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Akita — Onsen Area
大湯温泉(秋田)(秋田県)の風景

Photo: 掬茶 / CC BY-SA 4.0 via Wikimedia Commons

Oyu Onsen Akita

大湯温泉(秋田)

おおゆおんせん

秋田県鹿角市十和田大湯、大湯川沿いに湧く温泉地。鹿角の公式観光サイトは800年以上の歴史を持つ温泉地とし、江戸時代には南部藩の保養温泉地として指定されたと書く。泉質は肌にやさしく湯冷めしにくいナトリウム塩化物泉。上の湯、下の湯、川原の湯、荒瀬の四つの共同浴場が今も地元の人に使われている。世界文化遺産の大湯環状列石が同じ大湯地区にある。

Quality
塩化物泉
Access
JR花輪線 十和田南駅から車で約12分
From Tokyo
東北新幹線と花輪線を乗り継いで十和田南駅へ。東北自動車道の十和田ICからは車で約15分。
From Osaka

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大湯温泉(秋田)の宿を見る(1軒)

縄文の遺跡と同じ地名

大湯温泉は秋田県鹿角市十和田大湯。大湯川に沿って湯が湧いている。

この地名を聞いて温泉より先に遺跡を思い浮かべる人もいる。大湯環状列石。縄文時代後期のストーンサークルで、2021年に世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」のひとつとして登録された。

遺跡と温泉は同じ大湯地区にある。車で数分の距離だ。四千年前の祭りの場と、八百年の湯治場が隣り合っている。

八百年と、南部藩

開湯について、鹿角の公式観光サイトは「800年以上の歴史を持つ温泉地」「開湯800年の歴史を誇る名湯」と書いている。

そして江戸時代の扱いが具体的だ。「江戸時代には南部藩の保養温泉地として指定」。

鹿角は秋田県だが、江戸時代は盛岡藩、つまり南部藩の領地だった。秋田藩ではない。だから言葉も祭りも、秋田県のほかの地域とは少し違う。大湯温泉が南部藩の保養地だったというのは、その歴史の一部である。

四つの共同浴場

この温泉地でいちばん特徴的なのは、共同浴場の数だ。

鹿角の公式観光サイトは「4つの共同浴場(上の湯・下の湯・川原の湯・荒瀬)」と書いている。

大湯川に沿って湯が湧く。それを上流から順に分けて使ってきた。上の湯、下の湯、川原の湯、荒瀬。名前が位置をそのまま表している。

四つとも、今も地元の人が日常的に使っている。観光客向けの施設ではなく、集落の風呂だ。訪れるなら、地域の使い方に合わせたい。利用の仕方は宿や掲示で確かめておくと安心だ。

湯冷めしない湯

泉質はナトリウム塩化物泉。鹿角の公式観光サイトは「肌にやさしく湯冷めしにくいナトリウム塩化物泉」「弱食塩泉の泉質」と書く。

塩化物泉は、体の表面に薄い塩の膜を作る。その膜が熱の放散を抑えるので、湯から上がったあとも冷めにくい。

秋田の冬は長い。八百年のあいだ湯治に使われてきたのは、この性質と無関係ではないだろう。

ホテル鹿角も「無色透明で湯冷めがしにくく、さらりとした肌ざわりの泉質」と楽天トラベルに登録している。

新潟の大湯温泉とは別

大湯温泉という名前は、もうひとつある。新潟県魚沼市の大湯温泉だ。

こちらは越後三山只見国定公園のなかにある湯治場で、まったく別の温泉地である。検索すると混ざるので、宿を予約するときは所在地を確かめてほしい。

この記事で扱っているのは秋田県鹿角市のほうである。

十和田湖への入口

大湯温泉の位置は、旅程の上で意味を持つ。

十和田湖まで車で30分ほど。東北自動車道の十和田ICからは車で15分、鹿角八幡平ICからは30分。最寄り駅はJR花輪線の十和田南駅で、そこから車で12分。

十和田湖の秋田県側から入るなら、ここが手前の拠点になる。同じ鹿角市内には湯瀬温泉もあり、性格の違う二つの湯が一つの市にある。

縄文を見て、湯に入る

この温泉地の組み立て方は、遺跡とのつながりで決まる。

大湯環状列石を歩く。万座と野中堂という二つの環状列石があり、土器や石器、土偶が多数出土している。隣接する大湯ストーンサークル館では、4K映像やホログラムで当時の暮らしを見せている。

そのあと、八百年の湯に浸かる。世界遺産の遺跡と、南部藩の保養地だった温泉が、歩いて回れる距離にある。

縄文のふる里、というのは宿の名乗りだが、この土地の性格をよく言い表している。

Day Trip

大湯温泉(秋田)の日帰り入浴

  • 大湯環状列石と大湯ストーンサークル館
  • 十和田湖
  • 湯瀬渓谷

共同浴場は地元の生活の場でもある。利用の仕方は宿や掲示で確かめたい。

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Best Season

春・夏・秋

春夏秋冬
Benefits
きりきず慢性皮膚病慢性婦人病冷え性
所在地Location
秋田県
泉質Spring Quality
塩化物泉
最寄駅Nearest Station
JR花輪線 十和田南駅から車で約12分
東京からFrom Tokyo
東北新幹線と花輪線を乗り継いで十和田南駅へ。東北自動車道の十和田ICからは車で約15分。

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

大湯温泉(秋田)のよくある質問

Q泉質は何ですか
A

鹿角の公式観光サイトは「肌にやさしく湯冷めしにくいナトリウム塩化物泉」「弱食塩泉の泉質」と書いています。塩化物泉は体の表面に薄い塩の膜を作るので、湯上がりに冷めにくいのが特徴です。効き方は人によるので、気になることは医師に確かめてください。

Q共同浴場はいくつありますか
A

四つです。鹿角の公式観光サイトは「4つの共同浴場(上の湯・下の湯・川原の湯・荒瀬)」と書いています。大湯川に沿って湧く湯を、上流から順に分けて使ってきた形です。いずれも地元の人が日常的に通う浴場なので、訪れるときは地域の使い方に合わせたいところです。

Q南部藩との関係は何ですか
A

鹿角の公式観光サイトは「江戸時代には南部藩の保養温泉地として指定」と書いています。ホテル鹿角も楽天トラベルに「古くは南部藩の保養地として栄えた名湯」と登録しています。鹿角は盛岡藩(南部藩)の領地だった土地で、秋田県でありながら南部の文化が残っています。

Q大湯環状列石とはどんな遺跡ですか
A

縄文時代後期のストーンサークルです。鹿角の公式観光サイトは「万座、野中堂)を主体とする縄文時代後期の遺跡で、世界文化遺産『北海道・北東北の縄文遺跡群』のひとつとして登録されています」「マツリを行う場所であったと考えられています」と書いています。隣接するガイダンス施設「大湯ストーンサークル館」で出土品を見られます。温泉地と同じ大湯地区にあります。

Q新潟の大湯温泉とは違うのですか
A

別の温泉地です。新潟県魚沼市にも大湯温泉があり、こちらは越後三山只見国定公園のなかにある湯治場です。この記事で扱っているのは秋田県鹿角市十和田大湯の大湯温泉で、十和田湖から車で30分ほどの位置にあります。

UPDATED 2026.09.25

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