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男鹿温泉郷は秋田県男鹿市、日本海に突き出た男鹿半島の北部にある。秋田の奥座敷と呼ばれ、6軒の宿が海を見下ろす斜面に並ぶ。
田村麻呂と石山
伝説では征夷大将軍の坂上田村麻呂が東征の際にこの地で温泉を見つけ、兵を休めたのが始まりだと男鹿温泉郷協同組合は案内している。江戸時代には秋田の殿様佐竹公も好んで入り、温泉番付では小結に挙げられる名湯だった。
明治中期から石山鉱山の石灰岩採掘の現場として発展し、採掘に関わる人が湯を使って石山温泉と呼ばれた。昭和27年頃に採掘が終わると観光開発に転じ、温泉宿が開業した。昭和36年に男鹿温泉郷協同組合が設立された。
熱の湯
男鹿温泉の湯は海水の成分に似た塩分を含む。入浴後に肌についた塩分が汗の蒸発を防ぐため保湿効果が高く、熱の湯ともいわれるとても温まる湯だと協同組合は書く。美肌の湯としても人気だという。
宿の一つは自館専用の源泉を持ち、ナトリウム塩化物泉で53度、加水・加温なしのかけ流しと案内している。湯の花が豊富で、源泉から湯を引く管に湯の花が年輪のように付着し、約3か月で直径10センチ以上の管がびっしり詰まると書く。季節や気温で茶褐色、緑、白と湯の色が変わるという。口にすると塩辛い。
ナマハゲと太鼓
男鹿のナマハゲは国指定重要無形民俗文化財で、ユネスコ無形文化遺産に登録されている。なぜこの風習がこの地に生まれ根付いたのか、今なお多くの謎が残ると協同組合は書く。温泉郷の近くのなまはげ館と男鹿真山伝承館で、その神秘の一端に触れられる。
ナマハゲと和太鼓を融合させた男鹿独自の郷土芸能が「なまはげ太鼓」で、温泉郷で常設公演を行っている。これを見るために遠方から来る客がいるほどだと宿の一つは書く。冬はなまはげ柴灯まつりが開かれる。
石焼料理
その昔、男鹿の荒磯で木舟を操る漁師は、水を張った桶に獲った魚や海藻、ネギを入れ、船内の火鉢の炭火で真っ赤に熱した小石を放り込んで一気に煮込み、味噌で味をつけて昼食にしていた。この漁師料理を観光客にも味わってもらおうと、昭和38年頃に男鹿温泉の宿が座敷料理として考案したと協同組合は案内している。
音と湯気を上げて瞬時に沸き上がる豪快な演出を目の前で楽しむ。目で、耳で、舌で楽しむ男鹿の名物料理だという。
着くまで
秋田駅からJR男鹿線で終点の男鹿駅か、一つ手前の羽立駅へ。男鹿駅からは予約制の乗合タクシー「なまはげシャトル」で、なまはげ館や男鹿水族館に寄りながら温泉郷へ行ける。羽立駅からは路線バスの男鹿北線で約40分。東京から秋田新幹線で秋田駅まで約4時間なので、合わせて5時間30分ほどである。
秋田空港からはエアポートライナー男鹿半島号で約1時間30分。車なら秋田道の昭和男鹿半島ICから国道101号で40分。
歩き方
温泉郷は斜面に宿が並び、坂がある。宿の一つはエレベーターがなく、温泉は1階から階段を約30段下りた場所にあると断っている。
宿に泊まり、夜はなまはげ太鼓、夕食は石焼料理。翌日は入道崎の岬と寒風山、なまはげ館を回る。男鹿半島を一周する旅の宿泊地であり、白神山地への拠点にもなる。
男鹿温泉郷の日帰り入浴
- 日帰り入浴を受け付けている宿
- なまはげ館・男鹿真山伝承館
- 入道崎
宿の日帰り入浴は昼の短い時間に限られ、清掃で入れない日が多いところがあります。電話で確かめてから向かってください。
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
53℃高温泉
2060100℃
夏・冬
- 所在地Location
- 秋田県
- 泉質Spring Quality
- 塩化物泉
- 最寄駅Nearest Station
- JR男鹿線 男鹿駅(予約制の乗合タクシー)/羽立駅(バス約40分)
- 東京からFrom Tokyo
- 約5時間30分
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
男鹿温泉郷のよくある質問
Q男鹿温泉郷の歴史は?
伝説では征夷大将軍の坂上田村麻呂が東征の際にこの地で温泉を見つけて兵を休めたのが始まりで、江戸時代には秋田の殿様佐竹公も好んで入り、温泉番付で小結に挙げられたと男鹿温泉郷協同組合は案内しています。明治中期から石山鉱山の石灰岩採掘に関わる人が使って石山温泉と呼ばれ、昭和27年頃に採掘が終わって温泉宿が開業、昭和36年に組合ができました。今は6軒の宿があります。
Q男鹿温泉の泉質は?
海水の成分に似た塩分を含み、入浴後に肌についた塩分が汗の蒸発を防ぐため保湿効果が高く、熱の湯ともいわれると協同組合は案内しています。宿の一つは自館専用の源泉がナトリウム塩化物泉で53度、加水・加温なしのかけ流しと書き、湯の花が豊富で季節や気温で茶褐色、緑、白と湯の色が変わるとしています。
Qなまはげ太鼓とは?
ナマハゲと和太鼓を融合させた男鹿独自の郷土芸能で、男鹿温泉郷で常設公演を行っていると協同組合は案内しています。男鹿のナマハゲは国指定重要無形民俗文化財で、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。温泉郷の近くになまはげ館と男鹿真山伝承館があります。
Q石焼料理とは?
男鹿の漁師が水を張った桶に魚や海藻、ネギを入れ、炭火で真っ赤に熱した小石を放り込んで一気に煮込み、味噌で味をつけて昼食にしていた料理をもとに、昭和38年頃に男鹿温泉の宿が座敷料理として考案したと協同組合は案内しています。音と湯気を上げて瞬時に沸き上がる演出を目の前で楽しみます。
Q男鹿温泉郷へのアクセスは?
秋田駅からJR男鹿線で男鹿駅か羽立駅へ。男鹿駅からは予約制の乗合タクシー「なまはげシャトル」でなまはげ館などに寄りながら温泉郷へ行け、羽立駅からは路線バスで約40分と宿の一つは案内しています。秋田空港からはエアポートライナー男鹿半島号で約1時間30分。車なら秋田道の昭和男鹿半島ICから国道101号で40分です。
ほかの温泉地と比べる
男鹿温泉郷の宿

男鹿温泉 湯けむりリゾート セイコーグランドホテル
男鹿温泉郷の69室のホテル。宿は「当館には循環設備はありませんので、掛け流しの温泉です」と書く。目の前に樹海が広がる露天風呂があり、脱衣所から浴室の段差を抑えて手すりを置いている。男鹿駅から無料送迎バスあり。

男鹿温泉郷 元湯 雄山閣
男鹿温泉郷で一番の高台に建つ、日本秘湯を守る会の会員宿。自館専用の源泉から噴き出す53度のナトリウム塩化物泉を加水も加温もせずにかけ流し、季節や気温で茶褐色、緑、白と湯の色が変わる。湯の花が多く、源泉から引く管が3か月で詰まると宿は書く。大浴場の湯口はなまはげの口。露天岩風呂があり、名物の石焼料理となまはげ太鼓で知られる。エレベーターはなく、浴場へは階段を30段下りる。
UPDATED 2026.09.17


