鹿沢温泉と万座温泉、同じ嬬恋村の静と濃
どちらも群馬県吾妻郡嬬恋村にあり、最寄り駅も同じ万座・鹿沢口駅。それでも湯の性格は正反対で、鹿沢はおだやかな炭酸水素塩泉、万座は国内最高水準とされる硫黄泉である。

鹿沢温泉
群馬県
群馬県吾妻郡嬬恋村、湯の丸高原の群馬側にある温泉地。環境省の国民保養温泉地計画の一覧に鹿沢温泉国民保養温泉地計画が載る。日本温泉協会は昔「山の湯」と呼ばれ、長野県東御市からの湯治客が多く、その街道を「湯道」と称したと書く。湯道には一町ごとに百体の道しるべ観音が置かれた。「雪山讃歌」発祥の地でもある。

万座温泉
群馬県
標高1,800メートル、日本でも有数の高所にある温泉地。硫黄の含有量が国内最高水準とされ、乳白色の湯が雲の上で湧いている。
数字で比べる
| 項目 | 鹿沢温泉 | 万座温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 群馬県 | 群馬県 |
| 泉質 | 炭酸水素塩泉 | 硫黄泉・酸性泉 |
| 東京から | 北陸新幹線で軽井沢か上田へ。そこから車で湯の丸を越える。 | 約4時間 |
| 大阪から | — | 約7時間 |
| 最寄り | 上信越自動車道 東部湯の丸ICから車で約40分 | JR吾妻線 万座・鹿沢口駅(バス約40分) |
| 日帰りで入れる湯 | 百体の道しるべ観音/湯の丸高原/湯尻川歩道/湯の丸スキー場 | 宿の日帰り入浴 |
| 掲載している宿 | 1軒 | 2軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
湯
鹿沢温泉炭酸水素塩泉。赤茶色の湯の花が浮く
万座温泉乳白色の硫黄泉。酸性で香りが強い
標高
鹿沢温泉湯の丸高原の群馬側。峠の途中
万座温泉標高1,800メートル、日本有数の高所
規模
鹿沢温泉宿が数軒の静かな場所。外湯めぐりはない
万座温泉スキー場を持つ山上のリゾート
歴史の語られ方
鹿沢温泉百体の道しるべ観音と湯道。雪山讃歌発祥の地
万座温泉硫黄の濃さという数値で語られる
どちらを選ぶか
両方行くならどちらも環境省の国民保養温泉地に関わる土地だが、体への当たり方がまるで違う。万座の硫黄で肌に負担を感じた翌日に鹿沢へ移ると、湯の役割の違いがよくわかる。
それぞれの宿
よくある質問
Q鹿沢温泉と新鹿沢温泉は何が違うのですか?
大正7年の火災で鹿沢の温泉街が壊滅し、源泉のある宿を残して、引湯管を通した先の現在地へ宿が移りました。その新しい側が新鹿沢温泉です。嬬恋村は二つを結ぶ「湯尻川歩道」があると書いています。
Q銀製品は外したほうがいいですか?
万座では外してください。硫黄で変色します。鹿沢は硫黄泉ではないので、その心配はありません。