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塩田温泉は兵庫県姫路市夢前町塩田、姫路の市街から北へ車で30分ほどの田園にある。播磨姫路の奥座敷と湯元の宿は名乗る。夢前川の谷の、のどかな田園の温泉である。
300年の湯治場
発見は奈良時代と推定され、湯治場としての歴史も少なくとも300年近くは遡ると湯元うえやまは書く。江戸時代の元文の頃(1736〜41年)には湯治に利用されたという記録が残る。江戸時代には源泉を中心に湯治宿を兼ねた民家が4〜10軒あり、泉質や効能は口伝えで広がって遠方からの湯治客も多かった。文献には「丹波、但州、摂津、備前、四国地方より多数の湯治客ありて諸病の全治せしこと、自然の力、偉なる哉」とあると宿は書く。
明治初期、時の飾西郡長・野口弐実が、播磨唯一の鉱泉である塩田温泉の施設が整っていないことを憂い、多くの人が利用できる温泉地として整備したいと呼びかけた。それに応えて明治7年に創業したのが上山旅館である。明治12年にはオランダ人技術者により良質の温泉であることが認められ、温泉医学と温泉地づくりの指導がなされた。明治18年には村営の共同浴場ができたが、村営では成り立たなくなり、大正2年に上山旅館が経営を引き継いだ。戦後は近隣にボーリングで新たな源泉も生まれて「塩田温泉郷」となり、温泉ブームで賑わったが、バブルの崩壊や阪神・淡路大震災、施設の老朽化、後継者問題で、盛時に5軒あった旅館は現在2軒になっていると宿は率直に書く。
しょっぱいサイダー
自家源泉の泉質は炭酸重曹弱食塩泉、17度前後の冷泉と宿は書く。飲用も可能で「しょっぱいサイダーのような味」、胃腸に良く糖尿病や痛風などにも良いとされる。効き方は人によるので、医師に確かめてから使う。冷泉なので沸かして使うが、大浴場の奥に小さな源泉風呂があり、夏場はそのまま冷泉で入り、冬場は湯を加える。野天風呂はあえてろ過をせず、濃い源泉の成分を楽しめ、ときおり湯の花が浮かぶと宿は書く。
温泉ブームの頃に「新たにボーリングをして温度を高く、湯量を多くしないか」と勧められたが、この源泉場を深く掘れば泉質が大きく変わる可能性があり、泉質が変われば塩田温泉ではなくなる。塩田温泉は自然湧出という稀な温泉と泉質の良さで続いているので、湯元を引き継ぐ者として守り続けると宿は書く。
有馬温泉とは別
同じ兵庫の有馬温泉とは別の温泉である。有馬は神戸の六甲の裏、塩分と鉄の金泉と炭酸の銀泉が湧く日本三古湯。塩田は姫路の北の田園、炭酸と塩分と重曹を一つの冷泉に含む湯で、飲んで楽しむ点で有馬の炭酸泉と通じる。
湯以外の見どころ
姫路城は世界遺産で、姫路駅から夢前へ向かう途中にある。書写山圓教寺はロープウェイで上がる天台宗の古刹で、映画のロケ地になった。夢前町は田園と里山で、宿の名物は自家源泉で煮込む温泉鍋、ゆめそば、もちむぎ麺と宿は書く。
着くまで
JR姫路駅から神姫バスで約35分、または宿の無料送迎で約35分。大阪駅から中国ハイウェイバスで夢前下車。新大阪から姫路まで新幹線で約30分、岡山から約25分。車では中国道の夢前スマートICから姫路方面へ約5分、大阪から約1時間25分、京都から約1時間30分、岡山から山陽道の姫路西ICを経て約1時間45分と宿は案内する。
塩田温泉の日帰り入浴
- 書写山圓教寺
- 姫路城
- 夢前の田園
姫路城と書写山を回って夢前の宿に泊まる一日。日帰りは食事付きプランのみで、日曜以外の昼は休みです。
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
17℃冷鉱泉
2060100℃
秋・春
- 所在地Location
- 兵庫県
- 泉質Spring Quality
- 二酸化炭素泉・塩化物泉・炭酸水素塩泉
- 最寄駅Nearest Station
- JR姫路駅(神姫バス約35分、宿の送迎あり)/中国道 夢前スマートIC(車約5分)
- 東京からFrom Tokyo
- 約4時間
- 大阪からFrom Osaka
- 約1時間30分
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
塩田温泉のよくある質問
Q塩田温泉の泉質は?
自家源泉の泉質は炭酸重曹弱食塩泉で、17度前後の冷泉と湯元うえやまは書いています。飲用も可能で「しょっぱいサイダーのような味」、胃腸や痛風などに良いとされると宿は書きます。冷泉なので沸かして使い、野天風呂はあえてろ過をせず濃い源泉の成分を楽しめると案内しています。効き方は人によるので、医師に確かめてください。
Q塩田温泉の歴史は?
発見は奈良時代と推定され、湯治場としての歴史も少なくとも300年近く遡り、江戸時代の元文の頃(1736〜41年)に湯治に利用された記録が残ると宿は書いています。江戸時代には源泉を中心に湯治宿を兼ねた民家が4〜10軒あり、丹波、但馬、摂津、備前、四国から多数の湯治客が来たと文献にあります。明治初期、飾西郡長の野口弐実が播磨唯一の鉱泉の整備を呼びかけ、明治7年に上山旅館が創業しました。
Q塩田温泉の宿は?
盛時には5軒あった旅館が現在は2軒になっていると湯元うえやまは書いています。うえやまは明治7年創業の元湯で、明治18年にできた村営の共同浴場の経営を大正2年に引き継ぎました。温泉ブームの頃に深く掘って熱く多くする話もあったが、泉質が変わる可能性があるので自然湧出の湯元を守り続けると宿は書いています。
Q塩田温泉で日帰り入浴はできますか?
湯元うえやまは入浴のみの日帰りは受けておらず、昼食や2食が付いた日帰りプランのみと案内しています。日曜以外の昼の営業は休みで、繁忙期や土曜は受けない日があります。
Q塩田温泉へのアクセスは?
JR姫路駅から神姫バスで約35分、または宿の無料送迎で約35分。大阪駅から中国ハイウェイバスで夢前下車。車では中国道の夢前スマートICから約5分、大阪から約1時間25分、岡山から約1時間45分と宿は案内しています。
ほかの温泉地と比べる
UPDATED 2026.09.17



