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Yamanashi — Onsen Area
川浦温泉(山梨県)の風景

Photo: shinohal / CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons

Kawaura Onsen

川浦温泉

かわうらおんせん

山梨県山梨市三富川浦、笛吹川の上流にある三富温泉郷のひとつ。鎌倉時代に不動の滝の右の洞窟で湯が見つかり、永禄4年(1561年)に武田信玄が川浦の湯を整備せよと命じた下知状が恵林寺の宝物館に残る。信玄の隠し湯と呼ばれる所以である。湯を使うのは山県館の一軒で、武田二十四将の山縣昌景の子孫が15代続ける。泉質はアルカリ性単純温泉、湧出は毎分1,250リットル。全ての浴槽に源泉をそのままかけ流し、飲用もできる。

Quality
単純温泉
Access
JR中央本線 塩山駅(バス・タクシー約35分、宿の送迎あり)/中央道 勝沼IC(車約40分)
From Tokyo
約2時間30分
From Osaka
約5時間

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川浦温泉の宿を見る(1軒)

川浦温泉は山梨県山梨市三富川浦、笛吹川の上流にある。秩父多摩甲斐国立公園の中で、渓谷に面して山県館が一軒建つ。三富温泉郷と呼ばれる区域のひとつである。

信玄が整備を命じた湯

宿によれば、川浦の湯は鎌倉時代に不動の滝の右の洞窟で見つかった。そこから先が、この温泉を特別にしている。

武田信玄が「川浦の湯を整備せよ」と開発を命じた下知状が残っている。永禄4年(1561年)5月10日の日付を持つこの文書は恵林寺の宝物館に所蔵され、宿はその写しをロビーに掲げている。信玄の隠し湯を名乗る温泉は山梨に複数あるが、信玄自身の文献が残っているのはここだけだと宿は書く。信玄も入浴し、武田軍が療養と戦略を練った湯治場だったという。

山縣昌景の子孫が続ける

宿の名の山県は、武田二十四将の一人、山縣三郎右兵衛尉昌景から来ている。信玄四天王の一人とも呼ばれ、「武田に山縣あり」と周辺諸国から恐れられた武将である。その子孫が宿を継ぎ、現当主が15代目にあたる。玄関には昌景の鎧兜が置かれている。

湯宿としての創業は安政3年(1856年)、13代当主の山縣信徳による。昭和34年に社名を山県館とし、昭和37年に新しい源泉(川浦源泉)を掘り、昭和46年に本館と大浴場、広間を整えた。昭和50年には当時の皇太子が泊まっている。平成16年には源泉湯宿を守る会の源泉湯宿認定証(第10号)と、日本温泉遺産を守る会の温泉遺産認定を受けたと宿は記す。

毎分千二百五十リットル

泉質はアルカリ性単純温泉。楽天トラベルの施設情報には飲用も可能と登録されている。湧出量は毎分1,250リットルと宿は書く。自家源泉が2本ある。

宿は公式サイトに「源泉100%かけ流しの宿」と掲げ、大浴場2か所、混浴露天風呂1か所、露天風呂付きの貸切風呂2か所、そのすべての浴槽に源泉をそのままかけ流していると書く。加水や循環の記載はない。

浴場はそれぞれ名前を持つ。寝風呂とジャグジーが付く大浴場「せせらぎ之湯」と、内風呂に二つの露天が付く「薬師之湯」は24時間入れる。笛吹川を見下ろす混浴露天「渓流雅之湯」は日の出から22時まで。有料の貸切風呂「絶景之湯」と「こぶし之湯」は7時から22時である。

効き方は人によるから、体のことで気になる点があれば入る前に医師に確かめておきたい。

食事と建物

宿は自分の料理を「ふる里の味」と呼ぶ。採れたての山菜や川魚、甲斐牛、あわびの煮貝などを使うと書く。館内は純和風の造りで、総部屋数は34室。渓谷に面した建物から甲斐の山々が見える。

湯以外の見どころ

西沢渓谷は宿から車で15分ほど。笛吹川の源流の渓谷で、七ツ釜五段の滝までの周遊路が整備されている。紅葉の時期は歩く人が多い。

下って塩山の方へ出れば、信玄の菩提寺である恵林寺がある。下知状の原本が収まっているのはこの寺の宝物館である。甲府盆地を見下ろすほったらかし温泉や、ワイナリーの並ぶ勝沼も車で40分ほどの圏内にある。

着くまで

JR中央本線の塩山駅からバスかタクシーで35分ほど。塩山駅北口からの送迎もある(要予約)。車では中央自動車道の勝沼ICから約40分で、宿は都心から90分と案内する。駐車場は60台、無料で予約もいらない。

国道140号を秩父方面へ進めば雁坂トンネルを抜けて埼玉へ出られる。山を越える道の手前にある湯、という位置づけでもある。

Day Trip

川浦温泉の日帰り入浴

  • 西沢渓谷
  • 恵林寺
  • ほったらかし温泉

西沢渓谷は宿から車で15分ほど。紅葉の時期は歩いてから湯に入る人が多くなります。

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Best Season

秋・春

春夏秋冬
Benefits
神経痛疲労回復冷え性
所在地Location
山梨県
泉質Spring Quality
単純温泉
最寄駅Nearest Station
JR中央本線 塩山駅(バス・タクシー約35分、宿の送迎あり)/中央道 勝沼IC(車約40分)
東京からFrom Tokyo
約2時間30分
大阪からFrom Osaka
約5時間

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

川浦温泉のよくある質問

Q川浦温泉の泉質は?
A

山県館はアルカリ単純泉とし、楽天トラベルの施設情報にはアルカリ性単純温泉で飲用も可能と登録しています。2本の自家源泉があり、湧出量は毎分1,250リットルと宿は書いています。効き方は人によるので、気になることは医師に確かめてください。

Q源泉かけ流しですか?
A

宿は公式サイトに「源泉100%かけ流しの宿」と掲げ、楽天トラベルの施設情報では「大浴場2ヶ所、混浴露天風呂1ヶ所、貸切風呂(露天風呂付)2ヶ所、全ての浴槽へ100%源泉をそのままかけ流しております」と書いています。加水や循環の記載はありません。

Q信玄の隠し湯というのは本当ですか?
A

宿によれば、川浦の湯は鎌倉時代に不動の滝の右の洞窟で見つかりました。武田信玄が川浦の湯を整備せよと開発を命じた下知状(永禄4年=1561年5月10日)が恵林寺の宝物館に所蔵されており、宿はその写しをロビーに掲げています。信玄が入浴し、武田軍が療養と戦略を練った湯治場だったと宿は書いています。

Q山県館はどんな宿ですか?
A

武田二十四将の一人、山縣三郎右兵衛尉昌景の子孫が営む宿で、現当主が15代目です。湯宿としては安政3年(1856年)に13代当主の山縣信徳が創業し、昭和34年に社名を山県館としました。玄関に昌景の鎧兜が飾られています。総部屋数は34室です。

Q川浦温泉へのアクセスは?
A

JR中央本線の塩山駅からバスかタクシーで35分ほど。塩山駅北口からの送迎もあります(要予約)。車では中央自動車道の勝沼ICから約40分、都心からは90分と宿は案内しています。駐車場は60台で無料です。

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UPDATED 2026.09.24

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