和銅鉱泉と秩父の御代の湯、秩父七湯の二つ
かつて秩父七湯と呼ばれた鉱泉のうち、いまも宿が続く二つ。和銅鉱泉は秩父市黒谷、横瀬川を見下ろす露天を持つ全38室の宿で、七湯で最も古いと自ら伝える。御代の湯は山あいの小さな宿で、文政10年に見つかったと伝わる。どちらも単純硫黄冷鉱泉を沸かして使う。

和銅鉱泉
埼玉県
埼玉県秩父市黒谷、横瀬川のほとりに湧く鉱泉。秩父七湯のうちで最も古い歴史を持つと宿は伝え、武田信玄が和銅金山を開いた当時から営んでいたと称する。目薬や切り傷に使うと効いたという伝承から「薬師の湯」と呼ばれる。近くには和同開珎の由来となった和銅遺跡(県史跡)がある。一軒宿の和どうが秩父蛇紋岩の岩風呂と古代檜の檜風呂を持ち、どちらにも露天が付く。

秩父温泉
埼玉県
埼玉県秩父市の山あいに点在する鉱泉。かつて「秩父七湯」と呼ばれた湯のひとつ「御代の湯」は、文政10年(1827年)に初代おきくばあさんが恒持神社の神のお導きで見つけたと宿は伝える。単純硫黄冷鉱泉で源泉温度は約15度、加温して使う。つるっとした卵の白身のような肌ざわりから「卵水」とも呼ばれる。秩父札所めぐりや秩父夜祭の拠点にもなる。西武秩父駅からタクシー10分。
数字で比べる
| 項目 | 和銅鉱泉 | 秩父温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 埼玉県 | 埼玉県 |
| 泉質 | 硫黄泉・単純温泉 | 硫黄泉・単純温泉 |
| 泉温 | — | 15℃ |
| 東京から | 約2時間(西武特急・秩父鉄道経由) | 約2時間(西武特急ラビュー経由) |
| 大阪から | 約5時間30分 | 約5時間30分 |
| 最寄り | 秩父鉄道 和銅黒谷駅(宿の無料送迎)/関越道 花園IC(車約30分) | 西武秩父駅(タクシー約10分/定峰行きバス25分「金昌寺」下車徒歩4分)/関越道 花園IC(車約40分) |
| 日帰りで入れる湯 | 和銅遺跡と聖神社(銭神様)/長瀞の岩畳と舟下り/秩父札所めぐり | 秩父札所めぐり(金昌寺など)/三峯神社と秩父神社/羊山公園の芝桜(春) |
| 掲載している宿 | 1軒 | 1軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
湯
和銅鉱泉自家源泉「和銅鉱泉」。単純硫黄冷鉱泉と宿は案内
秩父温泉単純硫黄冷鉱泉、源泉温度は約15度。加温して使う
風呂
和銅鉱泉岩風呂「岩鏡」と檜風呂「檜扇」、どちらも露天付き。夜0時に男女入替
秩父温泉山を見る浴室。規模は小さい
宿
和銅鉱泉全38室、うち14室が露天風呂付き
秩父温泉家族で営む小さな宿
行き方
和銅鉱泉秩父鉄道 和銅黒谷駅から無料送迎。花園ICから約30分
秩父温泉秩父鉄道 秩父駅から車
どちらを選ぶか
両方行くならどちらも秩父市内なので車なら30分ほど。日帰り入浴を重ねて七湯のうち二つをたどる一日にもできる。
それぞれの宿
よくある質問
Q露天風呂があるのはどちらですか?
和銅鉱泉です。岩風呂と檜風呂の両方に横瀬川を見下ろす露天が付き、夜0時の入替で泊まれば両方に入れます。
Q秩父七湯とは何ですか?
かつて秩父にあったとされる七つの鉱泉の総称です。和銅鉱泉はそのうち最も古い歴史を持つと宿が伝えています。