中ノ沢温泉と高湯温泉、福島の硫黄泉ならどっち
どちらも福島県の山の硫黄泉で、酸性の強い湯である。中ノ沢は安達太良山の噴火口近くの沼尻元湯から7キロ引いた湯、高湯は吾妻連峰の中腹に自然湧出する白濁の湯。引き湯で肌当たりが柔らいだ酸か、湧いたままの白い湯か。

中ノ沢温泉
福島県
安達太良山の西麓、磐梯山との間の標高1,000メートルの高原にある温泉街。源泉は安達太良山の噴火口近くに湧く沼尻元湯で、毎分13,400リットルという単一口の自然湧出量は日本一とされ、約7キロを引湯して中ノ沢のすべての宿にかけ流す。pH1.7から2.1の強酸性の硫黄泉だが、長いパイプで揉まれて届くため肌当たりはシルクのようだと温泉郷は書く。沼尻鉱山の全盛期から湯治湯として栄え、名物は笹だんごと中ノ沢こけし。猪苗代駅からバス30分。

高湯温泉
福島県
吾妻連峰の中腹に湧く白濁の硫黄泉。自然湧出の湯を加水せず使う宿が多く、奥州三高湯のひとつに数えられる。
数字で比べる
| 項目 | 中ノ沢温泉 | 高湯温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 福島県 | 福島県 |
| 泉質 | 酸性泉・硫黄泉 | 硫黄泉・酸性泉 |
| pH | 1.85 | — |
| 東京から | 約2時間30分 | 約2時間30分 |
| 大阪から | — | 約5時間30分 |
| 最寄り | JR磐越西線 猪苗代駅(バス約30分) | JR東北新幹線 福島駅(バス約40分) |
| 日帰りで入れる湯 | 日帰り入浴を受ける宿(磐梯西村屋、白城屋、花見屋旅館など)/達沢不動滝(車約10分と徒歩10分)/沼尻スキー場 | 共同浴場 あったか湯/宿の日帰り入浴 |
| 掲載している宿 | 2軒 | 2軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
湯
中ノ沢温泉酸性泉、pH1.7から2.1。毎分13,400リットルの沼尻元湯を7キロ引き、長いパイプで揉まれて肌当たりはシルクのようと温泉郷は書く
高湯温泉酸性の硫黄泉。自然湧出の湯を加水せずそのまま使う宿が多く、白く濁って底が見えない
温泉街
中ノ沢温泉一本道の両側に宿と店。笹だんごと中ノ沢こけし、長期滞在客が多い
高湯温泉山の中腹に宿が点在。温泉街というより宿の集まり
組み合わせ
中ノ沢温泉裏磐梯と猪苗代湖、達沢不動滝、沼尻スキー場
高湯温泉磐梯吾妻スカイライン、福島市の飯坂・土湯と合わせて三つの湯
行き方
中ノ沢温泉猪苗代駅からバス約30分。猪苗代磐梯高原ICから30分
高湯温泉福島駅からバス約40分
どちらを選ぶか
両方行くならどちらも強い酸の湯で、長湯を避け、湯上がりに真水で流す。中ノ沢は硫黄臭がほぼないと宿は書き、高湯は硫黄の香りが強い。同じ酸性硫黄泉でも印象が違う。
それぞれの宿
- 御宿 万葉亭楢の林に囲まれた静かな14室の宿。「大人の旅籠」を名乗り、雑木林の葉ずれの音と渓流の音だけの世界を掲げる。約80度の沼尻元湯から7キロ引いた湯が湯口で50度前後になり、pH1.85の強酸性の硫黄泉を加水加温循環なしでかけ流す。湯船は檜、床と壁はヒバの総木造りの湯殿、二つの陶器の湯船が並ぶ無料の貸切露天風呂、檜風呂付きの「すみれの間」。日本秘湯を守る会の会員宿で、2016年4月にリニューアル。猪苗代駅からバス30分、中ノ沢温泉下車徒歩5分。
- いろり湯の宿 大阪屋中ノ沢温泉の12室の宿。宿は、明治18年に沼尻の源泉から6キロ引湯した経緯と、明治19年の旅館開業以来の湯治場の歴史を書く。53度の強い酸性の硫黄泉。猪苗代駅からバスで約30分。
よくある質問
Q中ノ沢温泉と高湯温泉はどちらが行きやすいですか?
高湯です。福島駅からバスで約40分、東京から2時間30分ほど。中ノ沢は郡山経由で猪苗代駅からバス30分、東京から2時間30分ほどで、乗り換えが一つ多くなります。
Qどちらも白く濁っていますか?
高湯は白濁した湯です。中ノ沢は本来は透明な湯で、源泉付近の湯の花の採取や悪天候で白濁する日があると宿の一つは案内しています。