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別府湾を見下ろす高台に建っている。市街地から坂を上がった観海寺温泉の一角で、着いた時点ですでに海が見えている。
段々の湯から街を見る
棚湯は、斜面に沿って湯船が段になって連なる。
上の段から下の段へ移ると、そのたびに視界が開ける。正面に別府湾、手前に市街。湯に浸かったままの目の高さで、街全体が見渡せる。
夕方から日が落ちるまでの時間が良い。海の色が変わり、やがて街の灯りが一つずつ増えていく。湯に入っている時間が、そのまま景色の変化を見ている時間になる。
日帰り入浴も受け入れている。
別府は八つある
別府を一つの温泉地だと思って来ると、この土地の性格を取り逃がす。
市内には別府、浜脇、観海寺、堀田、明礬、鉄輪、柴石、亀川の八つの温泉地がある。明礬は山の中腹で硫黄の白濁湯が湧き、鉄輪は路地から蒸気が上がる湯治場、観海寺は高台から湾を望む。
この宿を選ぶということは、そのうち「高台からの眺め」を選ぶということだ。白濁湯に入りたいなら明礬へ、湯けむりの街を歩きたいなら鉄輪へ、宿を出て向かうことになる。
共同浴場へ出る
別府は共同浴場の密度が全国で突出している。住宅街の路地に、地元の方が日常的に使う小さな浴場が点在している。
竹瓦温泉には砂湯がある。砂に埋まって温まる入浴法で、別府ならではの体験になる。
宿の湯だけで完結させると、別府の半分も見ないことになる。
着くまで
JR日豊本線の別府駅が起点になる。博多から特急でおよそ2時間、東京からは飛行機で大分空港へ入るのが早い。空港からはバスで一時間ほど。
別府駅から宿までは坂を上ることになる。高台に位置するため、徒歩よりも送迎やタクシーを想定した立地である。
八湯へはそれぞれバス路線があり、車がなくても回れる。別府は公共交通で動ける数少ない大規模温泉地である。
何日いられるか
別府は、滞在日数によって見えるものが変わる。
地獄めぐりは入浴施設ではなく見学地である。海地獄の青、血の池地獄の赤は、湯の成分がそのまま色になったものだ。午前を地獄に使い、午後に湯へ入るという組み立てが素直だろう。
この宿を選ぶなら
大型の宿なので、静けさより眺めと設備で選ぶことになる。子ども連れでも過ごしやすい。
JR別府駅からバスで上がる。地獄めぐりへもバス路線がある。由布院までは高速バスかJR久大本線で一時間前後。
似た条件の宿
この宿と共通する条件を持つ、別の温泉地の宿です。並びは共通する条件の数で、順位ではありません。

盛岡つなぎ温泉 愛真館
岩手県つなぎ温泉の113室のホテル。2001年に造った「庭園縄文風呂」に、ストーンサークルや竪穴式住居をテーマにした露天風呂が並ぶ。泉温65.3度、pH9.1。日帰り入浴は平日大人1,200円。姉妹館ホテル紫苑の湯も無料で使える。

岩井温泉 浪漫伝承の宿 明石家
鳥取県創業400年と宿は書いている創業400年と宿が書く岩井温泉の18室の宿。約48度の源泉を何も足さずに湯船へ入れる。総ヒノキの男女別浴室、佐治石を使った庭園露天風呂、貸切露天風呂「森の方舟」と貸切サウナがある。岩美駅から送迎あり。

秋の宮温泉郷 秋の宮山荘
秋田県秋田県営の41室の温泉旅館。大浴場は男女とも約50坪で、ジャグジー・サウナ・露天風呂・打たせ湯・寝湯・温湯・大浴槽の7種類が並ぶ。日帰り入浴も受け入れる。2026年は外壁工事で露天風呂が11月末まで使えないので、行く前に宿の告知を見ること。
※ 料金・空室・設備・営業状況は変わります。当サイトが掲載しているのは創業年や建築など変わりにくい情報のみです。 最新の情報は予約サイト、または公式サイトでご確認ください。
