野沢温泉と渋温泉の違い
長野県北部にある二つは、どちらも外湯めぐりで知られる。ただし外湯の開き方が正反対である。

野沢温泉
長野県
十三の外湯がすべて無料で開かれている村。湯を守るのは地区の住民で、共同浴場という仕組みが今も生きている。

渋温泉
長野県
石畳の路地に九つの外湯が並ぶ温泉街。宿泊者は鍵を借りて外湯を巡る。地獄谷野猿公苑が近い。
数字で比べる
| 項目 | 野沢温泉 | 渋温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 長野県 | 長野県 |
| 泉質 | 硫黄泉・硫酸塩泉 | 塩化物泉・硫黄泉・硫酸塩泉 |
| 東京から | 約2時間30分 | 約2時間30分 |
| 大阪から | 約5時間30分 | 約5時間 |
| 最寄り | JR北陸新幹線 飯山駅(バス約25分) | 長野電鉄 湯田中駅(バス約5分) |
| 日帰りで入れる湯 | 十三の外湯(無料)/日帰り入浴施設 | 大湯 |
| 掲載している宿 | 2軒 | 2軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
外湯の数と開き方
野沢温泉十三。すべて無料で、誰でも入れる。管理は地区の住民が担う
渋温泉九つ。うち八つは宿泊者専用で、宿から鍵を借りて回る。日帰りで入れるのは大湯だけ
湯
野沢温泉硫黄泉と硫酸塩泉。白濁する湯もあり、外湯ごとに源泉が違う
渋温泉塩化物泉、硫黄泉、硫酸塩泉。無色の湯も鉄分で色づく湯もあり、九つで性質が分かれる
町の造り
野沢温泉斜面の村。坂と階段が多く、外湯が村中に散らばっている
渋温泉車が入れない幅の石畳の路地。木造の宿が両側から迫る
混み方
野沢温泉冬はスキー客で埋まり、外湯にも人が並ぶ。雪のない季節は静か
渋温泉外湯が閉じているぶん混まない。夜中でも自分の都合で入れる
どちらを選ぶか
野沢温泉
日帰りでも外湯に入りたい方、共同浴場が生活の場として残っている様子を見たい方。無料であることは気軽であることを意味せず、石鹸が使えない湯もあります。維持のための賽銭箱が置かれています。
野沢温泉を詳しく両方行くなら車でおよそ1時間。二つを続けて訪ねると、同じ「外湯めぐり」でも運用の考え方がこれだけ違うということが分かります。地獄谷野猿公苑は渋から歩いて30分ほどで、両者の中間にあります。
それぞれの宿
よくある質問
Q日帰りで外湯に入れるのはどちらですか?
野沢です。十三の外湯すべてが無料で開かれており、誰でも入れます。渋は九つのうち八つが宿泊者専用で、日帰りで入れるのは大湯だけです。
Q外湯は全部回るべきですか?
必要ありません。三つも入れば、その町の湯の幅と仕組みは体で分かります。渋の九つを一晩で回ると湯あたりするので、数を絞るか二泊するほうが現実的です。