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和同開珎の里の湯
和銅鉱泉は埼玉県秩父市黒谷、横瀬川のほとりにある。秩父と長瀞のちょうど中間あたり。
この土地の名は、日本の貨幣史とつながっている。秩父観光協会の説明を引くと、慶雲5年(708年)に武蔵の国秩父から我が国最初の自然銅「ニギアカガネ」が産出し、元明天皇に献上された。そこで年号を「和銅」と改め、「和同開珎」が鋳造された。
和銅遺跡は埼玉県の史跡になっていて、宿のすぐ近くにある。秩父鉄道の駅名も「和銅黒谷」だ。
秩父七湯で最も古い
ゆの宿 和どうは、この鉱泉についてこう伝えている。「和銅鉱泉は、武田信玄公が和銅金山を開始した当時より開業したと称する古き歴史を有しております」。
そして名前の由来。「昔、この鉱泉を目薬や切傷に使用し特効したという伝承から、“薬師の湯”と呼ばれております」。
秩父七湯のうちで最も古い歴史を持つ、というのが宿の言い分だ。秩父にはかつて七つの鉱泉があり、そのひとつが新木鉱泉の「御代の湯」(文政10年創業)、もうひとつがこの和銅鉱泉ということになる。
岩鏡と檜扇
大浴場が二つある。名前がいい。
岩風呂「岩鏡」は、秩父蛇紋石を床材に使っている。蛇紋石は深緑色の石に白い筋が入ったもので、蛇の紋様のように見えることからその名がついた。白い筋が多いものは「貴蛇紋」と呼ばれ、国会議事堂の床材にも使われているという。宿は「和どうの浴室にも『貴蛇紋』クラスの蛇紋石があるか探してみるのも一興です」と書いている。
檜風呂「檜扇」は、樹齢2000年の古代檜を浴槽の壁面に使っている。足が触れる場所は石材にして滑りにくくしてある。
どちらにも横瀬川を見下ろす露天風呂が付く。岩鏡の露天からは初夏の青もみじと秋の紅葉、檜扇の大きな露天からは夜の星や月、春の桜、秋のメタセコイヤの紅葉。
夜0時に男女が入れ替わるので、泊まれば両方に入れる。入浴はほぼ24時間可能(23時から24時が入替と清掃、10時から11時が清掃)。
貸切風呂と岩盤浴
貸切風呂「茱萸(ぐみ)」もある。大人2名でゆったり入れる湯舟と、涼めるテラス付き。シャワー・カランが2か所あり、夫婦やカップルだけでなく小さな子ども連れにも好評だという。
さらに貸切の岩盤浴「ヒーリングストーンスパ」。宿は「一般的な岩盤浴とは異なり、無理な発汗を促すものではございません。暑さが苦手な方でも日々の疲れを癒していただくことできます」と説明している。
どちらも日帰りで利用できる(11時から14時50分)。
聖神社と長瀞
和銅遺跡の近くには聖(ひじり)神社がある。和銅の発見と和同開珎の鋳造にちなんで「銭神様」と呼ばれ、金運の神社として知られる。
北へ行けば長瀞の岩畳と舟下り、南は秩父の市街と札所。三峯神社へも車で行ける。宿は秩父と長瀞の中間という位置を活かして、どちらの観光の拠点にもなると案内している。
秩父の二つの鉱泉
秩父市内には、文政10年から湧き続ける新木鉱泉「御代の湯」もある。どちらも冷鉱泉で、どちらも秩父七湯を名乗る。
和銅鉱泉のほうが規模は大きく、露天風呂付き客室や岩盤浴がある。御代の湯は小さな宿で、貸切風呂の料金が時間貸しという気前のよさがある。秩父に二泊するなら、両方に入って比べるのも面白い。
和銅鉱泉の日帰り入浴
- 和銅遺跡と聖神社(銭神様)
- 長瀞の岩畳と舟下り
- 秩父札所めぐり
秩父市内にはほかに新木鉱泉「御代の湯」など、秩父七湯と呼ばれた鉱泉があります。
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
秋・春
- 所在地Location
- 埼玉県
- 泉質Spring Quality
- 硫黄泉・単純温泉
- 最寄駅Nearest Station
- 秩父鉄道 和銅黒谷駅(宿の無料送迎)/関越道 花園IC(車約30分)
- 東京からFrom Tokyo
- 約2時間(西武特急・秩父鉄道経由)
- 大阪からFrom Osaka
- 約5時間30分
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
和銅鉱泉のよくある質問
Q和銅鉱泉の泉質は?
楽天トラベルの施設情報では単純硫黄泉、アルカリ性低張性鉱泉としています。効能は神経痛、冷え性、疲労回復など。秩父観光協会は「刺激が少なく効果の多い泉質は大変良い評判を受けております」と紹介しています。効き方は人によるので、気になることは医師に確かめてください。
Q薬師の湯という呼び名の由来は?
ゆの宿 和どうは、和銅鉱泉は武田信玄公が和銅金山を開始した当時より開業したと称する古き歴史を有し、昔この鉱泉を目薬や切傷に使用し特効したという伝承から「薬師の湯」と呼ばれていると案内しています。
Q和銅遺跡とは何ですか?
秩父観光協会の説明によれば、慶雲5年(708年)に武蔵の国秩父から我が国最初の自然銅「ニギアカガネ」が産出して元明天皇に献上され、年号を「和銅」と改称して「和同開珎」が鋳造されました。和銅遺跡は埼玉県の史跡になっていて、和どうの近くにあります。地名の和銅黒谷もここから来ています。
Qどんな風呂がありますか?
和どうには大浴場が2か所あります。秩父蛇紋石を床材に使った岩風呂「岩鏡」と、古代檜を使った檜風呂「檜扇」。どちらにも横瀬川を見下ろす露天風呂が併設されています。夜0時に男女が入れ替わるので、泊まれば両方に入れます。入浴はほぼ24時間可能で、23時から24時が男女入替と清掃、10時から11時が清掃です。ほかに貸切風呂「茱萸」と貸切の岩盤浴があります。
Q和銅鉱泉へのアクセスは?
秩父鉄道の和銅黒谷駅から無料送迎があります(到着後に連絡する形です)。車なら関越自動車道の花園ICから約30分、練馬ICからは約70分。秩父と長瀞の中間に位置し、三峯神社や札所めぐりの拠点になります。
ほかの温泉地と比べる
UPDATED 2026.09.23



