本文へ移動本文へスキップ
Fukushima — Onsen Area
高湯温泉(福島県)の風景

Photo: Uryah / CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons

Takayu Onsen

高湯温泉

たかゆおんせん

吾妻連峰の中腹に湧く白濁の硫黄泉。自然湧出の湯を加水せず使う宿が多く、奥州三高湯のひとつに数えられる。

Quality
硫黄泉・酸性泉
Access
JR東北新幹線 福島駅(バス約40分)
From Tokyo
約2時間30分
From Osaka
約5時間30分

※ 本ページにはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれます

高湯温泉の宿を見る(2軒)

高湯温泉は吾妻連峰の中腹にある。福島駅からバスで40分ほど、山道を上がった先である。

湯は乳白色に濁る。酸性の硫黄泉で、香りが強い。

加水しないで足りる湯

高湯の特徴は湯量にある。

自然湧出の湯を、加水せずにそのまま使っている宿が多い。浴槽に注ぎ続けて溢れさせる方式が成り立つのは、湧く量に余裕があるからである。

多くの温泉地が循環や加水を併用しているのは、設備の都合というより湯量の制約による。高湯にはその制約が少ない。

湯は白く濁って底が見えない。段差があるので、足を探りながら入ることになる。

強い湯である

酸性の硫黄泉なので、刺激がある。

長湯は避けたほうがよい。湯上がりに真水で流すと負担が軽くなる。銀製品は硫黄で変色するので、指輪やネックレスは外して入ること。

白いタオルが変色することがある。傷があるとしみる。

初めてなら短く入って様子を見る、という入り方になる。

福島市の三つの湯

福島市の周辺には、性格のまったく違う三つの温泉地がある。

飯坂は摺上川沿いの平地にある。無色透明の湯で、成分そのものは穏やかだが湯が熱い。九つの共同浴場が残り、短時間で上がるのが作法になっている。

土湯は吾妻連峰の入口にあたる。こけしの産地としても知られる。

高湯は山の中腹で、白濁した硫黄泉が湧く。

福島駅を起点にすれば、いずれもバスや電車で行ける。同じ市内でこれだけ湯が違うということが、実際に入ると分かる。

磐梯吾妻スカイライン

高湯の先には磐梯吾妻スカイラインが通っている。

吾妻連峰を横断する山岳道路で、標高1,600メートル近くまで上がる。浄土平では火山の荒れた地形が広がり、一切経山の噴気が見える。

冬季は閉鎖される。例年4月頃から11月頃までの開通で、開通直後は雪の壁が残ることがある。

紅葉は例年9月下旬から10月中旬。標高が高いぶん早く、山の上から下りてくる。

この道を通れば、そのまま磐梯山と裏磐梯へ抜けられる。五色沼を歩く行程につながる。

冬に行く

高湯は雪の多い土地である。

白濁した湯に雪が落ちてくる景色は、この温泉地の代表的なものである。ただし山の中腹なので、道路状況の確認が要る。

福島駅からのバスは運行しているが、便が限られる。時刻表を先に見て、帰りの便から逆算して行程を組むことになる。

歩き方

JR福島駅からバスで40分ほど。東京からは東北新幹線で福島まで90分、合計2時間30分ほどになる。

温泉街と呼べるほどの規模はない。山の斜面に宿が点在しているだけである。夜に出歩く場所を探すより、宿で過ごす前提で組むほうが合っている。

共同浴場のあったか湯があり、日帰りでも入れる。

Day Trip

高湯温泉の日帰り入浴

  • 共同浴場 あったか湯
  • 宿の日帰り入浴

山の中腹にあり、冬は道路状況の確認が要ります。

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Best Season

秋・冬

春夏秋冬
Benefits
慢性皮膚病神経痛筋肉痛
所在地Location
福島県
泉質Spring Quality
硫黄泉・酸性泉
最寄駅Nearest Station
JR東北新幹線 福島駅(バス約40分)
東京からFrom Tokyo
約2時間30分
大阪からFrom Osaka
約5時間30分

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

高湯温泉のよくある質問

Q高湯温泉は日帰りでも入れますか?
A

入れます。共同浴場のあったか湯があり、日帰り入浴を受け入れている宿もあります。福島駅からバスで40分ほどです。ただし山の中腹にあるため、冬は道路状況の確認が要ります。

Q高湯温泉の湯はどんな性質ですか?
A

酸性の硫黄泉で、乳白色に濁ります。硫黄の香りが強く、肌に刺激を感じることがあります。自然湧出の湯を加水せずに使っている宿が多く、湯量に恵まれた温泉地です。銀製品は変色するので外して入ってください。

Q飯坂温泉とはどう違いますか?
A

同じ福島市内ですが、性格がまったく違います。飯坂は摺上川沿いの平地にあり、無色透明の湯を九つの共同浴場で熱く使います。高湯は吾妻連峰の中腹にあり、白濁した硫黄泉が湧きます。福島駅を起点にすれば、どちらもバスや電車で行けます。

Q奥州三高湯とは何ですか?
A

福島の高湯、山形の蔵王、山形の白布の三つをまとめた呼び方です。いずれも山の中腹にあり、硫黄を含む湯が湧きます。名に「高湯」を持つことからこう呼ばれてきました。

UPDATED 2026.08.20

Related

似た湯をもつ温泉地

天ヶ瀬温泉の風景
Oita大分県

天ヶ瀬温泉

Amagase Onsen

大分県日田市天瀬町、玖珠川の谷にある温泉。大分県は別府・由布院と並ぶ豊後三大温泉のひとつに数え、川沿いに共同露天風呂「川湯」が点在すると紹介する。簡単な囲いだけのものから完全に開けたものまであり、神田湯と薬師湯では湯あみ着を借りられる。メタケイ酸を含むやわらかい湯で「美肌の湯」と呼ばれる。JR天ヶ瀬駅から歩ける温泉街で、落差20mの桜滝が近い。

単純温泉硫黄泉
網張温泉の風景
Iwate岩手県

網張温泉

Amihari Onsen

岩手県岩手郡雫石町、岩手山の南麓にある一軒宿の温泉。元湯は2キロほど山を登った犬倉山の爆裂火口跡にあり、高温の蒸気に沢水を混ぜて湯をつくり、引湯管で引いてくる。泉質は単純温泉・硫黄泉(硫化水素型)でpH4.1。沢水の量で濁り方が変わり、春夏秋は青味がかった白濁、冬は無色に近くなる。本館の大釈の湯・白泉の湯、日帰りの薬師の湯、野天の仙女の湯、鹿追足湯をあわせて「網張五湯」と呼ぶ。

硫黄泉単純温泉