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塩と硫黄が混ざる湯
金太郎温泉の湯は、全国でも珍しい組み合わせでできている。硫黄の匂いがするのに、口に入れると塩の味がする。酸味はない。
硫黄泉というと草津や万座のように酸っぱい湯を思い浮かべる人が多いので、初めて入ると拍子抜けする。味も匂いも、ふつうの硫黄泉とは別のものである。
成分は濃い。長湯より、短く入って休むほうが体に合う。泉質の正式な表記と源泉温度は宿の記事に書いた。
泊まらなくても入れる
金太郎温泉には、日帰り温泉施設が併設されている。
夜遅くまで開いているので、富山を車で回った帰りに寄れる。立山黒部や黒部峡谷を見た日の締めに使える。
浴場そのものは全国から集めた石を使った大がかりなもので、屋内に山をひとつ作ったような造りになっている。詳しくは宿の記事に書いた。
一軒宿という形
金太郎温泉は、この宿だけで温泉地になっている。
90室という規模があり、宴会場も会議室もある。山の中のひなびた一軒宿とはまったく違う形の「一軒宿」である。
宿泊棟は光風閣と呼ばれる。日帰り施設のカルナの館と並んで建っていて、魚津の田んぼの中に大きな建物が二つ見える形になっている。
魚津は蜃気楼と埋没林の町でもある。魚津埋没林博物館には、約2000年前の杉の根が水中に保存されている。
魚津という町
金太郎温泉があるのは、富山県魚津市である。
魚津は蜃気楼の町として知られる。春先、富山湾の上に対岸の景色が浮かび上がる。気温と海水温の差で光が屈折する現象で、見える日は限られる。
埋没林もある。海岸の地下から、太古の杉の根が立ったままの形で見つかった。いまは水に沈めた状態で保存されていて、博物館で見られる。
蜃気楼と埋没林。どちらも海に関わる現象で、どちらも魚津にしかない。湯を目的に来ても、半日は外で過ごせる。
立山と黒部の入口
魚津は、立山黒部アルペンルートと黒部峡谷鉄道の両方に手が届く位置にある。
北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅が近く、そこから宇奈月へ出れば黒部峡谷のトロッコ電車に乗れる。立山へは富山側から入る。
山を一日歩いて、下りてきて湯に入る。富山の東側を回る行程に、温泉を一つ挟みたいときの選択肢になる。
富山湾の魚もある。冬は寒ブリ、春はホタルイカ。湯と魚と山が、狭い範囲に揃っている。
着くまで
北陸新幹線の駅から送迎車で10分ほど。あいの風とやま鉄道の魚津駅からも同じくらいで着く。高速道路の出口も近い。
新幹線の駅からこれだけ近い温泉地は多くない。立山黒部アルペンルートや黒部峡谷鉄道へ向かう行程の、前泊や後泊に組み込みやすい位置にある。
金太郎温泉の日帰り入浴
- カルナの館
- 魚津埋没林博物館
- 黒部峡谷鉄道
立山黒部や黒部峡谷へ向かう行程の前後に、湯だけを目的に寄るという使い方ができます。
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
75℃高温泉
2060100℃
秋・冬
- 所在地Location
- 富山県
- 泉質Spring Quality
- 硫黄泉・塩化物泉
- 最寄駅Nearest Station
- あいの風とやま鉄道 魚津駅(送迎車約10分)
- 大阪からFrom Osaka
- 約3時間30分
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
金太郎温泉のよくある質問
Q金太郎温泉の泉質は?
食塩泉と硫黄泉が混ざる、国内でも珍しい泉質です。硫黄の匂いがするのに味は塩辛く、酸っぱくありません。正式な表記と源泉温度は宿の記事に書きました。
Qかけ流しですか?
宿は100パーセント掛け流しだと書いています。加水や循環についての記載は見当たりません。
Q日帰りでも入れますか?
入れます。併設の日帰り温泉施設があり、夜遅くまで開いています。時間と料金は宿の案内で確かめてください。
Q大浴場はどんな造りですか?
全国から集めた石を組み上げた大がかりな浴場です。屋内に山をひとつ作ったような造りで、総面積は1,100坪あります。
ほかの温泉地と比べる
UPDATED 2026.10.03



