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板室温泉の那珂川沿いに建つ、創業475年を掲げる宿である。「保養とアートの宿」を名乗り、旅館はジミがいいと書く。ジミは地味、文字通り地の味で、心休める旅館に華美な装飾や過度なサービスは必要かと問い、余計なものは加えず地のままで味わい深い時間を提供するのがいい旅館だとしている。
ぬるめの源泉かけ流し
温泉にゆっくり浸かってほしいから、ぬるめですと宿は書く。古くから下野の薬湯として親しまれてきた板室の温泉は、40度前後の源泉かけ流しで、じんわりと体を芯から温める。源泉名は板室温泉、泉質はアルカリ性単純泉、無色透明である。
風呂は三つ。那珂川のせせらぎを聞きながら入る「露天の湯」、陽光をいっぱいに浴びながら入る「たいようの湯」、やわらかい桧の香りの「ひのきの湯」。露天風呂は2023年2月にリニューアルされた。
温泉のほかに「アタラクシア」がある。韓国の慶州で産出される黄土で造った40度の温かい部屋で、黄土浴用の浴衣に着替えてごろんと横になり、うとうとする。遠赤外線とマイナスイオンの効果があると宿は書くが、効き方は人による。
倉庫美術館
現代美術作家の菅木志雄の倉庫美術館を併設する。24年前の秋に庭に菅氏の「天の点景」が完成したと宿は書く。毎月作家を変えて展覧会を開き、2026年9月は平井明子展。うつわ作家の作品も扱い、公募展も行う。食事の器にはショップで売っているものもある。
南向きの31室
客室は三つの館に分かれる。梅の館は鉄筋コンクリートで和室9、和洋室3、洋室1の13室。那珂川のせせらぎがわずかに聞こえるだけの静かな館で、1階の客室にはベランダがあり、川の向こうの自然と庭を眺める。2階からは借景の山々と那珂川を望む。松の館は木造で洋室10、和室2の12室、竹の館は鉄筋ALC造で和室5、洋室1の6室。
お部屋は陽室です、と宿は書く。泊まる部屋はすべて南向きで太陽を充分に感じられ、夜は暗闇に浮かぶ月と静寂を味わう。全室に床暖房があり、寝室にはあらかじめ寝具を用意し、食事は部屋のテーブルに出す。このほかに源泉かけ流しの個室温泉を備えたアパートメント型の「保養の館」がある。
胡豆昆
料理は「滋味」を掲げる。土地のものをその土地で食す。古来より日本の食卓で親しまれてきた胡豆昆(ごま・まめ・こんぶ)は体を丈夫に作ってくれると宿は書き、季節の食材と胡豆昆の料理を部屋で出す。献立は毎日変わる。カフェ「水琴亭」がある。
着くまで
東北新幹線の那須塩原駅から予約制の送迎タクシーで約30分。東京駅12時12分発の新幹線に合わせた早便と15時12分発に合わせた遅便があり、他の客と相乗りで定員がある。宿泊前日までに予約する。帰りは11時に宿を出る。仙台からも同じ便に合わせられる。
車なら東北道の黒磯板室ICから約17キロ、那須ICから約20キロ、西那須野塩原ICから約22キロ。駐車場は20台で無料。チェックインは14時から17時、チェックアウトは10時30分である。
この宿を選ぶなら
ぬるい湯に長く浸かり、部屋で静かに過ごしたい方に向く。現代美術に興味があるなら、月替わりの展覧会と倉庫美術館がもう一つの理由になる。派手な設備や豪華な料理を求める宿ではない。保養という言葉を、そのまま実行する宿である。
板室温泉 大黒屋のよくある質問
Q大黒屋の湯はかけ流しですか?
40度前後の源泉かけ流しの温泉で、温泉にゆっくり浸かってほしいからぬるめだと宿は案内しています。源泉名は板室温泉、泉質はアルカリ性単純泉で無色透明。古くから下野の薬湯として親しまれてきた湯です。
Q大黒屋の風呂は?
那珂川のせせらぎを聞きながら入る「露天の湯」、陽光をいっぱいに浴びながら入る「たいようの湯」、桧の香りの「ひのきの湯」の三つと宿は案内しています。露天風呂は2023年2月にリニューアルされました。黄土で造った40度の温かい部屋で横になる「アタラクシア」もあります。
Q大黒屋のアートとは?
現代美術作家の菅木志雄の倉庫美術館を併設し、庭には菅氏の「天の点景」があると宿は案内しています。毎月作家を変えて展覧会を開き、うつわ作家の作品も扱い、食事の器はショップで買えるものもあります。
Q大黒屋の客室は?
梅の館が鉄筋コンクリートで和室9、和洋室3、洋室1の13室、松の館が木造で洋室10、和室2の12室、竹の館が鉄筋ALC造で和室5、洋室1の6室と宿は案内しています。全室南向きの陽室で床暖房があり、食事は部屋のテーブルに用意します。源泉かけ流しの個室温泉を備えた「保養の館」もあります。
Q大黒屋の食事は?
「滋味」を掲げ、古来より日本の食卓で親しまれてきた胡豆昆(ごま・まめ・こんぶ)と季節の食材の料理を部屋で出すと宿は案内しています。献立は毎日変わります。
Q大黒屋へのアクセスは?
東北新幹線の那須塩原駅から予約制の送迎タクシーで約30分で、他の客と相乗りになり、宿泊前日までの予約が要ると宿は案内しています。東京駅12時12分発と15時12分発の新幹線に合わせた便があります。車なら東北道の黒磯板室ICから約17キロ、那須ICから約20キロです。チェックインは14時から17時、チェックアウトは10時30分。
似た条件の宿
この宿と共通する条件を持つ、別の温泉地の宿です。並びは共通する条件の数で、順位ではありません。

岩井温泉 浪漫伝承の宿 明石家
鳥取県創業400年と宿は書いている創業400年と宿が書く岩井温泉の18室の宿。約48度の源泉を何も足さずに湯船へ入れる。総ヒノキの男女別浴室、佐治石を使った庭園露天風呂、貸切露天風呂「森の方舟」と貸切サウナがある。岩美駅から送迎あり。

白金温泉 碧の美 ゆゆ
北海道白金温泉の49室の宿。加水も加温も循環もしない100%源泉かけ流しだと宿は書く。源泉53度、pH6.9。日帰り入浴は11時から20時で大人1,200円。旧称は湯元白金温泉ホテル。

ランプの宿 青荷温泉
青森県青森県黒石市沖浦、青荷渓谷の底にある31室の一軒宿。各室に電灯がなく、夜はランプの明かりだけで過ごす。携帯の電波も届かない。風呂は四つあり、宿はすべて源泉かけ流しとしている。1929年(昭和4年)に青森県の歌人、丹羽洋岳が開いたと宿は書く。冬季は一般車両が通行止めになり、送迎バスで山道を30分。
※ 料金・空室・設備・営業状況は変わります。当サイトが掲載しているのは創業年や建築など変わりにくい情報のみです。 最新の情報は予約サイト、または公式サイトでご確認ください。
