※ 本ページにはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれます
奥津温泉の湯は、川底から湧いている。
吉井川の流れのなかに源泉があり、その上に浴槽を設けた湯がある。底から湯が上がってくるので、足元の砂が動く。
川と一体の湯
美作三湯のうち、奥津は最も山の奥にある。
湯郷は関西に近く、湯原は旭川の河原に砂湯がある。奥津は吉井川の渓谷に沿って宿が並び、三つのなかで最も静かである。
川底から湧くという条件は、そのまま増水の影響を受けるということでもある。雨が続けば入れない湯がある。
足踏み洗濯
この土地には足踏み洗濯という風習が伝わる。
川辺で湯を使い、足で衣類を踏んで洗う。手ではなく足を使うのは、川に背を向けず、立ったまま作業するためだったとされる。かつては熊などの獣が出る土地だった。
生活の必要から生まれた形である。現在は保存のための実演が行われることがあり、日程は年により変わる。
この温泉地の湯
アルカリ性の単純温泉。無色透明で刺激が少なく、長く浸かっていられる。
肌当たりがやわらかい。強い成分で押してくる湯ではないので、湯そのものを目的にすると物足りなく感じるかもしれない。
ここで効いてくるのは、湯の強さではなく川との距離である。
美作三湯を回る
岡山県北には性格の違う三つの温泉地がある。
湯郷は大阪からおよそ2時間30分で、三湯のなかで最も関西に近い。日帰りの行程が成り立つ。
湯原は旭川の河原に無料の露天風呂「砂湯」があり、背後に湯原ダムの堤体がそびえる。
奥津は最も奥にあり、川底から湧く湯と足踏み洗濯で知られる。
三つを続けて訪ねると、同じ県北でもこれだけ違うのかと分かる。ただしあいだに山があり、公共交通での行き来は現実的ではない。車があれば一泊二日で回れる。
周辺
奥津渓は吉井川がつくった渓谷で、甌穴群がある。川が岩を削ってできた穴が並ぶ景観で、遊歩道から見られる。
紅葉は例年11月上旬から中旬。渓谷が色づく時期は道路が混む。
南へ下れば津山。城跡と城下町の町並みが残り、かつての鉄道の車庫を活用した施設もある。
歩き方
JR姫新線の津山駅からバスで60分ほど。大阪からおよそ3時間30分、東京からは5時間ほどかかる。
バスの本数は限られる。時刻表を先に見て、帰りの便から逆算して行程を組むことになる。
温泉街は川に沿って細長い。徒歩で回れる規模だが、宿の位置によって歩く距離が変わる。
奥津温泉の日帰り入浴
- 公共の浴場
- 宿の日帰り入浴
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
秋
- 所在地Location
- 岡山県
- 泉質Spring Quality
- 単純温泉
- 最寄駅Nearest Station
- JR姫新線 津山駅(バス約60分)
- 東京からFrom Tokyo
- 約5時間
- 大阪からFrom Osaka
- 約3時間30分
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
奥津温泉のよくある質問
Q足踏み洗濯とは何ですか?
川辺で湯を使い、足で衣類を踏んで洗う風習です。かつては熊などの獣から身を守るため、川に背を向けず立ったまま洗ったと伝わります。現在は保存のための実演が行われることがあり、日程は年により変わります。
Q奥津温泉は日帰りでも入れますか?
入れます。公共の浴場や日帰り入浴を受け入れている宿があります。津山駅からバスで60分ほど、大阪からはおよそ3時間30分です。
Q美作三湯とは何ですか?
岡山県北部の湯郷、湯原、奥津の三つをまとめた呼び方です。湯郷は関西から最も近く、湯原は河原の砂湯、奥津は川底から湧く湯と足踏み洗濯で知られます。それぞれ性格が違うため、続けて訪ねると比較になります。
Q奥津温泉はどんな泉質ですか?
アルカリ性の単純温泉です。無色透明で刺激が少なく、長く浸かっていられます。川底から自然に湧く源泉があり、浴槽の底から湯が上がってくる造りの湯もあります。
ほかの温泉地と比べる
奥津温泉の宿

奥津温泉 奇蹟の湯 米屋倶楽部
奥津温泉の17室の宿。自分の源泉を持ち、宿は昔から知られる奥津の美白・美人の湯だと書く。大浴場の壁面は彫刻家・空充秋の作品。貸切風呂も備える。津山駅からバス、院庄ICから車で30分。

奥津温泉 奥津荘
昭和2年(1927年)築、2018年に国の登録有形文化財となった木造旅館。川底から湧く湯をそのまま浴槽にした「鍵湯」は毎分247リットルの足元湧出で、加水・加温・循環なしと宿は明記する。大人だけを受け入れる小さな宿。
UPDATED 2026.08.20


