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湯原温泉の代名詞は「砂湯」である。
旭川の河原にある露天風呂で、無料で開放されている。背後には湯原ダムの堤体がそびえ、目の前を川が流れる。ダムと川と湯船が同じ画面に収まる、他に例のない構図をしている。
砂湯
三つの湯船があり、それぞれ温度が違う。川底の砂から湯が湧いていることが名の由来である。
24時間開放されているが、清掃時間があり、増水時は入れない。混浴で、川沿いの開けた場所にある。脱衣所も簡素だ。抵抗がある場合は、温泉街の日帰り入浴施設や宿の湯を利用するとよい。
西日本を代表する露天風呂として名が知られており、遠方から来る人が絶えない。
この温泉地の湯
単純温泉と硫黄泉。無色透明でやわらかく、ほのかに硫黄の香りが立つ。
刺激は強くなく、長く浸かっていられる。河原の露天風呂で外気に当たりながら入る形に合った湯である。
旭川と自然
温泉街は旭川に沿って広がっている。川沿いの遊歩道を歩けば、砂湯まで行ける。
周辺では初夏にヒメボタルが見られる。例年6月頃で、通常のゲンジボタルより小型で明滅の間隔が短い。見られる時期と場所は年により変わる。
上流の湯原ダム湖周辺は紅葉の名所でもある。例年11月頃に色づく。
蒜山と組み合わせる
湯原から北へ行くと蒜山高原がある。放牧地が広がり、ジャージー牛の乳製品で知られる。
大山も同じ範囲にあり、蒜山大山スカイラインを走れば山並みを望める。
南へ下れば真庭の勝山に町並み保存地区がある。暖簾を掲げた町家が続く通りで、湯とあわせて回れる。
砂湯に行くときに
砂湯は無料で24時間開放されているが、いつでも入れるわけではない。
清掃の時間が決まっており、その間は入れない。旭川が増水すれば当然入れない。雨のあとは特に確認が要る。
混浴で、川沿いの開けた場所にある。脱衣所は簡素で、対岸や道路から見える位置にある。抵抗がある場合は、温泉街の日帰り入浴施設や宿の湯を使えばよい。同じ湯には別の形で入れる。
三つの湯船は温度が違う。低いほうから入って体を慣らすと入りやすい。川底から湧いているため、足元の感触も湯船ごとに変わる。
いつ行くか
湯原は季節ごとに見えるものが変わる温泉地である。
初夏、周辺ではヒメボタルが見られる。例年6月頃で、ゲンジボタルより小型で明滅の間隔が短い。時期も場所も年により変わるので、現地で確認することになる。
秋は湯原ダム湖の周辺が色づく。例年11月頃。ダムと紅葉と露天風呂という組み合わせは、ここでしか成立しない。
冬は雪が積もる。露天風呂に雪が落ちてくる景色は見られるが、道路状況を確認してから向かうことになる。
本数の少なさに備える
湯原はバスの本数が多くない。
岡山駅や大阪からの高速バスもあるが、いずれも便が限られる。時刻表を先に見て、帰りの便から逆算して行程を組むほうが確実である。
蒜山や大山、勝山の町並みまで足を延ばすなら、車があるほうがよい。公共交通で行くなら、湯原そのものに滞在して、砂湯と温泉街だけで過ごすという割り切り方が向いている。
歩き方
JR姫新線の中国勝山駅からバスで30分ほど。岡山駅や大阪からの高速バスもある。本数が限られるため、時刻表を先に確認したい。大阪からおよそ3時間。
温泉街は徒歩で回れる規模である。砂湯は温泉街から歩いて行ける。
岡山県北には湯郷温泉、奥津温泉もある。三つ合わせて美作三湯と呼ばれ、続けて訪ねる行程が組める。
湯原温泉の日帰り入浴
- 砂湯(無料・混浴)
- 日帰り入浴施設
- 宿の立ち寄り湯
砂湯は混浴で、増水時や清掃時間は入れません。
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
秋・冬
- 所在地Location
- 岡山県
- 泉質Spring Quality
- 単純温泉・硫黄泉
- 最寄駅Nearest Station
- JR姫新線 中国勝山駅(バス約30分)
- 東京からFrom Tokyo
- 約5時間
- 大阪からFrom Osaka
- 約3時間
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
湯原温泉のよくある質問
Q砂湯は無料で入れますか?
無料です。旭川の河原にある露天風呂で、24時間開放されています。三つの湯船があり、川底の砂から湯が湧いていることが名の由来です。ただし混浴で、川沿いの開けた場所にあります。清掃時間や増水時は入れません。現地の掲示を確認してください。
Q砂湯は混浴ですか?女性でも入れますか?
混浴です。川沿いの開けた場所にあり、脱衣所も簡素です。女性の利用者もいますが、湯浴み着の可否など運用は変わることがあります。抵抗がある場合は、温泉街の日帰り入浴施設や宿の湯を利用してください。
Q湯原温泉へは車がなくても行けますか?
行けます。JR姫新線の中国勝山駅からバスで30分ほど、岡山駅や大阪からの高速バスもあります。ただし本数が限られるため、時刻表を先に確認してから行程を組んでください。温泉街は徒歩で回れる規模です。
Qヒメボタルはいつ見られますか?
湯原温泉の周辺では初夏にヒメボタルが見られます。例年6月頃で、通常のゲンジボタルより小型で明滅の間隔が短いのが特徴です。見られる時期と場所は年により変わるため、現地で確認してください。
湯原温泉の宿

湯原温泉 元禄旅籠 油屋
河原の砂湯で知られる湯原温泉の宿。「元禄旅籠」を名に掲げ、自館の地下から湧く源泉と西洋料理を出す。

湯原温泉 湯めぐりの宿 松の家花泉
湯原温泉の25室の宿。館内に10種の風呂があり、宿はかけ流しと循環などを利用した風呂があると書く。泉質はアルカリ性単純温泉。米子自動車道の湯原IC下車。
UPDATED 2026.08.27


