※ 本ページにはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれます
鳴子温泉郷は、鳴子・東鳴子・川渡・中山平・鬼首の五つの温泉地からなる。特筆すべきはその泉質の多様さで、国内で分類される泉質の大部分をこの一帯で体験できる。
鳴子温泉郷という広がり
「鳴子温泉」と呼ぶとき、実際には五つの温泉地を指していることが多い。日本の温泉を分類する泉質のうち、その大半がこの狭い範囲に揃うと言われている。
鳴子は白濁する硫黄泉、東鳴子は重曹を含む湯、中山平はぬるりとした肌触りで知られる湯——といった具合に、地区ごとの性格がはっきりしている。
中山平の湯は通称「うなぎ湯」。重曹を含む湯が肌の角質をやわらかくするため、入ると滑らかな感触がある。美肌の湯として名が知られているのはこの性質による。
湯めぐりを目的にするなら、地区をまたいで回るのが面白い。JR陸羽東線が温泉地を串刺しにしているため、鉄道でも移動できる。鬼首だけは駅がなく、車で30分ほど入ることになる。
国民保養温泉地としての指定にも順番がある。大崎市は、昭和35年に川渡・中山平・鬼首の3地区が先に指定され、平成28年に鳴子温泉と東鳴子温泉が加わって温泉郷全体の指定になったと説明している。温泉街としての知名度と、保養地としての評価は別だったということである。
日帰りで入る
共同浴場の滝の湯が街の中心にある。鳴子温泉神社の御神湯とされてきた浴場で、木造の湯船に硫黄の湯が注がれている。駅前には無料の足湯もあり、待ち時間に足を浸せる。
日帰り入浴を受け入れている宿も複数ある。泉質の違う二、三か所を一日で回れば、鳴子の幅がそのまま体験になる。
泉質を比べるための温泉地
鳴子温泉郷は五つの温泉地からなる。鳴子、東鳴子、川渡、中山平、鬼首。国内で分類される泉質の大部分が、この狭い範囲に揃うと言われている。
したがって、鳴子は「一つの湯に入る」場所ではなく「湯を比べる」場所である。
鳴子は白濁する硫黄泉。東鳴子は重曹を含む湯。中山平はぬるりとした肌触りで知られ、通称「うなぎ湯」と呼ばれる。重曹が肌の角質をやわらかくするため、入ると滑らかな感触がある。
同じ鳴子でも、隣の宿と湯がまったく違うということが普通に起こる。二、三か所回れば、泉質という言葉が具体的なものになる。
鉄道で回れるという条件
JR陸羽東線が温泉地を串刺しにしている。これが鳴子の大きな利点である。
鳴子温泉駅は温泉街の中にある。電車を降りてそのまま歩いて湯に入れる温泉地は、意外と多くない。共同浴場の滝の湯が街の中心にあり、駅前には無料の足湯もある。
中山平温泉駅、川渡温泉駅も同じ路線上にある。車がなくても地区をまたいだ湯めぐりが成り立つ。
ただし本数は多くない。時刻表を先に見て、帰りの便から逆算して回る順を決めることになる。
鳴子峡と紅葉
温泉街から車で10分ほどの場所に鳴子峡がある。大深沢が刻んだ深いV字谷で、両岸に紅葉が広がる。渓谷を見下ろす遊歩道が整備されている。
見頃は例年10月下旬から11月上旬。東北を代表する紅葉の名所のひとつで、この時期は道路が混雑し、交通規制がかかることもある。車で向かうなら事前に確認しておきたい。
紅葉を外せば、鳴子は静かな温泉地である。湯を比べることだけを目的にするなら、むしろその時期のほうが動きやすい。
こけしを見る
鳴子は伝統こけしの産地としても知られる。首を回すとキイキイと音が鳴るのが鳴子こけしの特徴で、温泉街には工人の店や工房が点在している。
制作を見学できる場所や、絵付けを体験できる場所もある。
宮城には鳴子のほかに遠刈田、弥治郎、作並などの系統がある。形も描き方も系統ごとに違う。湯を比べるついでに、こけしの系統も比べるという回り方ができる。
歩き方
半日なら、鳴子温泉駅を起点に滝の湯と温泉街の散策。
一泊二日あれば、初日に鳴子で一湯、翌日に中山平のうなぎ湯へ回り、秋であれば鳴子峡を挟む。泉質の違う湯を続けて味わうのが、この土地の正しい使い方になる。
鳴子温泉郷の日帰り入浴
- 滝の湯
- 駅前足湯
- 宿の日帰り入浴
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
秋・冬
- 所在地Location
- 宮城県
- 泉質Spring Quality
- 硫黄泉・炭酸水素塩泉・塩化物泉・単純温泉
- 最寄駅Nearest Station
- JR陸羽東線 鳴子温泉駅
- 東京からFrom Tokyo
- 約3時間
- 大阪からFrom Osaka
- 約6時間
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
鳴子温泉郷のよくある質問
Q鳴子温泉は日帰りでも入れますか?
入れます。共同浴場の滝の湯をはじめ、日帰り入浴を受け入れている施設が複数あります。JR陸羽東線の鳴子温泉駅が温泉街の中にあるため、電車で来てそのまま歩いて湯に入れます。駅前には無料の足湯もあります。
Q鳴子温泉郷とはどこを指しますか?
鳴子温泉、東鳴子温泉、川渡温泉、中山平温泉、鬼首温泉の五つをまとめた呼び方です。それぞれ泉質が異なり、日本に分類される泉質のうち大半がこの一帯で揃うと言われています。同じ「鳴子」でも湯はまったく違うため、どこに泊まるかで体験が変わります。
Qうなぎ湯とは何ですか?
中山平温泉の湯を指す通称です。重曹を含む湯が肌の角質をやわらかくするため、湯に入るとぬるぬるとした独特の感触があります。この滑らかさをうなぎにたとえたものです。美肌の湯として知られています。
Q鳴子峡の紅葉はいつが見頃ですか?
例年10月下旬から11月上旬です。大深沢に刻まれた渓谷を見下ろす形で紅葉が広がり、東北でも有数の紅葉地として知られています。時期は年により前後するため、直前に確認してください。混雑期は交通規制がかかることがあります。
Q鳴子こけしはどこで見られますか?
温泉街に工人の店や工房が点在しており、実際に制作している様子を見られる場所もあります。首を回すとキイキイと音が鳴るのが鳴子こけしの特徴です。絵付け体験を受け付けているところもあります。
ほかの温泉地と比べる
鳴子温泉郷の宿

東鳴子温泉 旅館大沼
自炊部を残す東鳴子の湯治宿。重曹を含む湯を複数の浴場で引き分け、貸切の露天風呂も持つ。

鳴子温泉 湯元 吉祥
鳴子の高台に建つ50室の宿。大浴場のほかに無料の貸切風呂を四種そなえる。高台から鳴子峡の方角を見下ろす。泉質は硫黄泉、塩化物硫酸塩泉など。鳴子温泉駅から徒歩7分。
UPDATED 2026.08.27


