養老牛温泉と川湯温泉、道東の湯を比べる
道東で温泉に入るなら、この二つがよく挙がる。養老牛は標津川の上流の森にある一軒宿で、シマフクロウが現れることがある。川湯は硫黄山の麓の強酸性泉で、温泉街がある。静けさか、湯の強さか。

養老牛温泉
北海道
北海道標津郡中標津町、標津川の上流の森にある温泉。宿は湯宿だいいちの一軒で、窓の外は野鳥の森と渓流である。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物硫酸塩泉で、温泉掛け流しと宿は書く。露天は男7、女5、混浴1。内湯とサウナがそれぞれ男女3ずつあり、川に面した貸切風呂もある。運が良ければ国の天然記念物のシマフクロウが現れる宿としても知られ、ロビーの暖炉の前に餌場と水槽を置いて観察できる環境を作っている。中標津空港から車で30分。

川湯温泉(北海道)
北海道
活火山の硫黄山(アトサヌプリ)から4キロ流れてくる、pH約1.7の強酸性の湯。摩周湖の伏流水がマグマで熱せられ、岩盤の上を通って温泉街に届く。加水も加温もしない源泉100%かけ流し宣言を掲げ、殺菌効果が実証された湯と観光協会は案内する。和歌山の川湯温泉とは別の温泉地で、明治36年に浅野清次が開いた。
数字で比べる
| 項目 | 養老牛温泉 | 川湯温泉(北海道) |
|---|---|---|
| 都道府県 | 北海道 | 北海道 |
| 泉質 | 塩化物泉・硫酸塩泉 | 酸性泉・硫黄泉・硫酸塩泉 |
| pH | — | 1.7 |
| 東京から | 約4時間 | 約5時間(羽田から釧路・女満別空港経由) |
| 大阪から | 約5時間30分 | 約6時間 |
| 最寄り | 中標津空港(車約30分)/釧路(車約90分) | JR釧網本線 川湯温泉駅(バス約10分) |
| 日帰りで入れる湯 | 開陽台展望館/野付半島/摩周湖・屈斜路湖 | 川湯公衆浴場 湯吉/日帰り入浴を受け付けている宿/川湯温泉の足湯/硫黄山 |
| 掲載している宿 | 1軒 | 2軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
湯
養老牛温泉ナトリウム・カルシウム-塩化物硫酸塩泉。掛け流し
川湯温泉(北海道)強い酸性泉。硫黄の香りが濃い
宿
養老牛温泉森の中に一軒。露天が13、サウナも男女3ずつ
川湯温泉(北海道)温泉街に宿が並ぶ。足湯もある
まわり
養老牛温泉開陽台、野付半島、シマフクロウ
川湯温泉(北海道)硫黄山、屈斜路湖、摩周湖
行き方
養老牛温泉中標津空港から車30分
川湯温泉(北海道)JR川湯温泉駅からバス約8分
どちらを選ぶか
両方行くなら二つは車で1時間半ほど。道東を回るなら、摩周湖を挟んで両方に泊まれる。
それぞれの宿
- 川湯温泉 川湯観光ホテル川湯温泉の67室のホテル。宿は川湯温泉唯一の展望大浴場を持つとし、女性大浴場の露天風呂から四季の景色が眺められると書く。浴場はバリアフリーで、車椅子のまま露天風呂まで行ける。女満別空港から車で60分。
- 川湯温泉 お宿欣喜湯 別邸すいかずら硫黄山を源とするpH1.8の強酸性硫黄泉を、加温・加水・循環・塩素消毒を一切せずに自家源泉かけ流しで使う宿。酸が強いため浴場に時計を置けず、電化製品は3年足らずで寿命を迎えると宿は書く。内湯と露天とサウナがあり、温泉街を流れる温泉川を望むリビングカフェを持つ。西館と東館に60室あまりで、一人用のシングルルームがある。日帰り入浴は13時から17時。
よくある質問
Qシマフクロウは必ず見られますか?
見られません。運が良ければ現れる、という宿です。ロビーの暖炉の前に餌場と水槽を置いて観察できる環境を作っていると紹介されています。
Q冬でも行けますか?
行けますが、道東の冬は路面が凍ります。スタッドレスタイヤと時間の余裕を用意して向かってください。