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大仙市強首の田園に建つ、木造2階建ての大庄屋の館である。代々名主を務め、藩主の領内巡視の本陣を務めた小山田家の本宅で、大正6年(1917年)に12代当主・小山田治右衛門が建てた。母屋全体が平成11年10月に国の登録有形文化財に登録され、平成15年12月に日本温泉遺産に認定されたと宿は書く。訪ねた都会人がびっくりする、田舎の本家に泊めてもらったような宿と日本秘湯を守る会は書く。
匠の技
3年前の強首地震で甚大な被害を出した教訓から、建主は耐震性を重視し、宮大工で匠長の井上喜代松を1年間京都に派遣して耐震技術を習得させた。屋根裏までつながる太い柱や、梁と柱を結ぶ木組みの筋交いを入れたと宿は書く。表玄関の屋根は最上部が千鳥破風、中上部が入母屋造り、下部が唐破風という凝った手法で、玄関口の廊下には16メートルの天然秋田杉の一枚板を使う。鹿鳴館風の階段室と秘湯を守る会は書く。敷地内の資料館には家紋入りの人力車や江戸時代の漆塗りの長持など、豪農の遺産が展示されるが、館内参観は当面中止と宿は案内する。
ヨウ素のかけ流し
泉質は含よう素-ナトリウム-塩化物強塩温泉、泉温約49.8度、溶存物質量1キロ中22.24グラム。世界的にも珍しい泉質と宿は名乗る。平成20年2月に敷地内での温泉ボーリングに成功し、毎分246リットル、49度の温泉が自噴したと秘湯を守る会のサイトにある。加水・加温なし、源泉かけ流し。茶褐色に輝く湯に湯の花が舞い、塩分の効いた湯は入りやすいと宿は書く。効き方は人によるので、医師に確かめてから使う。
檜風呂の大浴場は洗面器や椅子にも檜を使う。貸切露天「大樹の湯」「こもれびの湯」は宿泊者専用で、湯屋全体が総檜造り、それぞれの湯船から樹齢380年以上と推定される樅の木を望む。
部屋
7室、全室禁煙。和室6畳は竣工後に改装した部屋で、一人旅にもおすすめと宿は書く。和室8畳は3名まで。和室10畳は大正6年の竣工当時のままの純和風で、欄間や襖、柱に職人の技が施され、角部屋と中部屋の指定はできない。特別室(10畳+10畳)は宿で一室だけ、建材はすべて持山から切り出した材木で、広縁から庭園と樅の木を見る。各部屋にテレビ、冷蔵庫、トイレ、風呂はなく、新聞はロビー、ドライヤーは大浴場の脱衣所。作務衣が出る。
食事
地元食材の郷土料理。裏手の雄物川で獲れるモクズガニを使った川蟹料理が名物で、西仙北産の特別栽培米あきたこまちと一緒に出すと大仙市観光物産協会は書く。夕食は大広間。
日帰り
日帰り入浴は11時から18時、最終受付17時。露天風呂は宿泊者専用で、日帰りは檜風呂の大浴場のみ。
着くまで
JR奥羽本線の峰吉川駅から車で約6分、無料送迎(迎え14時30分〜17時、帰り8時〜10時、前日までに予約)。秋田新幹線の大曲駅から車で約30分、大曲から峰吉川まで奥羽本線で17分。秋田空港から約16分で、空港送迎は搭乗便利用者のみ有料。秋田道の西仙北スマートICから約7分、協和ICから約10分。駐車場は30台、無料。チェックインは15時、チェックアウトは10時。
この宿を選ぶなら
文化財の建物に泊まることを目的にする人、濃い塩の湯をかけ流しで浴びたい人に向く。豪華なサービスはできないと宿自身が書き、子ども不可、車椅子不可、部屋に風呂もテレビもない。それを分かって行く宿である。
強首温泉 樅峰苑のよくある質問
Q樅峰苑の湯はかけ流しですか?
毎分240リットル以上の豊富な湯量を誇る源泉かけ流しと宿は書き、日本秘湯を守る会のサイトには加水・加温なし、源泉かけ流し、内湯2・露天2とあります。含よう素-ナトリウム-塩化物強塩温泉、泉温約49.8度、溶存物質22.24グラムの濃い茶褐色の湯です。効き方は人によるので、医師に確かめてください。
Q樅峰苑の貸切露天風呂は?
「大樹の湯」と「こもれびの湯」の二つで、宿泊者専用の貸切露天風呂と宿は案内しています。湯屋全体が総檜造りで、それぞれの湯船から樹齢380年以上と推定される樅の木を望みます。平成20年3月の新設です。
Q樅峰苑に子どもは泊まれますか?
施設保護のため中学生以上の客を受け入れていると宿は案内しています。当時のままの床を活かすため、キャリーケースを引いて持ち込むことも遠慮してもらっています。バリアフリー未対応で車椅子の人は対応できないと書いています。各部屋にテレビ、冷蔵庫、トイレ、風呂はありません。
Q樅峰苑へのアクセスは?
JR奥羽本線の峰吉川駅から車で約6分、無料送迎があり、迎えは14時30分から17時、帰りは8時から10時で前日までに予約と宿は案内しています。秋田空港から約16分(空港送迎は搭乗便利用者のみ、一人片道1,000円の燃料代)。秋田道の西仙北スマートICから約7分。駐車場は30台、無料です。
似た条件の宿
この宿と共通する条件を持つ、別の温泉地の宿です。並びは共通する条件の数で、順位ではありません。

奥飛騨百姓座敷の宿 藤屋
岐阜県岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根、新平湯温泉のほぼ中央に建つ宿。築二百年の百姓座敷は移築ではなく、実際に百姓座敷として使っていた建物をそのまま使っていると公式サイトは書く。日本源泉湯宿を守る会に提出した調査表では加水も加温も循環もなしと開示している。源泉は一重ケ根温泉1号泉、湧出地の泉温130度を低温泉と混ぜて調整している。貸切露天が二つ、24時間無料。

青根温泉 湯元不忘閣
宮城県慶長年間に湯別当として始まり、当主は21代続くと日本秘湯を守る会に登録している宮城県柴田郡川崎町青根温泉1-1。伊達政宗が訪れた際に「この地忘れまじ」と名付けたと伝わる、仙台藩一門の湯治湯。川崎町は本館・離れ・門・蔵など計7棟が国の登録有形文化財と書く。土蔵の中に造られた蔵湯、木造建築と石風呂が調和する大湯など六つの湯屋があり、蔵湯と半露天の亥之輔の湯は貸切で使える。泉質は単純温泉、加水・加温なしの源泉かけ流し。全14室。日帰り入浴は受けていない。

鉛温泉 藤三旅館
岩手県1786年立ったまま入る深さ1.25メートルの「白猿の湯」を持つ宿。総けやき造りの本館に四つの浴場があり、宿は源泉5本を加熱も加水も循環もせずに使うと書く。旅館部と自炊の湯治部が同じ建物にあり、湯治の形が今も生きている。32室。
※ 料金・空室・設備・営業状況は変わります。当サイトが掲載しているのは創業年や建築など変わりにくい情報のみです。 最新の情報は予約サイト、または公式サイトでご確認ください。
