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Oita — Onsen Area
別府温泉(大分県)の風景

Photo: 663highland / CC BY 2.5 via Wikimedia Commons

Beppu Onsen

別府温泉

べっぷおんせん

源泉数・湧出量ともに日本一。別府八湯と呼ばれる八つのエリアがそれぞれ違う湯を持ち、街全体が温泉の集積地になっている。

Quality
単純温泉・塩化物泉・硫黄泉・炭酸水素塩泉
Access
JR日豊本線 別府駅
From Tokyo
約2時間30分
From Osaka
約2時間

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別府温泉の宿を見る(2軒)

別府は源泉数・湧出量ともに国内一位で、他の温泉地とは規模の桁が違う。市街地を歩けば、そこかしこの側溝や建物の隙間から湯気が上がっている。

別府八湯という単位

別府を一つの温泉地として捉えると、この土地の性格を取り逃がす。市内には別府、浜脇、観海寺、堀田、明礬、鉄輪、柴石、亀川の八つの温泉地があり、まとめて別府八湯と呼ばれる。

同じ市内でありながら、湯も景色も互いに似ていない。明礬は山の中腹にあり、硫黄を含む白濁湯と、藁葺きの小屋で湯の花を採取する景観が残る。鉄輪は湯治場の性格を色濃く残し、路地のあちこちから蒸気が上がる。観海寺は高台にあって別府湾を一望する。海沿いの浜脇、亀川はまた別の顔を持つ。

どこへ行くかを決めてから宿を選ぶほうがよい。「別府に泊まる」では、体験が決まらない。

日帰りで入る

別府は共同浴場の密度が全国でも突出している。地元の方が日常的に通う小さな浴場が住宅街に点在し、その多くが外来者にも開かれている。

象徴的な一軒が竹瓦温泉である。唐破風の玄関を構えた建物そのものが見どころで、普通の浴場のほかに砂湯がある。砂に埋まって温まる入浴法は、別府ならではの体験になる。

共同浴場は営業時間も休業日も施設ごとに違い、地元向けの運用をしているところも多い。訪れる前に確認しておきたい。

地獄めぐりは入浴ではない

別府といえば地獄めぐりだが、これは入浴施設ではなく見学地である。高温の源泉が噴き上がる様子や、鉄分・硫黄によって色づいた池を見て回る。海地獄の青、血の池地獄の赤は、湯の成分がそのまま色になったものだ。

複数を回るなら共通観覧券がある。地獄めぐりで午前を使い、午後に湯へ入るという組み立てが素直だろう。

八つのうち、どこに泊まるか

八湯はそれぞれ性格が違うので、選び方は目的で決まる。

湯治場の空気を求めるなら鉄輪。山手の斜面にあり、街じゅうから蒸気が上がる。地獄蒸しと石菖を敷いた蒸し風呂があり、自炊しながら長く泊まる貸間の形も残っている。別府らしさがいちばん濃いのはこの地区である。

白く濁る硫黄泉に入りたいなら明礬。鉄輪よりさらに山を上がった場所で、斜面に藁葺きの湯の花小屋が並ぶ。高台なので湯船から別府湾が見える。

駅からの近さを取るなら別府駅周辺。共同浴場が多く、夜に歩いて回れる。海沿いの亀川、静かな堀田、高台の観海寺と、残りの地区もそれぞれ違う湯を持つ。

何日いられるか

別府は、滞在日数によって見えるものが変わる温泉地である。

半日なら、鉄輪で蒸気の街を歩いて一湯。これが現実的な範囲になる。

一泊二日なら、初日に地獄めぐりと鉄輪、二日目に明礬か観海寺。移動に無理がない。

三日あれば、共同浴場を軸に回れる。住宅街に点在する小さな浴場を訪ね歩くというのは、他の温泉地では成立しない過ごし方である。数百円で入れる浴場が市内に数え切れないほどある。

JR別府駅が起点になる。八湯へはそれぞれバス路線があり、車がなくても回れる数少ない大規模温泉地である。

歩き方

JR日豊本線の別府駅が玄関口になる。東京からおよそ2時間30分、大阪からは2時間ほど。大分空港からはバスが出ている。

別府八湯は市内に散らばっており、地区の間はバスか車での移動になる。歩いて回れるのは各地区の中だけである。鉄輪と別府駅前の間は路線バスで20分ほど。

Day Trip

別府温泉の日帰り入浴

  • 竹瓦温泉(砂湯)
  • 市内各所の共同浴場

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Best Season

春・秋・冬

春夏秋冬
Benefits
神経痛筋肉痛疲労回復
所在地Location
大分県
泉質Spring Quality
単純温泉・塩化物泉・硫黄泉・炭酸水素塩泉
最寄駅Nearest Station
JR日豊本線 別府駅
東京からFrom Tokyo
約2時間30分
大阪からFrom Osaka
約2時間

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

別府温泉のよくある質問

Q別府温泉は日帰りでも楽しめますか?
A

楽しめます。別府は共同浴場の数が全国でも群を抜いて多く、地元の方が日常的に使う小さな浴場から、砂湯で知られる竹瓦温泉のような名物施設まで揃っています。JR別府駅を起点にバスで各温泉地へ移動できるため、車がなくても半日で二、三か所は回れます。

Q別府八湯とは何ですか?
A

別府市内に点在する八つの温泉地の総称です。別府、浜脇、観海寺、堀田、明礬、鉄輪、柴石、亀川を指します。同じ市内でありながら泉質も景色も異なり、明礬は硫黄の白濁湯、鉄輪は蒸気が街に立ちこめる湯治場、観海寺は別府湾を見下ろす高台と、それぞれ性格がはっきり違います。

Q地獄めぐりは入浴できるのですか?
A

地獄めぐりは入浴施設ではなく、高温の源泉が噴き出す様子を見学する観光地です。海地獄や血の池地獄など複数の地獄を巡ります。入浴は別に温泉施設を利用してください。共通観覧券があり、複数を回るなら割安になります。

Q別府と湯布院はどちらも行けますか?
A

行けます。別府から由布院までは高速バスやJR久大本線で一時間前後です。性格が正反対の二つの温泉地なので、一泊二日で両方を訪ねる行程は組みやすく、実際に多くの旅程がそう組まれています。

Q別府温泉のベストシーズンはいつですか?
A

通年で楽しめますが、湯けむりが最も立つのは気温の下がる秋から冬です。鉄輪の街に蒸気が流れる光景は冬のほうがはっきり見えます。夏は屋外の地獄めぐりが暑くなるため、朝のうちに回る組み立てが快適です。

UPDATED 2026.08.27

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