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Yamaguchi — Onsen Area
川棚温泉(山口県)の風景

Photo: Kenta Mabuchi / CC BY-SA 2.0 via Wikimedia Commons

Kawatana Onsen

川棚温泉

かわたなおんせん

沼に棲んでいた青龍を住民が祀ると湯が湧いたと伝わる、下関の奥座敷。800年以上の歴史を持ち、長府藩主毛利家が御殿湯を置いた。俳人の種田山頭火が100日ほど滞在してここに死にたいと日記に書き、瓦そば発祥の地でもある。ナトリウム・カルシウム塩化物泉、pH8.2。

Quality
塩化物泉
Access
JR山陰本線 川棚温泉駅(タクシー約5分・徒歩約20分)
From Tokyo
約5時間
From Osaka
約3時間
pH
8.2

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川棚温泉の宿を見る(2軒)

川棚温泉は山口県下関市の北、鬼ヶ城連山の裾野にある。下関の奥座敷と呼ばれ、響灘へ向かって裾野が広がる山の懐に、小さな温泉街がまとまっている。

青龍を祀ると湯が湧いた

かつて大きな沼だった川棚に棲んでいた青龍が亡くなった。住民が手厚く祀ると湯が湧き出した。川棚温泉の始まりはこの伝説で語られると観光協会は案内している。

歴史は800年以上といわれる。室町時代初期に近くの古刹三恵寺の怡雲和尚が、薬師如来の導きによって再び掘り当てたという文献が残る。江戸時代には長府藩主毛利家の御殿湯が置かれ、湯治場として名を馳せた。青龍は今も松尾神社に祀られ、温泉の守り神とされている。

弱アルカリ性の塩化物泉

泉質はナトリウム・カルシウム塩化物温泉。pH8.2の弱アルカリ性で、無色透明、わずかに塩味があると観光協会は案内している。塩分が体温の発散を防いで体を温め、弱アルカリ性が古い角質の代謝を促すことから美人の湯と呼ばれると書いている。

温泉街には3つの旅館と温泉銭湯が1つ。銭湯「ぴーすふる青竜泉」は10時から21時まで開き、家族風呂が4室ある。

2025年には建築家の隈研吾の設計で足湯と手湯「杜の足湯 興龍泉」ができた。源泉100%のかけ流しで無料、9時から22時まで使える。半割の丸太を組んだ屋根から木漏れ日が差し、手湯から湯が落ちる風景は山頭火の句「涌いてあふれる中にねている」をイメージしたと観光協会は書いている。

山頭火が死にたいと書いた土地

自由律俳句の俳人種田山頭火は、旅の途中で川棚に100日ほど滞在した。川棚温泉は私の最も好きな風景だ、山裾に丘陵をめぐらせ地形において申し分がない。そう書き残し、ここに庵を結びたい、ここに死んでこのあたたかい温泉の湧く土に埋めてもらおうと日記に記したと宿の一つは案内している。

フランスのピアニストのアルフレッド・コルトーもこの地を愛し、隈研吾の設計によるコルトーホールがある。毎年、山頭火にちなんだ俳句コンテストが開かれる。

瓦そば発祥の地

川棚温泉は瓦そばの発祥地である。熱した瓦の上に茶そばと牛肉、錦糸卵を載せ、温かいつゆで食べる。山口県を代表する料理として観光協会は掲げ、元祖の店が温泉街に本館を構える。

下関はふぐの取扱量が日本一で、冬は宿でふぐのコースが出る。

着くまで

JR山陰本線の川棚温泉駅からタクシーで約5分、徒歩なら約20分。新下関駅から山陽本線で幡生へ、山陰本線に乗り換えて川棚温泉駅へ。新下関駅から車なら約25分。下関駅からはバスで約70分、川棚温泉バス停から徒歩5分である。

車なら中国道の小月ICから県道491号で20分、下関ICから30分。山口宇部空港からはレンタカーで1時間ほどと観光協会は案内している。

歩き方

温泉街は小さく、宿と銭湯と足湯と瓦そばの店が歩いて回れる。派手な景色はないが、山裾の丘陵を眺めながら過ごす場所だと観光協会は自ら書いている。

角島大橋へは車で30分ほど。下関の唐戸市場や関門海峡と組み、山口の西端を回る拠点にできる。

Day Trip

川棚温泉の日帰り入浴

  • 温泉銭湯 ぴーすふる青竜泉(10:00〜21:00)
  • 杜の足湯 興龍泉(無料、9:00〜22:00)
  • 立ち寄り湯を受け付けている宿

下関市街から車で40分ほど。角島大橋へ向かう途中に寄れる位置で、瓦そばの店と組み合わせて半日が組めます。

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

pH

8.2弱アルカリ性

0 酸性7アルカリ性 14

Best Season

秋・冬

春夏秋冬
Benefits
きりきず冷え性神経痛皮膚乾燥症
所在地Location
山口県
泉質Spring Quality
塩化物泉
最寄駅Nearest Station
JR山陰本線 川棚温泉駅(タクシー約5分・徒歩約20分)
東京からFrom Tokyo
約5時間
大阪からFrom Osaka
約3時間

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

川棚温泉のよくある質問

Q川棚温泉の青龍伝説とは?
A

かつて大きな沼だった川棚に棲んでいた青龍が亡くなった際、住民が手厚く祀ると湯が湧き出したという伝説だと川棚温泉観光協会は案内しています。歴史は800年以上といわれ、室町時代初期に三恵寺の怡雲和尚が薬師如来の導きで再び掘り当てたという文献が残るとしています。青龍は松尾神社に祀られています。

Q川棚温泉の泉質は?
A

ナトリウム・カルシウム塩化物温泉で、pH8.2の弱アルカリ性、無色透明でわずかに塩味があると観光協会は案内しています。塩分が体温の発散を防いで温まり、古い角質の代謝を促すことから美人の湯と呼ばれると書いています。

Q種田山頭火と川棚温泉の関係は?
A

自由律俳句の俳人種田山頭火が旅の途中に100日ほど滞在し、川棚温泉は私の最も好きな風景だ、ここに死んでこのあたたかい温泉の湧く土に埋めてもらおうと日記に記したと宿の一つは案内しています。毎年山頭火にちなんだ俳句コンテストが開かれています。

Q川棚温泉で日帰り入浴はできますか?
A

できます。温泉銭湯「ぴーすふる青竜泉」が10時から21時まで開き、家族風呂も4室あると観光協会は案内しています。2025年には隈研吾の設計で無料の足湯・手湯「杜の足湯 興龍泉」ができ、9時から22時まで使えます。立ち寄り湯を受ける宿もあります。

Q川棚温泉へのアクセスは?
A

JR山陰本線の川棚温泉駅からタクシーで約5分、徒歩なら約20分。新下関駅から車で約25分、下関駅からバスで約70分です。車なら中国道の小月ICから20分、下関ICから30分と観光協会は案内しています。

UPDATED 2026.09.17

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