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Nagasaki — Onsen Area
雲仙温泉(長崎県)の風景

Photo: 不明 / CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons

Unzen Onsen

雲仙温泉

うんぜんおんせん

標高700メートルの高原に湧く強い酸性の硫黄泉。温泉街のすぐ隣で「雲仙地獄」が噴気を上げ続けている。

Quality
酸性泉・硫黄泉
Access
JR諫早駅(バス約1時間20分)
From Tokyo
約4時間30分
From Osaka
約4時間
pH
2.3

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雲仙温泉の宿を見る(2軒)

雲仙は、日本で最初に国立公園に指定された地域のひとつである。標高700メートルほどの高原に温泉街があり、夏でも比較的涼しい。

温泉街のすぐ隣が「雲仙地獄」。白い噴気が地面のあちこちから上がり、硫黄の匂いが街まで届く。この距離の近さが雲仙の特徴になっている。

この温泉地の湯

酸性-含硫黄泉。pH2.3前後の強い酸性で、湯は白濁する。硫黄の香りもはっきりしている。地獄の直下から湧く湯なので、噴気地帯の性質がそのまま出ている。

刺激が強いため、肌の弱い方は湯上がりに真水で流したい。銀製品は硫黄で変色するので、入浴前に外しておくこと。

温泉街から少し離れた小地獄には別の湯があり、こちらも日帰りで入れる。同じ雲仙でも湯の印象が違う。

雲仙地獄

温泉街の中心に雲仙地獄がある。硫黄の蒸気が地表のいたるところから噴き出し、周囲の土は白く変色している。

木道の遊歩道が整備されており、噴気孔のあいだを歩いて回れる。一周はおよそ30分から1時間。入浴施設ではなく見学地だが、雲仙の湯がどこから来ているかを目で確かめる場所になっている。地熱で蒸した温泉たまごが売られており、地獄めぐりの定番になっている。ガスが出ているので、遊歩道から外れないこと。

この地獄には重い歴史がある。江戸初期、キリシタンの弾圧がここで行われた。高温の熱湯を用いた拷問と処刑の場であり、殉教した人々を悼む十字架が立っている。景勝地として歩くだけでは足りない場所である。

避暑地としての来歴

雲仙が国立公園に指定されたのは1934年である。日本で最初に指定された地域のひとつにあたる。

標高およそ700メートルの高原にあり、夏は涼しい。明治から昭和にかけて、上海や香港に暮らす外国人の避暑地として賑わった。当時建てられた洋風建築が今も残り、この温泉地の景観に独特の重なりを与えている。

温泉地でありながら、山岳の国立公園でもある。この二面性が雲仙の性格をつくっている。日本の温泉地としては珍しく、湯だけを目的に来る場所ではない。

夏に行く温泉地

標高700メートルという高さは、九州では大きな意味を持つ。

九州の夏は暑い。海沿いの温泉地では、日中に露天風呂へ入る気になりにくい。雲仙はそうならない。避暑地として発達した経緯があるので、夏の使い方が最初から想定されている。

例年5月中旬から下旬は、仁田峠から妙見岳にかけての斜面がミヤマキリシマで染まる。国の天然記念物に指定されており、この時期は道路が混雑する。

紅葉は例年10月下旬から11月上旬。標高があるぶん季節の進みが早く、冬には霧氷が見られることもある。

島原半島を回る

雲仙は島原半島の中央にある。どちらへ下りるかで、その先の行程が変わる。

東へ下れば島原に出る。島原城と武家屋敷が残り、湧水の町としても知られる。有明海をフェリーで渡れば熊本へ抜けられる。

西へ戻れば諫早、長崎方面になる。

仁田峠からロープウェイで妙見岳まで上がれば、島原半島と有明海まで見渡せる。正面に見える平成新山は、1990年代の噴火で新しくできた山である。この一帯が今も活動する火山であることを、目で確かめられる。

歩き方

長崎駅前や諫早駅からバスが運行している。山道を登るため所要時間は長く、本数も限られる。時刻表を先に確認したい。

温泉街は徒歩で回れる規模で、雲仙地獄も歩いて行ける。仁田峠へは車かバスになる。

Day Trip

雲仙温泉の日帰り入浴

  • 公共の浴場
  • 小地獄温泉館

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

pH

2.3強酸性

0 酸性7アルカリ性 14

Best Season

秋・冬

春夏秋冬
Benefits
慢性皮膚病神経痛冷え性
所在地Location
長崎県
泉質Spring Quality
酸性泉・硫黄泉
最寄駅Nearest Station
JR諫早駅(バス約1時間20分)
東京からFrom Tokyo
約4時間30分
大阪からFrom Osaka
約4時間

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

雲仙温泉のよくある質問

Q雲仙温泉は日帰りでも入れますか?
A

入れます。公共の浴場や日帰り入浴を受け入れている宿があり、雲仙地獄は自由に歩けます。長崎市内や諫早からバスで行ける距離なので、日帰りの行程も成り立ちます。ただし標高700メートルの高原にあるため、山道の移動に時間がかかることは見込んでおいてください。

Q雲仙地獄は入浴できるのですか?
A

入浴施設ではなく、硫黄の蒸気が噴き出す様子を見学する場所です。木道の遊歩道が整備されており、白い蒸気と硫黄の匂いのなかを歩きます。ガスが出ているため遊歩道から外れないでください。入浴は別に温泉施設を利用します。

Q雲仙温泉はどんな泉質ですか?
A

硫黄泉と酸性泉で、白濁した湯に強い硫黄の香りがあります。酸性のため肌に刺激を感じることがあり、銀製品は変色するので外して入ってください。雲仙地獄の直下から湧く湯で、噴気地帯の性質がそのまま湯に出ています。

Q雲仙のミヤマキリシマはいつ咲きますか?
A

例年5月中旬から下旬にかけてです。仁田峠から妙見岳にかけての斜面がピンク色に染まります。国の天然記念物に指定されており、この時期は仁田峠へ向かう道路が混雑します。紅葉は例年10月下旬から11月上旬です。

Q雲仙温泉へは車がなくても行けますか?
A

行けます。長崎駅前や諫早駅からバスが運行しています。ただし山道を登るため所要時間は長く、本数も限られます。温泉街自体は徒歩で回れる規模で、雲仙地獄も歩いて行けます。仁田峠へはロープウェイを使いますが、そこまでの移動は車かバスになります。

UPDATED 2026.08.27

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硫黄泉単純温泉