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須川温泉は岩手県一関市厳美町、栗駒山の八合目にある。標高1,126メートル。岩手、宮城、秋田の三県にまたがる山の、岩手県側の登山口である。
毎分六千リットル
この温泉を特別にしているのは湯量である。毎分6,000リットル。全国屈指の量だと一関温泉郷は書く。
そしてpH2.2の強酸性。泉質は酸性・含硫黄・鉄(Ⅱ,Ⅲ)-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)。源泉温度は48度から52度。硫黄と鉄を含む強い湯で、湯船に入れば肌がぴりっとする。
宿は873年の『日本三代実録』に酢川と記されると書き、1,100年以上の歴史があるとしている。酸っぱい川、という名前がそのまま湯の性格を表している。
薬泉として研究された
須川の湯には、学術的に調べられてきたという経歴がある。
宿によれば、東北大学医学部の4医局が50年もの長きにわたり温泉治療を行ってきた。胃腸病をはじめ心身症の薬泉としても有名だとしている。
ただし強い酸性泉である。肌の弱い人は長湯を避け、上がったら真水で流したほうが負担が少ない。効き方は人によるので、体のことで気になる点があれば入る前に医師に確かめておきたい。
四つの湯
宿は四つの湯を挙げる。
大露天風呂「大日湯」は30人から50人ほどが入れる大きさで、濃厚な源泉がたっぷり注がれる。6時から21時。「須川の湯」は20人ほどの内湯に、ドアの外へ出ると5、6人で入れる露天が付く。こちらは24時間(清掃の1時間を除く)。「霊泉の湯」は10人ほどの内湯で、45度ほど。
四つ目が天然蒸し風呂の「おいらん風呂」である。地面から出る噴気を使う。一人用のスペースにゴザを敷き、蒸気穴をふさがない程度に寝そべって毛布に包まる、と宿は説明する。明るい時間帯だけの利用になる。
雪に閉ざされる半年
営業は例年4月下旬から11月上旬。冬は深い雪に閉ざされ、国道342号も通行止めになる。
半年しか開かない温泉である。宿泊部門は毎週水曜が定休日で、自炊部は雪害の影響により当面休止と宿は告知している。行く前に公式サイトの新着情報を見ておきたい。
県境をまたぐ湯
須川温泉は県境の上にある。岩手県側が須川高原温泉、秋田県側の東成瀬村には栗駒山荘がある。歩いて行き来できる距離だが、県が違う。
栗駒山は山頂から岩手・宮城・秋田の三県を見渡せる山で、紅葉が日本でも早い。9月下旬から10月上旬に色づく。須川コースはこの温泉が登山口になっている。
湯以外の見どころ
須川湖は温泉から歩ける距離にある静かな湖で、キャンプ場がある。名残ヶ原の湿原には木道が敷かれ、高山植物が咲く。
山を下りれば厳美渓。栗駒山を源とする磐井川が岩を削った渓谷で、対岸からロープで団子を運ぶ「郭公だんご」で知られる。平泉の中尊寺までは車で1時間ほどである。
着くまで
JR一ノ関駅前から路線バスで約90分。車では東北自動車道の一関ICから国道342号を上がって約60分。
冬季は道路が閉鎖される。開通の時期は年によって違うので、確かめてから出たい。駐車場は無料で予約はいらない。
須川温泉の日帰り入浴
- 栗駒山(須川コース登山口)
- 須川湖
- 厳美渓
栗駒山の紅葉は9月下旬から10月上旬。日本でも早い時期に色づきます。
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
50℃高温泉
2060100℃
2.2強酸性
0 酸性7アルカリ性 14
秋・夏
- 所在地Location
- 岩手県
- 泉質Spring Quality
- 硫黄泉・酸性泉・含鉄泉
- 最寄駅Nearest Station
- JR一ノ関駅(路線バス約90分)/東北道 一関IC(車約60分・国道342号)
- 東京からFrom Tokyo
- 約4時間30分
- 大阪からFrom Osaka
- 約7時間
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
須川温泉のよくある質問
Q須川温泉の泉質は?
一関温泉郷は酸性・含硫黄・鉄(Ⅱ,Ⅲ)-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)、pH2.2の強酸性としています。宿は泉温48度から52度、湧出量は毎分6,000リットルと公開しています。効用は東北大学医学部の4医局が50年にわたり温泉治療を行ってきたと宿は書き、胃腸病をはじめ心身症の薬泉としても知られるとしています。効き方は人によるので、気になることは医師に確かめてください。
Qどんな風呂がありますか?
宿は四つの湯を挙げています。30人から50人ほど入れる大露天風呂「大日湯」(6時から21時)、20人ほどの内湯と5、6人の露天が付く「須川の湯」(24時間、8時から9時の清掃を除く)、10人ほどの内湯で45度ほどの「霊泉の湯」(24時間、9時から9時30分の清掃を除く)、そして天然蒸し風呂の「おいらん風呂」です。
Qおいらん風呂とは何ですか?
地面から出る噴気を使う天然の蒸し風呂です。宿は、一人用のスペースにゴザを敷き、蒸気穴をふさがない程度に寝そべって毛布に包まると説明しています。利用できるのは明るい時間帯(およそ6時から16時)。神経痛などに効くとされてきました。
Q営業期間は?
冬は深い雪に閉ざされるため、例年4月下旬から11月上旬の営業です。国道342号も冬季は通行止めになります。宿泊部門は毎週水曜が定休日で、自炊部は雪害の影響により当面休止と宿は告知しています。行く前に公式サイトの新着情報を確かめてください。
Q須川温泉へのアクセスは?
JR一ノ関駅前から路線バスで約90分。車では東北自動車道の一関ICから国道342号で約60分です。秋田県側の東成瀬村には同じ須川温泉の栗駒山荘があり、こちらは県境を挟んで隣り合っています。冬季は道路が閉鎖されるので、開通の時期を確かめてください。
ほかの温泉地と比べる
須川温泉の宿

須川温泉 栗駒山荘
栗駒山の秋田県側、標高の高い国有林の中にある24室の宿。大パノラマの露天風呂から秣岳・野鳥の森・イワカガミ湿原・鳥海山が見える。入浴は朝4時から。一関ICから車で約80分。

須川高原温泉
岩手県一関市、栗駒山の八合目、標高1,126メートルに建つ全36室の宿。pH2.2の強酸性泉が毎分6,000リットル湧く。30人から50人が入る大露天風呂「大日湯」、内湯と小さな露天が付く「須川の湯」、45度ほどの「霊泉の湯」、そして噴気で体を蒸す天然蒸し風呂「おいらん風呂」の四つの湯がある。効用は東北大学医学部の4医局が50年にわたり温泉治療を行ってきたと宿は書く。冬は雪に閉ざされ、営業は例年4月下旬から11月上旬。
UPDATED 2026.09.24


