男鹿温泉郷と乳頭温泉郷の違い
秋田県の海と山、二つの温泉郷。日本海に突き出た半島でナマハゲと石焼料理の男鹿と、ブナの原生林に七つの宿が点在する乳頭では、湯の性格も土地の文化も違う。

男鹿温泉郷
秋田県
日本海に突き出た男鹿半島の北部、坂上田村麻呂が東征の際に見つけて兵を休めたと伝わる湯。佐竹公も好んで入り、明治には石灰岩の採掘に関わる人が使って石山温泉と呼ばれた。海水に似た塩分を含む熱の湯で、ユネスコ無形文化遺産のナマハゲの土地。なまはげ太鼓の常設公演と、熱した石で魚介の汁を煮る石焼料理で知られる。6軒の宿がある。

乳頭温泉郷
秋田県
ブナの原生林に七つの宿が点在する温泉郷。宿ごとに源泉が異なり、白濁した湯から透明な湯まで性格がまったく違う。
数字で比べる
| 項目 | 男鹿温泉郷 | 乳頭温泉郷 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 秋田県 | 秋田県 |
| 泉質 | 塩化物泉 | 硫黄泉・炭酸水素塩泉・塩化物泉 |
| 泉温 | 53℃ | — |
| 東京から | 約5時間30分 | 約4時間 |
| 大阪から | — | 約7時間 |
| 最寄り | JR男鹿線 男鹿駅(予約制の乗合タクシー)/羽立駅(バス約40分) | JR田沢湖駅(バス約50分) |
| 日帰りで入れる湯 | 日帰り入浴を受け付けている宿/なまはげ館・男鹿真山伝承館/入道崎 | 各宿の立ち寄り湯 |
| 掲載している宿 | 2軒 | 2軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
立地
男鹿温泉郷男鹿半島の北部、海を見下ろす斜面に6軒の宿。秋田駅から2時間ほど
乳頭温泉郷田沢湖の奥のブナ林に七つの宿。田沢湖駅からバスで50分
湯
男鹿温泉郷海水に似た塩分を含む塩化物泉。熱の湯
乳頭温泉郷宿ごとに違う硫黄泉や炭酸水素塩泉。白濁の湯から透明な湯まで
文化
男鹿温泉郷ナマハゲ、なまはげ太鼓、石焼料理
乳頭温泉郷湯治場の風情。鶴の湯の茅葺き
向く人
男鹿温泉郷海とナマハゲの文化を目的にする人、白神山地と組む人
乳頭温泉郷湯そのものと山の静けさを目的にする人
どちらを選ぶか
両方行くなら車で2時間30分ほど。秋田の海の湯と山の湯を二泊で回れますが、乳頭の鶴の湯は予約が取りにくいので、そちらを先に押さえます。
それぞれの宿
- 男鹿温泉 湯けむりリゾート セイコーグランドホテル男鹿温泉郷の69室のホテル。宿は「当館には循環設備はありませんので、掛け流しの温泉です」と書く。目の前に樹海が広がる露天風呂があり、脱衣所から浴室の段差を抑えて手すりを置いている。男鹿駅から無料送迎バスあり。
- 元湯 雄山閣男鹿温泉郷で一番の高台に建つ、日本秘湯を守る会の会員宿。自館専用の源泉から噴き出す53度のナトリウム塩化物泉を加水も加温もせずにかけ流し、季節や気温で茶褐色、緑、白と湯の色が変わる。湯の花が多く、源泉から引く管が3か月で詰まると宿は書く。大浴場の湯口はなまはげの口。露天岩風呂があり、名物の石焼料理となまはげ太鼓で知られる。エレベーターはなく、浴場へは階段を30段下りる。
よくある質問
Q男鹿と乳頭はどのくらい離れていますか?
車で2時間30分ほどです。男鹿は秋田市の西の男鹿半島、乳頭は仙北市の田沢湖の奥にあり、秋田県の西と東にあたります。
Q白濁の湯はどちらですか?
乳頭です。宿によって白濁の硫黄泉があります。男鹿は塩分を含む塩化物泉で、宿の一つは季節で茶褐色や緑、白に色が変わると書いています。