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Ishikawa — Onsen Area
山中温泉(石川県)の風景

Photo: Namazu-tron / CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons

Yamanaka Onsen

山中温泉

やまなかおんせん

松尾芭蕉が「扶桑三名湯」と讃えた湯。大聖寺川の鶴仙渓に沿って遊歩道が続き、渓谷と湯が一続きになっている。

Quality
硫酸塩泉・塩化物泉
Access
JR北陸本線 加賀温泉駅(バス約30分)
From Tokyo
約3時間15分
From Osaka
約2時間45分

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山中温泉の宿を見る(2軒)

松尾芭蕉は『おくのほそ道』の途上でこの湯に滞在し、有馬・草津とならぶ「扶桑三名湯」と讃えたと伝わる。

山中の価値は湯だけではない。町のすぐ横を大聖寺川が流れ、鶴仙渓と呼ばれる渓谷をつくっている。湯と渓谷が一続きになっているのが、この温泉地の形である。

菊の湯

共同浴場の菊の湯は、男湯と女湯が別棟に分かれている。町の中心に建ち、日帰りで入れる。

女湯の建物には山中座が併設されており、山中節の実演が行われることがある。湯女たちが唄い継いだ民謡で、この土地の湯の文化そのものである。

この温泉地の湯

硫酸塩泉と塩化物泉。無色透明で保温性が高い。刺激は強くなく、長く浸かっていられる。

渓谷を歩くための温泉地

山中は、町を歩くというより谷を歩く温泉地である。

こおろぎ橋からあやとりはしを経て黒谷橋まで、およそ1.3キロの遊歩道がある。片道30分ほど。川沿いに階段と起伏があるので、歩きやすい靴で行きたい。

こおろぎ橋は木造で、渓谷の入口にあたる。あやとりはしは草月流の勅使河原宏が設計したもので、紫色にうねる形をしている。伝統的な橋と現代的な橋が同じ渓谷に架かっているのが面白い。

季節によっては川床が出て、渓谷を眺めながら休める。芭蕉は黒谷橋のあたりを好んだと伝えられており、句碑が置かれている。

湯に入る前に歩くか、入った後に歩くか。どちらでも成立するが、渓谷を先に歩いてから菊の湯に入る順にすると、足の疲れが取れる。

山中漆器という土産

山中は漆器の産地である。木地を挽く技術に定評があり、椀などの丸物で知られる。

もとは湯治客への土産として発達した。温泉地と工芸が結びついた例で、町には工房や店がある。

加賀という土地は、器と食と湯が近いところにある。山代には九谷焼があり、山中には漆器がある。二つを続けて回ると、同じ加賀でも作るものが違うということが見えてくる。

加賀のどこに泊まるか

山代、山中、片山津。いずれも加賀温泉駅からバスで行ける。

山中を選ぶ理由は渓谷にある。歩く時間を旅の中心に置きたいなら、ここになる。

山代は町の構造そのものが見どころで、総湯を中心に旅館が円を描いて囲む。片山津は柴山潟に面していて、水面の眺めが中心になる。

金沢まで一時間ほど、福井の永平寺や東尋坊も同じ範囲にある。北陸を回る行程の中に置きやすい位置である。

歩き方

JR北陸本線の加賀温泉駅からバスで30分ほど。大阪から特急でおよそ2時間45分、東京からは北陸新幹線経由で3時間15分ほど。

温泉街は川沿いに細長く伸びている。渓谷の遊歩道とあわせると、歩く距離はそれなりになる。

Day Trip

山中温泉の日帰り入浴

  • 菊の湯(男湯・女湯)
  • 温泉街の足湯

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Best Season

秋

春夏秋冬
Benefits
神経痛筋肉痛冷え性
所在地Location
石川県
泉質Spring Quality
硫酸塩泉・塩化物泉
最寄駅Nearest Station
JR北陸本線 加賀温泉駅(バス約30分)
東京からFrom Tokyo
約3時間15分
大阪からFrom Osaka
約2時間45分

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

山中温泉のよくある質問

Q山中温泉は日帰りでも楽しめますか?
A

楽しめます。共同浴場の菊の湯があり、男湯と女湯が別棟に分かれています。鶴仙渓の遊歩道は自由に歩けるため、渓谷散策と入浴で半日が成り立ちます。加賀温泉駅からバスで30分ほどです。

Q鶴仙渓の遊歩道はどのくらい歩けますか?
A

こおろぎ橋からあやとりはしを経て黒谷橋まで、およそ1.3キロの遊歩道が整備されています。片道30分ほどで、川床が出る季節には途中で休めます。渓谷に沿って歩くため階段と起伏があります。歩きやすい靴で向かってください。

Q松尾芭蕉と山中温泉の関係は何ですか?
A

芭蕉は『おくのほそ道』の途上で山中温泉に滞在し、この湯を有馬・草津とならぶ「扶桑三名湯」と讃えたと伝わります。町には芭蕉ゆかりの場所が残り、句碑も置かれています。黒谷橋のあたりを芭蕉が好んだと伝えられています。

Q山中漆器とは何ですか?
A

山中温泉の一帯で作られてきた木製の漆器です。木地を挽く技術に定評があり、椀などの丸物で知られます。町には工房や店があり、器を見て回れます。湯治客への土産として発達した経緯を持つ、温泉地と結びついた工芸です。

Compare

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UPDATED 2026.08.27

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