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川湯温泉は北海道弟子屈町、摩周湖と屈斜路湖の間にある。和歌山の川湯温泉とは別の温泉地で、こちらは活火山の硫黄山を源にする強酸性の湯である。
硫黄山から4キロ
温泉街の南に硫黄山(アトサヌプリ)がある。今も白い噴気を上げ、硫黄の結晶を生む活火山である。摩周湖の伏流水が地中のマグマで温められ、地上付近の水を染み込ませない岩盤の上を通って、4キロ先の川湯温泉街まで流れてくると摩周湖観光協会は案内している。
温泉街の中心を温泉川が流れる。廃墟になったホテルの配管やゴミが放置されていた川を、町の有志が手作業で清掃して本来の姿に戻した。温泉街再生の象徴だと観光協会は書く。中心部の岩盤テラスでは、岩盤の上を流れる源泉をそのまま見られる。
pH1.7
泉質は酸性・含硫黄・鉄(II)-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉。pH約1.7の強酸性で、強酸性硫化水素を含む明ばん・緑ばん泉は日本でも数少ない火山性特有の泉質だと観光協会は案内している。殺菌効果が実証されているとも書く。
宿の一つは、口に含むとレモンより酸っぱく、五寸釘は1週間ほどで溶けると書いている。酸が強いため設備の劣化が早く、浴場に時計を置けず、電化製品は3年足らずで寿命を迎える。それでも加温・加水・循環・塩素消毒を一切行わない源泉100%かけ流し宣言を守るのが使命だと述べている。
強い湯である。長湯を避け、湯上がりに真水で流す。銀製品は外す。肌の弱い人は短く入る。
セセキペツ
アイヌの人々はこの地を「セセキペツ」、湯の川と呼んでいた。すでに湯の川温泉があったため、川湯温泉と名づけられたと川湯ビジターセンターは書いている。
注目されるきっかけは硫黄山の硫黄採掘だった。昭和6年に釧網線が開通し、鉄道で観光客が訪れるようになって温泉宿が増えた。採掘が終わると湯治場として知られ、昭和9年に国立公園に指定された。川湯温泉の元祖は明治36年8月に入った浅野清次とされる。
摩周と屈斜路
川湯は摩周湖と屈斜路湖の間にある。摩周湖第一展望台へは車で15分ほど、屈斜路湖の砂湯やコタンの露天風呂へも近い。硫黄山へは温泉街から歩ける。つつじヶ原自然探勝路がエゾイソツツジの群落の中を硫黄山まで続き、アカエゾマツの森がある。
冬は氷点下の日が続き、日中でもプラスになることがほとんどない。マイナス10度以下の快晴の朝には、空気中の水分が氷の結晶になって輝くダイヤモンドダストが見られるとビジターセンターは案内している。厳しい寒さの景色を見て、強酸性の湯で温まる。それが川湯の冬である。
着くまで
釧路空港から連絡バスで釧路駅へ45分、釧網本線で川湯温泉駅へ1時間40分、阿寒バスで10分。女満別空港からは網走駅と知床斜里駅を経由して釧網本線で川湯温泉駅へ、または車で1時間30分。中標津空港からは車で1時間30分。
車なら釧路市街から国道391号で2時間30分、網走市街から国道244号と391号で1時間30分。
歩き方
温泉街は小さく、宿と公衆浴場と足湯と温泉川が歩いて回れる。硫黄山まで歩き、戻って湯に入る。
道東を回る旅の途中に置く温泉地である。知床から南下して川湯に泊まり、摩周湖と屈斜路湖を見て阿寒湖へ。あるいはその逆。強い湯なので、連泊するなら一日の入浴回数を抑えたい。
川湯温泉(北海道)の日帰り入浴
- 川湯公衆浴場 湯吉
- 日帰り入浴を受け付けている宿
- 川湯温泉の足湯
- 硫黄山
摩周湖と屈斜路湖の間にあり、道東を回る途中に寄れます。冬は氷点下の日が続き、朝にダイヤモンドダストが見えることがあります。
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
1.7強酸性
0 酸性7アルカリ性 14
冬・夏
- 所在地Location
- 北海道
- 泉質Spring Quality
- 酸性泉・硫黄泉・硫酸塩泉
- 最寄駅Nearest Station
- JR釧網本線 川湯温泉駅(バス約10分)
- 東京からFrom Tokyo
- 約5時間(羽田から釧路・女満別空港経由)
- 大阪からFrom Osaka
- 約6時間
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
川湯温泉(北海道)のよくある質問
Q川湯温泉(北海道)の泉質は?
酸性・含硫黄・鉄(II)-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉で、pH約1.7の強酸性と摩周湖観光協会は案内しています。強酸性硫化水素を含む明ばん・緑ばん泉で、日本でも数少ない火山性特有の泉質だとしています。宿の一つは、口に含むとレモンより酸っぱく、五寸釘が1週間ほどで溶けると書いています。
Q川湯温泉の湯はどこから来るのですか?
今も活動する活火山の硫黄山(アトサヌプリ)です。摩周湖の伏流水が地中のマグマで温められ、水を染み込ませない岩盤の上を通って4キロ先の川湯温泉街まで流れてくると観光協会は案内しています。温泉街の中心を温泉川が流れ、岩盤テラスで岩盤の上を流れる源泉を見られます。
Q川湯温泉の歴史は?
アイヌの人々に「セセキペツ」(湯の川)と呼ばれていましたが、すでに湯の川温泉があるため川湯温泉と名づけられたと川湯ビジターセンターは案内しています。硫黄山の硫黄採掘から始まり、昭和6年に釧網線が開通して観光客が訪れるようになり、昭和9年に国立公園に指定されました。川湯温泉の元祖は明治36年に入った浅野清次とされています。
Q川湯温泉で日帰り入浴はできますか?
できます。公衆浴場「湯吉」があり、日帰り入浴を受ける宿もあります。宿の一つは13時から17時で受け付けています。強酸性の湯なので、長湯を避け、銀製品を外して入ってください。
Q川湯温泉へのアクセスは?
釧路空港から連絡バスで釧路駅へ45分、釧網本線で川湯温泉駅へ1時間40分、阿寒バスで10分と観光協会は案内しています。女満別空港からは網走駅経由で釧網本線、または車で1時間30分。車なら釧路市街から国道391号で2時間30分、網走市街から1時間30分です。
ほかの温泉地と比べる
川湯温泉(北海道)の宿

川湯温泉 川湯観光ホテル
川湯温泉の67室のホテル。宿は川湯温泉唯一の展望大浴場を持つとし、女性大浴場の露天風呂から四季の景色が眺められると書く。浴場はバリアフリーで、車椅子のまま露天風呂まで行ける。女満別空港から車で60分。

川湯温泉 お宿欣喜湯 別邸すいかずら
硫黄山を源とするpH1.8の強酸性硫黄泉を、加温・加水・循環・塩素消毒を一切せずに自家源泉かけ流しで使う宿。酸が強いため浴場に時計を置けず、電化製品は3年足らずで寿命を迎えると宿は書く。内湯と露天とサウナがあり、温泉街を流れる温泉川を望むリビングカフェを持つ。西館と東館に60室あまりで、一人用のシングルルームがある。日帰り入浴は13時から17時。
UPDATED 2026.09.17

