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Tokyo — Onsen Area
奥多摩温泉(東京都)の風景

Photo: Hasec / CC0 via Wikimedia Commons

Okutama Onsen

奥多摩温泉

おくたまおんせん

東京都西多摩郡奥多摩町、多摩川の氷川渓谷沿いに宿が数軒。源泉は湖底に沈んだ湯だ。昭和32年の小河内ダムの建設で奥多摩湖に沈んだ小河内温泉の源泉を、平成3年にポンプで汲み上げて町の宿数軒に配湯していると宿は書く。源泉名は鶴の湯温泉、アルカリ性単純硫黄泉で源泉温度29.6度。別に麻葉の湯という源泉もあり、奥多摩町には源泉が4つあると宿は案内する。JR奥多摩駅から徒歩数分で、新宿から2時間かからない。

Quality
硫黄泉・単純温泉
Access
JR青梅線 奥多摩駅(徒歩2〜7分)
From Tokyo
約2時間
From Osaka
約5時間30分
Temp
29.6 ℃

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奥多摩温泉の宿を見る(2軒)

湖に沈んだ湯を汲み上げる

奥多摩の湯には、他ではあまり聞かない来歴がある。玉翠荘の説明を借りる。昭和32年の小河内ダムの建設により、奥多摩湖の湖に沈んだ場所には、かつて人々が湯治場として利用していた小河内温泉があった。湖底に沈んだ幻の温泉といわれた源泉は、その後、復活を希望する声により平成3年にポンプで汲み上げられ、奥多摩の宿数軒に配湯された。地元の方々の努力により、かつて人々を癒やしたお湯を楽しむことができるようになった――。

つまり、いま入れる湯は一度失われたものだ。水没した源泉を34年後に汲み直したという話は、温泉地の成り立ちとしてはかなり変わっている。

鶴の湯温泉と麻葉の湯

源泉名は鶴の湯温泉。泉質はアルカリ性単純硫黄泉、源泉温度は29.6度と玉翠荘は載せる。硫黄の匂いがほのかに香る美肌の湯だという。29.6度では体温より低いので、沸かして使うことになる。

町にはもう一つ、氷川郷麻葉の湯という源泉がある。こちらを使う三河屋旅館は、奥多摩町に4つある源泉の一つと書き、源泉温度14.2度、加温・循環ろ過と明記している。泉名の由来も説明されていて、この地は朝廷にも献上されるほどの上質な麻が採れたことから「麻葉の里」と呼ばれ、強く丈夫な麻のように客の健康を願ったのが名の由来だという。

二軒とも正直に加温と書いている。熱い湯が自噴する温泉地ではない。それでも硫黄の香りは残る。

渓谷を見る内風呂

奥多摩の宿は渓谷にせり出すように建つ。玉翠荘はどの部屋からも眼下に多摩川が見え、風呂は男湯が地下1階、女湯が地下4階の内風呂。三河屋旅館の風呂は別棟の展望風呂で、開放的な窓から一面の緑と清流が見える。

露天はない。代わりに、大きな窓ごしに渓谷を正面から見る。岩風呂に浸かって空を見上げるのとは別の気持ちよさがある。

檜原温泉との違い

同じ東京の山にある檜原温泉とは別の湯である。檜原は檜原村・数馬の温泉で、宿と日帰り施設が村の奥にある。奥多摩は奥多摩町の氷川、駅から歩ける場所に宿が並ぶ。電車で行くなら奥多摩のほうが楽で、車で奥へ分け入るなら檜原という選び方になる。

湯以外の見どころ

奥多摩駅から歩いてすぐ、氷川渓谷の遊歩道が多摩川沿いに伸びる。バスで西へ上がれば日原鍾乳洞、さらに行けば奥多摩湖――源泉が沈んでいる湖そのものだ。湖の底に温泉があったと知ってから見る水面は、少し違って見える。登山の拠点でもあり、雲取山や御前山に登った帰りに湯へ寄る人が多い。

着くまで

JR新宿駅から青梅線経由で奥多摩駅まで約100分。玉翠荘は駅から徒歩2分、三河屋旅館は徒歩5〜7分と案内している。車なら圏央道の青梅ICから約40分、中央道の八王子ICから国道411号で約70分。宿の駐車場は台数が少なく、玉翠荘は8台、三河屋旅館は10台。満車の場合は町営駐車場を使うことになる。

Day Trip

奥多摩温泉の日帰り入浴

  • 氷川渓谷遊歩道
  • 日原鍾乳洞
  • 奥多摩湖

朝に奥多摩湖まで上がり、午後に氷川渓谷を歩いて湯に入る。日帰りでも成立しますが、泊まると夜の静けさが違います。

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Temperature

29.6℃低温泉

2060100℃

Best Season

秋・春

春夏秋冬
Benefits
神経痛筋肉痛疲労回復
所在地Location
東京都
泉質Spring Quality
硫黄泉・単純温泉
最寄駅Nearest Station
JR青梅線 奥多摩駅(徒歩2〜7分)
東京からFrom Tokyo
約2時間
大阪からFrom Osaka
約5時間30分

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

奥多摩温泉のよくある質問

Q奥多摩温泉の泉質は?
A

宿の一つは源泉名を鶴の湯温泉、泉質をアルカリ性単純硫黄泉、源泉温度を29.6度と案内しています。硫黄の匂いがほのかに香る美肌の湯としています。別の宿は氷川郷麻葉の湯という源泉を使い、源泉温度14.2度で加温・循環ろ過と明記しています。どちらも低温の湯なので沸かして使います。効き方は人によるので、気になることは医師に確かめてください。

Q源泉が湖に沈んだというのは本当ですか?
A

宿はこう説明しています。昭和32年の小河内ダムの建設により奥多摩湖に沈んだ場所には、かつて人々が湯治場として利用していた小河内温泉があった。湖底に沈んだ幻の温泉といわれた源泉は、復活を希望する声により平成3年にポンプで汲み上げられ、奥多摩の宿数軒に配湯された。地元の方々の努力によるものだとしています。

Q日帰り入浴はできますか?
A

宿によります。氷川の三河屋旅館は11時から16時(終了時間は変動あり)で日帰り入浴を受けると案内しています。玉翠荘は公式サイトで日帰り温泉を休止中と告知しているので、行く前に確かめてください。町営の日帰り施設もあります。

Q奥多摩温泉に露天風呂はありますか?
A

駅前の二軒はどちらも内風呂です。玉翠荘は男湯・女湯とも内風呂のみ、三河屋旅館は窓から奥多摩の山と清流を眺める展望風呂と案内しています。露天ではなく、大きな窓ごしに渓谷を見る湯です。

Q東京駅や新宿からどのくらいかかりますか?
A

JR新宿駅から青梅線経由で奥多摩駅まで約100分と宿は案内しています。奥多摩駅から宿までは徒歩2分から7分。車なら圏央道の青梅ICから約40分、中央道の八王子ICから国道411号で約70分です。

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UPDATED 2026.09.23

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