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Shibu Onsen — 渋温泉

渋温泉 金具屋

しぶおんせん かなぐや

昭和11年に建てられた木造四階建ての斉月楼を持つ宿。国の登録有形文化財で、渋温泉の路地に面して立つ。

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渋温泉の路地を歩いていると、四階建ての木造建築が現れる。夜になると各階の窓に灯りが入り、通りから見上げる形になる。

昭和11年の木造四階建て

斉月楼という。1936年、昭和11年の建築である。

木造で四階建てというのは、現在の建築基準では簡単には建てられない。宮大工が手がけたと伝わり、階ごとに意匠が変えてある。欄干、窓の割り付け、破風の形。同じ階が一つもない。

国の登録有形文化財に登録されている。大広間の大広間も同じく登録されており、建物そのものが見どころになっている。

保存された建物ではなく、今も客室として使われている。廊下を歩けば床が鳴り、階段は急である。不便といえば不便だが、昭和初期の温泉旅館がどういう空間だったかを体で確かめることになる。

館内に複数の湯がある

自家源泉を引いている。館内にいくつかの浴室があり、貸切で使える湯もある。

渋温泉は外湯ごとに源泉が異なる温泉地だが、宿の湯もその一つとして数えられる。塩化物泉を中心に、無色透明の湯が注がれる。

公式サイトは、館内の八つの湯をいずれも源泉かけ流しとしている。

外湯の鍵を借りる

渋温泉には九つの外湯がある。そのうち八つは宿泊者専用で、宿で鍵を借りて回る。

日帰りで入れるのは大湯だけなので、外湯めぐりを目的にするなら泊まるしかない。逆に泊まれば、夜中でも自分の都合で入れる。

九つは源泉がそれぞれ違い、無色透明の湯もあれば鉄分を含んで色づく湯もある。一晩で九つ回ると湯あたりするので、数を絞るか二泊するほうがよい。

石畳の路地は車が入れない幅で、坂と階段がある。下駄で歩くと音が壁に反響する。

この宿を選ぶなら

建物を目的にする方に向く。木造建築のため、部屋の造りや設備には現代のホテルと異なる点がある。

予約は取りにくい。行きたい時期が決まっているなら早めに動きたい。

長野電鉄の湯田中駅からバスで5分ほど。地獄谷野猿公苑までは歩いて30分、車なら10分ほどで、猿が湯に入るのは主に寒い時期になる。

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