下風呂温泉と浅虫温泉、青森の海の湯を比べる
青森で海を見る温泉を二つ。下風呂は下北半島の突端に近い漁師町の湯で、乳白色の硫黄泉。浅虫は青森市の東、陸奥湾に面した昔からの温泉街。遠さと賑わいが正反対になる。

下風呂温泉
青森県
青森県下北郡風間浦村、津軽海峡に面した本州最北の温泉郷のひとつ。室町時代の記録にも残る湯治場で、厳寒の海から戻った漁師が体を温めてきた。大湯・新湯・浜湯という泉質の違う源泉があり、いずれも硫黄を含む。共同浴場の大湯と新湯は2020年11月30日に営業を終え、二つの源泉を引く「海峡の湯」に統合された。井上靖は小説『海峡』でこの湯を書いた。対岸には北海道が見え、冬は大間のマグロとあんこうの季節。

浅虫温泉
青森県
青森市の東、陸奥湾に面した温泉地。「青森の奥座敷」と呼ばれ、駅を出れば海と温泉街がある。湯の島が湾に浮かび、夏は海水浴場になる。
数字で比べる
| 項目 | 下風呂温泉 | 浅虫温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 青森県 | 青森県 |
| 泉質 | 硫黄泉・塩化物泉 | 硫酸塩泉・塩化物泉 |
| 東京から | 約7時間 | 約4時間 |
| 大阪から | 約9時間 | 約6時間 |
| 最寄り | JR大湊線 下北駅(佐井・大間方面バス約1時間・下風呂下車) | 青い森鉄道 浅虫温泉駅(徒歩約5分) |
| 日帰りで入れる湯 | 海峡の湯(共同浴場)/大間崎/仏ヶ浦 | 駅前の日帰り入浴施設/日帰り入浴を受け入れている宿 |
| 掲載している宿 | 2軒 | 2軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
湯
下風呂温泉大湯・新湯・浜湯の三源泉。いずれも硫黄を含む
浅虫温泉塩化物泉。海辺の温泉街の湯
街
下風呂温泉漁師町。共同浴場は海峡の湯に統合された
浅虫温泉駅前に宿が並ぶ。水族館と道の駅
食べもの
下風呂温泉大間のマグロ、あんこう、海峡の魚
浅虫温泉陸奥湾のホタテ
行き方
下風呂温泉下北駅からバス約1時間
浅虫温泉青い森鉄道 浅虫温泉駅から徒歩圏
どちらを選ぶか
両方行くなら青森市から下風呂までは車で3時間ほど。下北半島を回るなら、浅虫で一泊してから北上する形になる。
それぞれの宿
下風呂温泉
- ホテルニュー下風呂青森県下北郡風間浦村下風呂、津軽海峡に面した全24室の宿。下風呂温泉にある大湯・新湯・浜湯の三つの源泉のうち、浜湯を自家源泉として持つ。海沿いでは珍しい乳白色の硫黄泉で、源泉温度は47度。宿は「24時間掛け流しなのでいつでも純粋な温泉に入っていただけます」と書く。大浴場は1階にあり、鉄平石を敷いた洗い場と畳の脱衣場。大きな窓から下風呂漁港が見える。湯量が少ないため浴槽は小さめだと宿は断っている。下北駅からバスで約1時間。
- 下風呂観光ホテル 三浦屋本州最北の下風呂温泉にある16室のホテル。宿は下風呂を室町時代の記録にも残る湯治場とし、泉質の異なる源泉が四か所あってすべて硫黄泉だと書く。風呂からは津軽海峡が見える。JR下北駅から車で50分。
FAQ
よくある質問
Q共同浴場はありますか?
A
下風呂には「海峡の湯」があります。もとの大湯と新湯は2020年11月30日に営業を終え、二つの源泉を引く一つの施設に統合されました。
Q北海道から行けますか?
A
行けます。函館からフェリーで大間へ渡れば、下風呂までは車で20分ほどです。