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慶応三年から
金谷旅館は、静岡県下田市の河内温泉にある11室の一軒宿である。
創業は1867年(慶応3年)。宿は、江戸の末から始まった当旅館は、時を越え、世代を越えて価値あるものを大切にし続け、皆様に愛されてまいりました、と書いている。
敷地は山あいにあり、金谷山の麓から湧く自家源泉を使っている。創業当初から同じ湯である。
大正四年の檜の箱
この宿の代名詞が「千人風呂」である。
宿は大正4年に建てられたとし、奥行約20メートル、幅5メートル、深さは最深部で約1メートルだと書いている。プールと見紛うこの大浴場は老若男女に愛されてきた、と。
湯舟はもちろん、壁や天井まで木造である。檜の香りのする箱のなかに、20メートルの湯が張ってある。
混浴である。婦人大浴場が別にある今日では主に男性が使っているが、女性も随時、婦人脱衣室から鍵を持って入れる。バスタオルの着用も認められている。
万葉の湯と一銭湯
風呂はほかにもある。
「万葉の湯」は婦人専用の大浴場で、一部が半円構造になっている。宿は、地元の建築職人による確かな技で完成した大浴場だと書いている。木の温もりと癒し、日本の文化を肌で感じられる場所だとしている。
「一銭湯」は貸切風呂である。石畳の小道を抜けた先にひっそりとある。かつて一銭箱に一銭を入れて利用されたことからその名がついた。明治の末頃に造られた宿で最も古い風呂で、当時のまま残っているのは屋根の一部だけだという。
露天風呂は男女別にあり、打たせ湯が付く。外から数寄屋造りの建築美を眺められるのも楽しみの一つだと宿は書いている。
そして、すべての風呂が24時間入浴可能である。
飲める単純泉
宿は湯をこう説明している。
金谷山の麓から汲み上げられる自家源泉の河内温泉による、24時間の掛け流し。弱アルカリ性の単純泉で、低張性・緩和性の泉質。無色透明のサラッとした手触りで、飲用にも適している、と。
痛み、かゆみを和らげ、粘膜の修復作用もあると伝わっているため、かねてより皮膚病に良いとも言われている、とも書いている。効き方は人によるので、気になる点があれば入る前に医師へ確かめておきたい。
数寄屋造りの部屋
本館の客室はすべて数寄屋造りである。
宿は、趣溢れる本館客室は全て数寄屋造りです、目を瞑って一呼吸し、建造当時の空気を感じてください、と書いている。
食事は料理長自ら仕入れる伊豆下田の山海の幸。温泉で調理しているから身体が喜ぶ味に仕上がる、としている。温泉で煮る、という調理法を掲げている宿は少ない。
日帰りで入る
泊まらなくても千人風呂には入れる。
料金は大人1,000円、小学生500円、小学生未満300円。時期によって変動すると宿は断っている。
蓮台寺駅から徒歩3分なので、下田へ行った帰りに寄るという使い方ができる。ただし特急踊り子号は蓮台寺駅に停まらない。
行き方
伊豆急行線の蓮台寺駅から徒歩3分。駐車場は40台で無料である。
チェックインは15時、最終チェックインは21時と遅くまで受け付けている。
周りに店はない。夜は暗い。食事を付けずに泊まるなら、下田か熱海で買い込んでから向かうことになる。
この宿を選ぶなら
風呂を見に行く宿である。大正4年の木造浴場がそのまま使われていて、そこに湯が張ってある。
客室は11室。数寄屋造りの古い建物なので、新しい設備を求める旅には向かない。
下田の海と幕末の史跡を回る旅の宿として使うか、千人風呂だけを目的に行くか。どちらでも成立する。
千人風呂 金谷旅館のよくある質問
Q千人風呂はどんな風呂ですか?
宿は大正4年に建てられたとし、奥行約20メートル、幅5メートル、深さは最深部で約1メートルだと書いています。湯舟だけでなく壁や天井まで檜の木造です。混浴ですが、婦人脱衣室から鍵を持って入ることができ、バスタオルの着用も認められています。
Qほかにどんな風呂がありますか?
婦人専用の大浴場「万葉の湯」、貸切風呂「一銭湯」、男女別の露天風呂があります。万葉の湯は一部が半円構造の木造浴場で、地元の建築職人が手がけたと宿は書いています。一銭湯は明治の末頃に造られた宿で最も古い風呂です。露天風呂には打たせ湯があります。
Q入浴時間は?
宿は、すべての風呂が24時間入浴可能だとしています。昼と夜で違った表情を見せる風呂を楽しむのも一興だと書いています。
Q日帰り入浴はできますか?
できます。宿は大人1,000円、小学生500円、小学生未満300円としています。時期によって料金は変動すると断っています。
Q建物はどんな建物ですか?
宿は1867年(慶応3年)の創業で、本館の客室はすべて数寄屋造りだとしています。千人風呂は大正4年、貸切風呂の一銭湯は明治の末頃に造られたものです。
Qアクセスは?
伊豆急行線の蓮台寺駅から徒歩3分です。ただし特急踊り子号は蓮台寺駅に停まりません。駐車場は40台、無料です。チェックインは15時、最終チェックインは21時です。
似た条件の宿
この宿と共通する条件を持つ、別の温泉地の宿です。並びは共通する条件の数で、順位ではありません。

奥飛騨百姓座敷の宿 藤屋
岐阜県岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根、新平湯温泉のほぼ中央に建つ宿。築二百年の百姓座敷は移築ではなく、実際に百姓座敷として使っていた建物をそのまま使っていると公式サイトは書く。日本源泉湯宿を守る会に提出した調査表では加水も加温も循環もなしと開示している。源泉は一重ケ根温泉1号泉、湧出地の泉温130度を低温泉と混ぜて調整している。貸切露天が二つ、24時間無料。

岩井温泉 岩井屋
鳥取県創業150年創業150年、昔ながらの木造三階建て、全館畳敷きの13室の旅籠。1300年続く山陰最古といわれる岩井の湯を、蛇口の水まですべて源泉かけ流しで使う。名物の「源泉長寿の湯」は直立しても胸まで浸かる深い浴槽で、湯底に敷いた松板の真下から湧く湯をそのまま使う。竹垣に囲まれた露天「背戸の湯」、大浴場「祝いの湯」、貸切「よいまち草」。日本秘湯を守る会の会員宿で、日帰り入浴を受ける。

強首温泉 樅峰苑
秋田県大正6年(1917年)築の小山田家邸宅、昭和41年(1966年)から宿大正6年に大庄屋・小山田家の12代当主が建てた屋敷をそのまま宿にした、国登録有形文化財の7室。千鳥破風と唐破風を重ねた玄関、16メートルの秋田杉の一枚板の廊下、鹿鳴館風の階段室。平成20年に敷地内で掘り当てた含よう素-ナトリウム-塩化物強塩温泉を、加水・加温なしで檜の大浴場と、樹齢380年の樅の木を望む総檜の貸切露天二つにかけ流す。雄物川のモクズガニの川蟹料理。中学生以上、車椅子は不可。日帰りは檜風呂のみ。峰吉川駅から送迎、秋田空港から16分。
※ 料金・空室・設備・営業状況は変わります。当サイトが掲載しているのは創業年や建築など変わりにくい情報のみです。 最新の情報は予約サイト、または公式サイトでご確認ください。