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Toyama — Onsen Area
みくりが池温泉(富山県)の風景

Photo: Alpsdake / CC BY-SA 4.0 via Wikimedia Commons

Mikurigaike Onsen

みくりが池温泉

みくりがいけおんせん

立山・室堂平、標高2410メートルに湧く日本一高所の天然温泉。1957年に山小屋として始まった一軒宿が源泉名も温泉地名も兼ねる。源泉は真下の地獄谷にあり、高低差100メートル、340メートルの距離をポンプで汲み上げる。単純酸性泉でpH2.28、泉温45度、無加水・無加温の100パーセント源泉かけ流し。うす乳白色で硫化水素臭と酸味がある。マイカーは入れず、アルペンルートの乗り物を乗り継いで室堂から歩く。

Quality
酸性泉
Access
立山黒部アルペンルート 室堂ターミナル(徒歩約15分)/富山地方鉄道 立山駅からケーブルカーと高原バスで約1時間30分
From Tokyo
約4時間30分(北陸新幹線で富山、立山駅経由)
From Osaka
約5時間30分
pH
2.28
Temp
45 ℃

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みくりが池温泉の宿を見る(1軒)

標高2410メートルの湯

日本でいちばん高い場所にある天然温泉が、立山の室堂平にある。みくりが池温泉。標高2,410メートル、室堂ターミナルから石畳の道を15分ほど歩いた先に、一軒だけ建っている。

温泉地といっても、宿は一つしかない。源泉名も「みくりが池温泉」で、宿の名前と同じだ。1957年(昭和32年)8月13日、先々代の尾近八郎右衛門が友人と二人で山小屋として開いた、と宿は歴史を公開している。今は3代目が継いでいる。

地獄谷から汲み上げる

湯は宿の下にある地獄谷から来る。噴気地帯から吹き出す高温の水蒸気を使った源泉で、ガス抜きをしたあと、高低差100メートル、距離340メートルをポンプで汲み上げている。宿は「約100mの高低差がある地獄谷で日々のお湯の管理を行っています。のぼりくだりでヘトヘトになります」と書いている。毎日その坂を上り下りして守っている湯だ。

泉質は単純酸性泉、pH2.28、泉温45.0度。加水なし、加温なし、源泉かけ流し100パーセント。うす乳白色で硫化水素の匂いがして、なめると酸味がある。標高2,400メートルの山の上で、これだけ素性のはっきりした湯に入れる場所は他にない。

浴室は男女別の展望内湯が一つずつ。露天はない。風が吹き抜ける稜線の上でそれは当然だろう。浴槽はぬるめと熱めに分かれている。宿泊の人は朝8時から9時の清掃時間を除いて23時間入れて、帰る日も16時まで使える。

季節営業である

ここは通年営業ではない。立山黒部アルペンルートの開通期間に合わせた季節営業で、2026年度は4月15日から11月24日宿泊まで。冬は閉じる。11月4日以降は室堂から宿まで歩くだけでも冬山装備が必要になると宿は書いている。

予約は必須で、当日満室なら断られる。じゃらんや楽天からも予約できるが、11月以降は公式ページと電話のみになる。

高所であることの意味

宿の案内には、他の温泉宿ではまず見ない注意書きが並ぶ。高山病にかかるリスクがあるから体調を整えて来てほしい。心臓病、高血圧、糖尿病などの持病がある人や妊娠中の人は医師に相談してほしい。乳幼児は夜間の医療体制がない地域なのですすめられない。

これは脅しではなく、標高2,410メートルという場所の現実だ。平地より8度から10度気温が低く、道は険しく滑りやすい。ハイヒールやサンダルは安全面からすすめないと書いてある。山の装備で来る場所だと考えたほうがいい。

みくりが池

宿の名の由来になった池は、古くは御厨ヶ池と書いた。神様の台所という意味で、神聖な池としてあがめられていたと宿は説明する。周囲600メートル、深さ15メートルの火山湖で、雨が降っても伏流水となって地獄谷へ抜けるため満水にならない。

風が止まると湖面に立山の山々が映る。ただしこの穏やかな池も、立山曼荼羅では地獄の一つとして描かれている。信仰の山の上にある温泉だということが、こういうところに出る。

泊まるということ

食事は、材料を荷上げして仕込みから始まる。和食中心で、富山の海の幸と山の幸を使った献立が季節ごとに変わる。日帰り温泉、喫茶みくり、レストランみくり、モンベルショップを併設した売店もあって、通りがかりの登山者やトレッキング客も立ち寄れる。

宿は日本秘湯を守る会に加わっている。山小屋であり、秘湯の宿であり、日本一高い温泉でもある。室堂までの交通費は安くないが、ここでしか成立しない一泊であることは間違いない。

Day Trip

みくりが池温泉の日帰り入浴

  • みくりが池と立山三山の展望
  • 地獄谷の噴気地帯(展望のみ)
  • 雪の大谷(開通直後の時期)

地獄谷は火山ガスのため一般の立ち入りができません。展望台から見る形になります。

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Temperature

45℃高温泉

2060100℃

pH

2.28強酸性

0 酸性7アルカリ性 14

Best Season

夏・秋

春夏秋冬
Benefits
神経痛筋肉痛関節痛疲労回復
所在地Location
富山県
泉質Spring Quality
酸性泉
最寄駅Nearest Station
立山黒部アルペンルート 室堂ターミナル(徒歩約15分)/富山地方鉄道 立山駅からケーブルカーと高原バスで約1時間30分
東京からFrom Tokyo
約4時間30分(北陸新幹線で富山、立山駅経由)
大阪からFrom Osaka
約5時間30分

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

みくりが池温泉のよくある質問

Qみくりが池温泉の泉質は?
A

源泉名はみくりが池温泉、泉質は単純酸性泉でpH2.28、泉温45.0度(湧出地点で測定)と宿は公表しています。源泉かけ流し100パーセント、加水なし、加温なし。色はうす乳白色、硫化水素臭と酸味があります。効能として神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進を挙げています。効き方は人によるので、医師に確かめてください。

Qなぜ日本一高い温泉と呼ばれるのですか?
A

標高2,410メートルの室堂平にあり、日本でいちばん高い場所にある天然温泉だからです。宿は1957年(昭和32年)8月13日に日本一高所の温泉として開業したと書いています。源泉は宿の下にある地獄谷から吹き出す高温の水蒸気を使ったもので、ガス抜きをしたあと、高低差100メートル、距離340メートルをポンプで汲み上げています。

Qいつ営業していますか?
A

立山黒部アルペンルートの開通期間に合わせた季節営業です。宿は2026年度の営業期間を4月15日から11月24日宿泊までと案内しています(6月に休館工事期間あり)。11月4日以降は室堂から宿までの歩行にも冬山装備が必要で、予約は公式ページと電話のみになると書いています。

Q日帰り入浴はできますか?
A

できます。受付時間は9時から16時までと宿は案内しています。フェイスタオルの販売とバスタオルの貸し出しがあります。状況により予告なく中止する場合があるとも書いているので、日帰り目的なら当日の確認をおすすめします。

Q高山病が心配です。気をつけることは?
A

宿自身が、標高2,410メートルの高所にあるため高山病にかかるリスクがあり、体調を整えて来てほしいと案内しています。心臓病や高血圧、糖尿病などの持病がある人、妊娠中の人はかかりつけの医師に相談を、乳幼児は夜間の医療体制がない地域なのですすめられない、と明記しています。立山は平地より8度から10度気温が低く、道も険しく滑りやすいので、靴と服装は山を歩く前提で用意してください。

UPDATED 2026.09.23

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