舞台のある温泉
深谷温泉を特別にしているのは、湯より建物かもしれない。
一軒しかない宿に、大正期に建てられた総檜造りの能舞台が残っている。加賀宝生流の能が盛んな金沢でも、本格的な舞台はわずかしか残っていないという。年に一度、薪能が行われる。
建てた経緯と舞台の詳しい話は宿の記事に書いた。温泉地としての深谷は、この舞台と一体で語られてきた。
金沢という都市の裏
金沢は加賀百万石の城下町である。能のほかにも、茶道、和菓子、工芸が町に残っている。
深谷温泉はその町から20分の距離にある。兼六園や東茶屋街を歩いてから泊まる、あるいは泊まってから白川郷へ抜ける。そういう使い方ができる。
同じ金沢市内には湯涌温泉もある。こちらは温泉街の形をしていて、宿の数が多い。深谷は一軒だけである。
古い建物に泊まるということ
深谷温泉に泊まるということは、古い木造の宿に泊まるということである。
宿は、部屋がいまも昔の佇まいのままだと書き、そのうえで湿気やカビ臭さへの対策まで自分から説明している。隠さずに書く姿勢は好ましいが、裏を返せば、新しい設備を求める旅には向かない。
その断り書きの原文は宿の記事に引いた。
歩き方
JR金沢駅から車で約20分。IRいしかわ鉄道の森本駅からは車で約7分である。
一軒宿なので、周りに店はない。食事は宿で取ることになる。
金沢の市街が近いので、昼は町を歩き、夜は山の湯に戻るという組み方ができる。能舞台を見るなら、案内のプランがあるか先に確かめておきたい。
深谷温泉の日帰り入浴
- 一軒宿の湯
- 金沢市街(兼六園・東茶屋街)
金沢駅から車で20分、市街の観光と組み合わせられます。
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
秋・冬
- 所在地Location
- 石川県
- 泉質Spring Quality
- 炭酸水素塩泉
- 最寄駅Nearest Station
- JR金沢駅(車約20分)/IRいしかわ鉄道 森本駅(車約7分)
- 東京からFrom Tokyo
- 約3時間30分
- 大阪からFrom Osaka
- 約3時間
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
深谷温泉のよくある質問
Q深谷温泉はどこにありますか?
石川県金沢市の深谷町です。金沢駅から車で約20分、IRいしかわ鉄道の森本駅からは車で約7分。北陸自動車道の金沢森本インターからは車で5分の位置にあります。
Q湯が琥珀色なのはなぜですか?
宿は、源泉が太古むかしの葦などの植物が堆積してできた亜炭層をとおって湧出するため、植物由来の有機物や重曹、天然の保湿成分を多く含むと説明しています。琥珀色した湯の色と滑らかな湯触りが特徴で、美肌の湯としても知られるとしています。
Q深谷温泉の泉質は?
ナトリウム炭酸水素塩泉です。重曹を含む湯で、肌の角質をやわらげます。効能としてアトピー・湿疹、痔、美肌効果が挙げられています。
Q能舞台があると聞きました
あります。宿は、金沢に根づいた加賀宝生流の能を愛した六代目の石屋二左衛門が、大正6年(1917年)に孫の誕生を記念して普請した総檜造りの能舞台だと伝えています。本格的な能舞台は金沢でもわずかしか残っていないとしています。
Q宿は何軒ありますか?
一軒です。金沢市街から車で20分の山あいに、一軒宿があるだけです。
Q金沢観光と組み合わせられますか?
できます。金沢駅から車で20分なので、兼六園や東茶屋街を回ったあとに泊まる行程が組めます。北陸自動車道の金沢森本インターから5分なので、車での移動にも向きます。
ほかの温泉地と比べる
UPDATED 2026.10.02


