※ 本ページにはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれます
勝浦川を見下ろす高台
月ヶ谷温泉は徳島県勝浦郡上勝町福原平間。勝浦川を見下ろす高台にある。
徳島市から南東へ車で約1時間。宿は町の位置をこう書く。「東には、勝浦三山と呼ばれている雲早山(標高1495.9m)、高城山(1,628m)、高丸山(1,439m)を望み、町の中心には、清流勝浦川(二級河川)が流れています。町から見える風景は山が近く、山々の木々の一本一本までが見てとれます」。
山が近い。それがこの土地の第一印象になる。
十五度の冷泉を、山から引く
源泉は宿の足元にはない。
宿の説明を引く。「源泉は月の宿から1.5km離れた霊山月ヶ谷にあり、岩の亀裂から自然湧出する冷泉をパイプ輸送しています」。
泉温は15度。冷鉱泉である。宿は温泉成分表を公開していて、原泉名は月ヶ谷温泉、泉質はアルカリ性単純硫黄冷鉱泉(低張性アルカリ性冷鉱泉)と記載されている。
15度では入れないので、沸かして使う。温泉法上の温泉であることと、そのまま入れることは別の話だ。ここは前者にあたる。
刺激は少ない。宿は肌にやさしい湯と案内している。
薬師如来が告げた霊水
この湯の由来として、宿が伝えている話がある。
「昔、弘法大師様がこの地で修行をしている時、霊山月ヶ谷の岩場に薬師如来が出現し『この霊水は万病を駆除する薬泉なり、これ如来の衆生救済の一ツなり』と告げられ、お大師様が是を民に伝え広げたとされます」。
薬師如来は医薬の仏である。温泉の開湯伝説によく登場する。弘法大師と組み合わさると、四国では特に強い説得力を持つ。
上勝町には四国霊場20番札所鶴林寺の奥の院にあたる慈眼寺がある。巡礼の道筋にある土地だ。
二階の岩風呂から川を見る
浴場は1階と2階にある。宿は隔日の男女入れ替え制としている。
2階は阿波の青石を配した岩風呂。青石は徳島の石で、緑がかった色をしている。宿は「岩風呂にはベンチに座って勝浦川を一望できるスペースもあります」と書いている。
各浴場とも主浴槽に気泡湯とジェットがあり、サウナと水風呂も備わる。1階は更衣室を挟んで二か所に分かれている。
日によって入る浴場が変わるので、二泊すれば両方を試せる。
葉っぱとゼロ・ウェイスト
上勝町は、温泉より先に別のことで名前が知られている。
ひとつは「彩(いろどり)事業」。料理に添えるつまものとして葉っぱを出荷する事業で、宿は「主役は、おじいちゃん、おばあちゃんです」と書いている。山の木の葉が商品になる。
もうひとつは「ゼロ・ウェイスト宣言」。ごみをゼロにする運動で、町のごみステーションでは住民が細かく分別する。海外からの視察も来る。
宿はこう書いている。「そんな上勝町を『ただの山間部の田舎』と思った貴方。少し待ってください」。
温泉に入りに来て、町の仕組みを見て帰る。そういう旅ができる場所である。
山と滝と苔
上勝町には、歩く材料がいくつもある。
山犬嶽は苔で知られる山だ。宿は「落葉原生林の中に88ヵ所の石仏があります。巨石郡と水苔など、まるごと自然の聖域」と書いている。
百聞滝は殿川内渓谷にあり、歩道が滝の間近まで続く。高丸山は標高1,439メートルで、駐車場から1時間ほどで頂上に着く。昭和52年に徳島県の保全地域に指定されたブナ林が残る。
慈眼寺の上には禅定ヶ洞窟がある。
道の幅に注意
行き方について、宿が出している注意がひとつある。
「県道16号線は上勝町役場を過ぎると、道幅が狭くなります、十分にご注意ください」。
大阪から約3時間、高松から約2時間30分、松山から約3時間30分。四国のどこから来てもそれなりにかかる。
公共交通なら、徳島駅前バスターミナルから徳島バスの横瀬行きで横瀬西へ、上勝町営バスに乗り換えて月ヶ谷温泉口下車、徒歩5分。乗り換えがあるので時刻表は先に調べておきたい。
月ヶ谷温泉の日帰り入浴
- 山犬嶽
- 百聞滝と殿川内渓谷
- 慈眼寺
- 高丸山
県道16号は上勝町役場を過ぎると道幅が狭くなると宿は注意している。
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
15℃冷鉱泉
2060100℃
春・夏・秋
- 所在地Location
- 徳島県
- 泉質Spring Quality
- 硫黄泉
- 最寄駅Nearest Station
- 徳島駅前から徳島バスで横瀬西へ、上勝町営バスに乗り換えて月ヶ谷温泉口下車、徒歩5分
- 東京からFrom Tokyo
- 徳島阿波おどり空港から車。徳島市内から南東へ約1時間。
- 大阪からFrom Osaka
- 大阪から神戸淡路鳴門自動車道と国道11号・55号、県道16号で約3時間。
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
月ヶ谷温泉のよくある質問
Q泉質は何ですか
宿は温泉成分表を公開しており、原泉名は月ヶ谷温泉、泉質はアルカリ性単純硫黄冷鉱泉(低張性アルカリ性冷鉱泉)、泉温は15度です。冷鉱泉なので沸かして使います。宿は刺激の少ない肌にやさしい湯と案内しています。効き方は人によるので、気になることは医師に確かめてください。
Q源泉はどこにあるのですか
宿から1.5キロ離れた霊山月ヶ谷です。宿は「源泉は月の宿から1.5km離れた霊山月ヶ谷にあり、岩の亀裂から自然湧出する冷泉をパイプ輸送しています」と書いています。宿の足元から湧いているのではなく、山の岩場から引いてきています。
Q弘法大師の伝承とはどんな話ですか
宿が伝えているのはこういう話です。昔、弘法大師がこの地で修行をしているとき、霊山月ヶ谷の岩場に薬師如来が現れ、「この霊水は万病を駆除する薬泉なり、これ如来の衆生救済の一ツなり」と告げた。大師はそれを民に伝え広めた——。薬師如来は医薬の仏で、温泉の伝承によく登場します。
Qお風呂はどうなっていますか
浴場は1階と2階にあり、隔日の男女入れ替え制です。2階は阿波の青石を配した岩風呂で、ベンチに座って勝浦川を一望できるスペースがあると宿は書いています。各浴場とも主浴槽に気泡湯とジェットがあり、サウナと水風呂も備わります。県の条例により7歳以上の子どもの混浴は禁止されています。
Q上勝町はどんな町ですか
人口の少ない山あいの町ですが、二つの取り組みで全国に知られています。ひとつは葉っぱを料理のつまもの用に出荷する「彩(いろどり)事業」。もうひとつは「ゼロ・ウェイスト宣言」で、ごみをゼロにする運動です。宿も「ただの山間部の田舎と思った貴方。少し待ってください」と書いています。
ほかの温泉地と比べる
UPDATED 2026.09.24



