川湯温泉と阿寒湖温泉の違い
道東の二つの温泉地。硫黄山から流れてくるpH1.7の強酸性の湯に浸かる川湯と、マリモの湖のほとりでアイヌコタンに隣接する阿寒湖では、湯の性格も町の顔も違う。

川湯温泉(北海道)
北海道
活火山の硫黄山(アトサヌプリ)から4キロ流れてくる、pH約1.7の強酸性の湯。摩周湖の伏流水がマグマで熱せられ、岩盤の上を通って温泉街に届く。加水も加温もしない源泉100%かけ流し宣言を掲げ、殺菌効果が実証された湯と観光協会は案内する。和歌山の川湯温泉とは別の温泉地で、明治36年に浅野清次が開いた。

阿寒湖温泉
北海道
マリモが育つ阿寒湖の南岸に開けた温泉地。アイヌの集落「アイヌコタン」が温泉街に隣接し、冬は湖が全面結氷する。釧路空港から車で1時間。
数字で比べる
| 項目 | 川湯温泉(北海道) | 阿寒湖温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 北海道 | 北海道 |
| 泉質 | 酸性泉・硫黄泉・硫酸塩泉 | 単純温泉 |
| pH | 1.7 | — |
| 東京から | 約5時間(羽田から釧路・女満別空港経由) | 約4時間 |
| 大阪から | 約6時間 | 約5時間 |
| 最寄り | JR釧網本線 川湯温泉駅(バス約10分) | JR根室本線 釧路駅(バス約2時間) |
| 日帰りで入れる湯 | 川湯公衆浴場 湯吉/日帰り入浴を受け付けている宿/川湯温泉の足湯/硫黄山 | 日帰り入浴を受け入れている宿 |
| 掲載している宿 | 2軒 | 2軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
立地
川湯温泉(北海道)摩周湖と屈斜路湖の間。川湯温泉駅からバスで10分
阿寒湖温泉阿寒湖の南岸。釧路駅からバスで2時間、釧路空港から車で1時間
湯
川湯温泉(北海道)酸性・含硫黄・鉄-硫酸塩・塩化物泉、pH約1.7。かけ流し宣言
阿寒湖温泉単純温泉
町
川湯温泉(北海道)温泉川が流れる小さな温泉街。硫黄山まで歩ける
阿寒湖温泉アイヌコタンと土産物店が並ぶ大きな温泉街。冬は湖が結氷
向く人
川湯温泉(北海道)強い酸性の湯そのものを目的にする人、摩周・屈斜路を回る人
阿寒湖温泉湖とアイヌ文化を目的にする人、大型の宿の設備を求める人
どちらを選ぶか
両方行くなら車で1時間ほど。釧路空港から阿寒湖に入り、翌日川湯へ移って摩周湖と屈斜路湖を見る。道東の二つの湯を続けて回る定番の道です。
それぞれの宿
- 川湯温泉 川湯観光ホテル川湯温泉の67室のホテル。宿は川湯温泉唯一の展望大浴場を持つとし、女性大浴場の露天風呂から四季の景色が眺められると書く。浴場はバリアフリーで、車椅子のまま露天風呂まで行ける。女満別空港から車で60分。
- 川湯温泉 お宿欣喜湯 別邸すいかずら硫黄山を源とするpH1.8の強酸性硫黄泉を、加温・加水・循環・塩素消毒を一切せずに自家源泉かけ流しで使う宿。酸が強いため浴場に時計を置けず、電化製品は3年足らずで寿命を迎えると宿は書く。内湯と露天とサウナがあり、温泉街を流れる温泉川を望むリビングカフェを持つ。西館と東館に60室あまりで、一人用のシングルルームがある。日帰り入浴は13時から17時。
よくある質問
Q川湯と阿寒湖はどのくらい離れていますか?
車で1時間ほどです。どちらも阿寒摩周国立公園の中にあり、釧路空港からは阿寒湖のほうが近く、女満別空港からは川湯のほうが近くなります。
Q酸性が強いのはどちらですか?
川湯です。pH約1.7の強酸性で、宿の一つは電化製品が3年足らずで寿命を迎えると書いています。阿寒湖は単純温泉で肌当たりが穏やかです。