壱岐の湯ノ本温泉と雲仙温泉、長崎の島と山
長崎県の温泉を二つ選ぶなら、島と山になる。湯ノ本温泉は玄界灘の壱岐島にあり、鉄分で赤く濁る塩の湯。雲仙温泉は島原半島の山上にあり、地獄が噴き上げる白濁の酸性硫黄泉。船で渡るか、山を登るか。

湯ノ本温泉
長崎県
長崎県壱岐市勝本町、玄界灘に浮かぶ壱岐島の北部にある温泉。5世紀に神功皇后が三韓出兵の折に発見し、我が子・応神天皇に産湯を使わせたという伝説が残り、宿は1700年以上の歴史を誇るわが国屈指の古湯だと書く。湧いたときは透明だが、含まれる鉄分が空気に触れて酸化し赤くなる。海が近いため塩気があり「塩湯」とも呼ばれる。自噴69度。博多港からフェリーかジェットフォイルで渡る。

雲仙温泉
長崎県
標高700メートルの高原に湧く強い酸性の硫黄泉。温泉街のすぐ隣で「雲仙地獄」が噴気を上げ続けている。
数字で比べる
| 項目 | 湯ノ本温泉 | 雲仙温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 長崎県 | 長崎県 |
| 泉質 | 含鉄泉・塩化物泉 | 酸性泉・硫黄泉 |
| pH | — | 2.3 |
| 泉温 | 69℃ | — |
| 東京から | 約6時間 | 約4時間30分 |
| 大阪から | 約5時間 | 約4時間 |
| 最寄り | 郷ノ浦港/芦辺港(車約20分、宿の送迎あり)/壱岐空港(車) | JR諫早駅(バス約1時間20分) |
| 日帰りで入れる湯 | 辰の島(遊覧船)/猿岩/原の辻遺跡 | 公共の浴場/小地獄温泉館 |
| 掲載している宿 | 1軒 | 2軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
湯
湯ノ本温泉ナトリウム塩化物泉、自噴69度。空気に触れて赤く濁る
雲仙温泉酸性の硫黄泉。白濁して匂いが強い
土地
湯ノ本温泉玄界灘の島。神功皇后の伝説が残る古湯
雲仙温泉雲仙岳の山上。日本最初の国立公園
見どころ
湯ノ本温泉辰の島、猿岩、原の辻遺跡
雲仙温泉雲仙地獄、仁田峠、島原城
行き方
湯ノ本温泉博多港からジェットフォイル約1時間/フェリー約2時間20分
雲仙温泉長崎・諫早からバス。島原半島の山上
どちらを選ぶか
両方行くなら同じ県だが海路と陸路で半日はかかる。赤い湯と白い湯、島と山。長崎の二つの極を押さえる旅になる。
それぞれの宿
よくある質問
Q船は必要ですか?
湯ノ本温泉は壱岐島なので船か飛行機が要ります。博多港からジェットフォイルで約1時間です。冬は欠航もあります。
Q湯の色はどう違いますか?
湯ノ本は鉄分が酸化して赤茶色に、雲仙は硫黄で白濁します。どちらも湧いた直後とは色が変わる湯です。