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Aomori — Onsen Area
下風呂温泉(青森県)の風景

Photo: Unknown authorUnknown author / CC BY 4.0 via Wikimedia Commons

Shimofuro Onsen

下風呂温泉

しもふろおんせん

青森県下北郡風間浦村、津軽海峡に面した本州最北の温泉郷のひとつ。室町時代の記録にも残る湯治場で、厳寒の海から戻った漁師が体を温めてきた。大湯・新湯・浜湯という泉質の違う源泉があり、いずれも硫黄を含む。共同浴場の大湯と新湯は2020年11月30日に営業を終え、二つの源泉を引く「海峡の湯」に統合された。井上靖は小説『海峡』でこの湯を書いた。対岸には北海道が見え、冬は大間のマグロとあんこうの季節。

Quality
硫黄泉・塩化物泉
Access
JR大湊線 下北駅(佐井・大間方面バス約1時間・下風呂下車)
From Tokyo
約7時間
From Osaka
約9時間

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下風呂温泉の宿を見る(2軒)

下風呂温泉は青森県下北郡風間浦村、津軽海峡に面した斜面にある。本州最北の村で、対岸に北海道が見える。

漁師が体を温めてきた湯

下風呂温泉郷は室町時代の記録にも残る由緒ある湯治場だと宿は書く。硫黄分の多い白濁した湯は切り傷によいとされ、時代が下ってからも地域の漁師が厳寒の津軽海峡で冷えきった体を温めてきた。

名前の由来も湯らしい。アイヌ語の「シュマ(岩)フラ(臭う)」がもとになったと言われていると宿の一つは書き、硫黄のにおいが漂う様子はまさに言い得て妙で、下風呂に入った途端に分かると添えている。

三つの源泉

この温泉郷には泉質の違う源泉が複数ある。大湯、新湯、浜湯。いずれも硫黄を含むが、性格が違う。

風間浦村の観光ポータルによると、共同浴場「海峡の湯」で使う大湯は酸性・含硫酸-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(硫化水素型)、新湯は含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(硫化水素型)である。ホテルニュー下風呂は浜湯を自家源泉とし、乳白色の硫黄泉で源泉温度47度だと書く。

海沿いで乳白色の硫黄泉が湧くのは珍しい。効き方は人によるので、体のことで気になる点があれば入る前に医師に確かめておきたい。

二つの共同浴場が一つになった

かつてこの温泉街には、大湯と新湯という二つの共同浴場があった。どちらも昔ながらの湯治場の空気を残す建物だった。

二つは2020年11月30日に営業を終え、大湯と新湯の両方の源泉を引く「下風呂温泉 海峡の湯」に統合された。一つの施設で二種類の湯に入れる形になっている。

営業は4月から10月が7時から20時30分、11月から3月が8時から20時30分(最終受付20時)。大人450円、中学生150円、小学生100円、未就学児は無料。毎月第2・第4火曜と1月1日が休館である。

井上靖が書いた湯

作家の井上靖は、この温泉を舞台に小説『海峡』を書いた。青森県の観光サイトは、湯の効きめを「ああ、湯がしみる」という言葉で表したと紹介している。温泉街には文学碑がある。

海峡を渡る風と硫黄のにおい。行ってみると、その一行が体に入ってくる。

湯以外の見どころ

大間崎は本州最北端で、マグロの一本釣りで知られる。冬は大間のマグロとあんこうの季節になる。宿の食事は津軽海峡で揚がった魚が中心になる。

西へ回れば仏ヶ浦。白い凝灰岩が海岸に並ぶ景勝地で、遊覧船で近づける。海が荒れれば船は出ない。

温泉街には、戦時中に工事が中断されたまま残る大間鉄道のアーチ橋の跡がある。遊歩道として整備され、海峡を見ながら歩ける。

着くまで

JR大湊線の下北駅から佐井・大間方面のバスで約1時間、「下風呂」で降りる。車では下北駅から約32キロ、50分ほど。

函館からフェリーで大間へ渡れば、そこから車で20分ほど。北海道と組み合わせる行程が組める。冬は海が荒れて船が欠航することがあるので、往復の便を先に確かめておきたい。

Day Trip

下風呂温泉の日帰り入浴

  • 海峡の湯(共同浴場)
  • 大間崎
  • 仏ヶ浦

冬は大間のマグロとあんこうの季節。海が荒れると仏ヶ浦の遊覧船は出ません。

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Best Season

冬・秋

春夏秋冬
Benefits
神経痛慢性皮膚病リウマチ
所在地Location
青森県
泉質Spring Quality
硫黄泉・塩化物泉
最寄駅Nearest Station
JR大湊線 下北駅(佐井・大間方面バス約1時間・下風呂下車)
東京からFrom Tokyo
約7時間
大阪からFrom Osaka
約9時間

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

下風呂温泉のよくある質問

Q下風呂温泉の泉質は?
A

風間浦村の観光ポータルによると、共同浴場「海峡の湯」で使う大湯は酸性・含硫酸-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(硫化水素型)、新湯は含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(硫化水素型)です。ホテルニュー下風呂は浜湯を自家源泉とし、乳白色の硫黄泉で源泉温度47度だと書いています。効き方は人によるので、気になることは医師に確かめてください。

Q共同浴場はありますか?
A

あります。「下風呂温泉 海峡の湯」で、大湯と新湯の二つの源泉を引いています。もとは大湯と新湯という別々の共同浴場でしたが、2020年11月30日に営業を終え、統合されました。営業時間は4月から10月が7時から20時30分、11月から3月が8時から20時30分(最終受付20時)。大人450円、中学生150円、小学生100円、未就学児無料。毎月第2・第4火曜と1月1日が休みです。

Q下風呂という名前の由来は?
A

宿の一つは、アイヌ語の「シュマ(岩)フラ(臭う)」がもとになったと言われていると書いています。硫黄のにおいが漂う様子がまさに言い得て妙で、下風呂に入った途端に分かるとしています。

Q井上靖の『海峡』とは?
A

作家の井上靖が下風呂温泉を舞台に書いた小説です。青森県の観光サイトは、湯の効きめを「ああ、湯がしみる」という言葉で表したと紹介しています。温泉街には文学碑があります。

Q下風呂温泉へのアクセスは?
A

JR大湊線の下北駅から佐井・大間方面のバスで約1時間、「下風呂」で降ります。下北駅から車では約32キロ、50分ほど。大間港からも近く、函館からフェリーで渡って寄ることもできます。本州最北端に近い温泉郷なので、時間に余裕を持って向かってください。

UPDATED 2026.09.24

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