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中ノ沢温泉は福島県猪苗代町、安達太良山の西麓、磐梯山との間の標高1,000メートルの高原にある閑静な温泉街である。西は磐梯山、北は吾妻山系の山々に囲まれ、温泉の宝庫ともいえる場所にあると宿の一つは書く。猪苗代町内に数ある温泉の中で、最も日本人の温泉街、湯の町のイメージに近いのがここ中ノ沢温泉だと猪苗代観光協会は案内している。
日本一の湧出量を7キロ引く
源泉は安達太良山の噴火口近くや谷間から湧く沼尻元湯である。単一の自然湧出量では日本一級の毎分13,400リットルで、沼尻温泉と中ノ沢温泉はここから引湯していると猪苗代観光協会は書く。2009年10月の福島県会津保健事務所の調査で分かった数字で、それまでは秋田県玉川温泉の毎分9,000リットルが日本一といわれてきたと宿の一つは案内している。
沼尻元湯は約80度。道なき道をたどり、引湯によって各宿に平等に届き、宿の湯口で50度前後になる。中ノ沢と沼尻の15軒のすべての宿に源泉かけ流しの湯が溢れていると温泉郷は書く。
レモンのような酸、シルクのような肌当たり
泉質は酸性泉と猪苗代観光協会は案内する。中ノ沢・沼尻温泉郷は、あたたまり成分のナトリウムと保湿にはたらくメタケイ酸が溶けたバランスのよい硫黄泉で、pHは1.7から2.1、レモンのような酸性の湯だが、長大なパイプの中で揉まれてそれぞれの宿に届くため肌当たりはシルクのようだと書いている。宿の一つはpH1.85の極めて酸性度の強い硫黄泉で、7キロの引き湯により硫黄臭はほぼないと案内する。
本来は透明な湯で、源泉付近で湯の花を採取したり雨などの悪天候で白濁することがあり、無色透明の日も白濁の日も緑がかった日もある。強い酸の湯なので、長湯を避け、湯上がりに真水で流す。
鉱山と軽便鉄道
発見は約380年前の文禄年間に遡り、安達太良山麓で湯治場として利用されたのが始まりと温泉郷は案内する。宿の一つは、宝暦年間に地元の人々の湯治場として開湯し、現在の中ノ沢温泉として営業が始まったのは明治18年で、当時は自炊の客がほとんどで米や味噌を背負い、徒歩で来て2〜3週間の滞在で疲れを癒していたと書く。
沼尻鉱山が全盛の頃から湯治湯として栄え、軽便鉄道が多くの湯治客を運んだ。温泉街の両側にホテル旅館やおみやげ屋が立ち並び、今も長期滞在客が多いのが特長だと猪苗代観光協会は書いている。名物は笹だんごと、愛嬌のある表情の中ノ沢こけしである。
何もないところ
第一印象は「何もない」かもしれない。たしかに、ないと言えばないところだと温泉郷は書く。でも静寂があり、息をしているだけで健康になれるような透明な空気があり、ここにしかない温泉が湧いている、と。昭和の趣を残した宿、日本秘湯を守る会の会員宿、ホテルタイプのロッジがあり、宿を移しながらのネオ湯治を勧めている。
中ノ沢と沼尻の二つの温泉街は3キロ弱の距離で、安達太良山、磐梯山、西吾妻山の三つの百名山に囲まれる。達沢不動滝は中ノ沢温泉から車で10分、さらに徒歩10分で、ふくしまの水三十選の名瀑。周囲はブナの原生林で、冬は氷結する。沼尻スキー場は東北最大級のスノーパークを掲げる。
着くまで
東北新幹線の郡山駅経由、JR磐越西線の猪苗代駅から会津バスで約30分。東京から郡山まで1時間30分、郡山から猪苗代まで約40分なので、合わせて2時間30分ほど。仙台からは郡山まで1時間10分。
車なら磐越道の猪苗代磐梯高原ICから約15キロ、30分。磐梯熱海ICから母成グリーンラインを通る道は新緑と紅葉のドライブコースだと宿の一つは案内している。高冷地の豪雪地帯なので、冬は雪の備えが要る。
歩き方
温泉街は一本道の両側に宿と店が並び、歩いて回れる。笹だんごを買い、こけしの店を覗き、宿の湯に入る。
強い酸の湯なので、一日に何度も入るより、一回を短く。二泊して沼尻へ移り、同じ源泉の湯を別の宿で入り比べる使い方を温泉郷は勧めている。裏磐梯や猪苗代湖と組んで、会津の旅の一泊にできる。
中ノ沢温泉の日帰り入浴
- 日帰り入浴を受ける宿(磐梯西村屋、白城屋、花見屋旅館など)
- 達沢不動滝(車約10分と徒歩10分)
- 沼尻スキー場
猪苗代観光協会は日帰り入浴を受ける宿を載せています。強い酸性の湯なので長湯を避け、湯上がりに真水で流します。
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
1.85強酸性
0 酸性7アルカリ性 14
秋・冬
- 所在地Location
- 福島県
- 泉質Spring Quality
- 酸性泉・硫黄泉
- 最寄駅Nearest Station
- JR磐越西線 猪苗代駅(バス約30分)
- 東京からFrom Tokyo
- 約2時間30分
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
中ノ沢温泉のよくある質問
Q中ノ沢温泉の湯はどこから来ていますか?
沼尻温泉が山中にあった時代に、湯治客の利便性を考慮しさまざまな困難を克服して引湯された温泉で、沼尻温泉と同じ源泉を利用し、元の単一の湧出口からの湧出量は日本一といわれていると猪苗代観光協会は案内しています。宿の一つは、源泉の沼尻元湯は約80度で、7キロを引いて宿の湯口で50度前後になると書いています。
Q中ノ沢温泉の泉質は?
酸性泉と猪苗代観光協会は案内しています。中ノ沢・沼尻温泉郷は、pH1.7から2.1のレモンのような酸性の湯で、ナトリウムとメタケイ酸が溶けたバランスのよい硫黄泉、長大なパイプの中で揉まれて宿に届くため肌当たりはシルクのようだと書いています。宿の一つはpH1.85の極めて酸性度の強い硫黄泉で、7キロの引き湯により硫黄臭はほぼないとしています。無色透明の日も白濁の日もあります。
Q中ノ沢温泉の湧出量はどのくらいですか?
源泉の沼尻元湯は単一の自然湧出量では日本一級の毎分13,400リットルと猪苗代観光協会は案内しています。2009年10月の福島県会津保健事務所の調査で分かった数字で、それまでは秋田県玉川温泉の毎分9,000リットルが日本一といわれてきたと宿の一つは書いています。
Q中ノ沢温泉の歴史は?
発見は約380年前の文禄年間に遡り、安達太良山麓で湯治場として利用されたのが始まりと中ノ沢・沼尻温泉郷は案内しています。宿の一つは、宝暦年間に地元の人々の湯治場として開湯し、現在の中ノ沢温泉として営業が始まったのは明治18年で、当時は米や味噌を背負って徒歩で来て2〜3週間滞在したと書いています。沼尻鉱山の全盛の頃から湯治湯として栄え、軽便鉄道が湯治客を運んだと猪苗代観光協会は案内しています。
Q中ノ沢温泉へのアクセスは?
東北新幹線の郡山駅経由、JR磐越西線の猪苗代駅から会津バスで約30分と中ノ沢・沼尻温泉郷は案内しています。車なら磐越道の猪苗代磐梯高原ICから約15キロ、30分。東京から郡山まで1時間30分、郡山から猪苗代まで約40分なので、合わせて2時間30分ほどです。
ほかの温泉地と比べる
中ノ沢温泉の宿

中ノ沢温泉 御宿 万葉亭
楢の林に囲まれた静かな14室の宿。「大人の旅籠」を名乗り、雑木林の葉ずれの音と渓流の音だけの世界を掲げる。約80度の沼尻元湯から7キロ引いた湯が湯口で50度前後になり、pH1.85の強酸性の硫黄泉を加水加温循環なしでかけ流す。湯船は檜、床と壁はヒバの総木造りの湯殿、二つの陶器の湯船が並ぶ無料の貸切露天風呂、檜風呂付きの「すみれの間」。日本秘湯を守る会の会員宿で、2016年4月にリニューアル。猪苗代駅からバス30分、中ノ沢温泉下車徒歩5分。

中ノ沢温泉 いろり湯の宿 大阪屋
中ノ沢温泉の12室の宿。宿は、明治18年に沼尻の源泉から6キロ引湯した経緯と、明治19年の旅館開業以来の湯治場の歴史を書く。53度の強い酸性の硫黄泉。猪苗代駅からバスで約30分。
UPDATED 2026.09.17


