
秋の宮温泉郷
Akinomiya Onsen
秋田県湯沢市、栗駒国定公園の西側にある温泉郷。日本温泉協会は高松岳の西側山麓に位置し、役内川に沿って点在する湯ノ岱、稲住、鷹ノ湯、湯ノ又などを総称して秋の宮温泉郷と呼ぶと書く。国民保養温泉地で、環境省の一覧にも秋ノ宮温泉国民保養温泉地計画が載る。秋田県内でもっとも古い温泉ともいわれ、鷹の湯温泉は奈良時代の養老年間に行基法師が見つけたと伝える。
10 AREAS
秋田の二つは、どちらも山の奥にある。乳頭温泉郷はブナ林に七つの宿が点在し、宿ごとに引く源泉が違う。同じ「乳頭の湯」と呼んでも、宿を変えれば別の湯に入ることになる。玉川はpH1.2前後という日本でも屈指の強酸性泉で、一か所からの湧出量は日本一とされる。浴槽は源泉100パーセントと薄めたものに分けてあり、地熱で温まった岩の上に横たわる岩盤浴もある。
秋田新幹線の田沢湖駅からバスで向かう。便が少ないので、帰りの時刻から逆算して動く必要がある。宿によっては送迎がある。田沢湖まで下りれば湖の周遊やたつこ像があり、角館まで足を延ばせば武家屋敷の町並みがある。乳頭で一泊し、翌日に田沢湖と角館を回るという形が最も組みやすい。

Akinomiya Onsen
秋田県湯沢市、栗駒国定公園の西側にある温泉郷。日本温泉協会は高松岳の西側山麓に位置し、役内川に沿って点在する湯ノ岱、稲住、鷹ノ湯、湯ノ又などを総称して秋の宮温泉郷と呼ぶと書く。国民保養温泉地で、環境省の一覧にも秋ノ宮温泉国民保養温泉地計画が載る。秋田県内でもっとも古い温泉ともいわれ、鷹の湯温泉は奈良時代の養老年間に行基法師が見つけたと伝える。

Doroyu Onsen
秋田県湯沢市高松、山奥のわずかに開けた小盆地にある温泉。明治の温泉宿として栄えてきた歴史の古い湯だと宿は書く。名前は湯の色が濁っていることに由来するとされ、病に苦しむ乙女のために天狗が透明の湯を白く変えたという伝えが残る。奥山旅館は新湯・天狗の湯・川の湯という三つの源泉を持ち、大露天風呂、混浴露天、女性専用露天、男女別内湯に分けて使う。大露天風呂は積雪のため11月から5月下旬は休み。日本秘湯を守る会の会員宿。

Goshogake Onsen
秋田県鹿角市八幡平、十和田八幡平国立公園の中にある一軒宿の温泉。開湯三百余年で、「馬で来て、足駄で帰る、後生掛」と謡われた湯治湯。源泉はオナメ・モトメの湯、泉温93.4度の単純硫黄泉でpH3.01の弱酸性。泥成分で灰白色に濁る。総木造りの大浴場に箱蒸し風呂、泥湯、火山風呂、蒸気サウナなど七つの湯があり、全浴槽が源泉かけ流し(温度調節の加水のみ)。天然地熱のオンドル部屋が名物。

Kowakubi Onsen
秋田の雄物川沿い、大仙市強首の田園に湧く温泉。昭和39年、天然ガスを試掘するボーリングでガスではなく大量の温泉が湧いたのが始まり。宿の一つは大正6年築の大庄屋の屋敷をそのまま使う国登録有形文化財で、敷地内で掘り当てた含よう素-ナトリウム-塩化物強塩温泉を毎分240リットル以上かけ流す。溶存物質22.24グラムの濃い茶褐色の湯に湯の花が舞う。雄物川の川蟹料理。秋田空港から車16分。

Nyuto Onsen
ブナの原生林に七つの宿が点在する温泉郷。宿ごとに源泉が異なり、白濁した湯から透明な湯まで性格がまったく違う。

Oga Onsen
日本海に突き出た男鹿半島の北部、坂上田村麻呂が東征の際に見つけて兵を休めたと伝わる湯。佐竹公も好んで入り、明治には石灰岩の採掘に関わる人が使って石山温泉と呼ばれた。海水に似た塩分を含む熱の湯で、ユネスコ無形文化遺産のナマハゲの土地。なまはげ太鼓の常設公演と、熱した石で魚介の汁を煮る石焼料理で知られる。6軒の宿がある。

Oyasukyo Onsen
秋田県湯沢市皆瀬、皆瀬川が両岸を深く削った小安峡の谷にある温泉。峡谷の岩の割れ目から98度の熱湯と蒸気が音を立てて噴き出す「大噴湯」が名所で、遊歩道から間近に見られる。泉質は単純温泉の弱アルカリ性で、源泉は80度と高いため宿は加水して使う。栗駒国定公園の一角にあり、紅葉は9月下旬から10月中旬。泥湯温泉や秋の宮温泉郷が同じ湯沢市内にある。湯沢駅からバスで50分。

Oyu Onsen Akita
秋田県鹿角市十和田大湯、大湯川沿いに湧く温泉地。鹿角の公式観光サイトは800年以上の歴史を持つ温泉地とし、江戸時代には南部藩の保養温泉地として指定されたと書く。泉質は肌にやさしく湯冷めしにくいナトリウム塩化物泉。上の湯、下の湯、川原の湯、荒瀬の四つの共同浴場が今も地元の人に使われている。世界文化遺産の大湯環状列石が同じ大湯地区にある。

Tamagawa Onsen
一か所からの湧出量が日本一とされる強酸性泉。pH1.2の湯が毎分9,000リットル噴き出し、岩盤浴を目的とした長期滞在者が絶えない。

Yuze Onsen
秋田県鹿角市八幡平、米代川の湯瀬渓谷沿いにある温泉地。鹿角の公式観光サイトは、アルカリ性単純温泉で無色透明・無臭のやさしい泉質とし、群馬の川中温泉・和歌山の龍神温泉と並ぶ日本三大美人の湯に数えられると書く。川の瀬から湯が湧いていたことが名前の由来。十和田湖と八幡平の中間にあり、青森・秋田・岩手の三県境に近い。
掲載している16軒です。順位は付けていません。 湯と建物の性格が分かるように書いてあるので、何を目的にするかで選んでください。

秋田県営の41室の温泉旅館。大浴場は男女とも約50坪で、ジャグジー・サウナ・露天風呂・打たせ湯・寝湯・温湯・大浴槽の7種類が並ぶ。日帰り入浴も受け入れる。2026年は外壁工事で露天風呂が11月末まで使えないので、行く前に宿の告知を見ること。

秋田県湯沢市秋の宮字殿上1、役内川の河畔に建つ一軒宿。源泉は宿の目の前の河原にある。明治18年に女性の手で開かれた湯治宿で、現在は五代目。1950年代前半の改修に建築家の白井晟一が関わり、特別室「鷹の間」や階段の手すりに意匠が残る。浴場は大浴場、内湯、混浴半露天、女性専用半露天、河原野天風呂など。日本秘湯を守る会の会員宿で、毎週水曜日と冬季は休館する。

秋田県湯沢市高松、山奥の小盆地にある全9室の宿。日本秘湯を守る会の会員。新湯・天狗の湯・川の湯という三つの源泉を持ち、大露天風呂は単純泉、混浴露天と男女別内湯は硫黄温泉、女性専用露天は硫化水素型の硫黄温泉と使い分けている。利用形態は源泉かけ流しで加水あり。大露天風呂からは夜は満天の星空、昼は白い山肌の小地獄が望めるが、積雪のため11月から5月下旬の予定で休みになる。湯治、高松岳の登山、川原毛地獄への巡礼の拠点として使われてきた。

秋田県鹿角市八幡平、十和田八幡平国立公園の中に建つ一軒宿。旅館部は全18室で、湯治部は期間限定・不定期の営業。源泉はオナメ・モトメの湯、泉温93.4度の単純硫黄泉でpH3.01。泥成分で灰白色に濁る。総木造りの大浴場に箱蒸し風呂・泥湯・火山風呂・蒸気サウナなど七つの湯があり、全浴槽が源泉かけ流し(温度調節の加水のみ)。天然地熱のオンドル部屋が名物で、宿泊者限定の貸切風呂もある。

大正6年に大庄屋・小山田家の12代当主が建てた屋敷をそのまま宿にした、国登録有形文化財の7室。千鳥破風と唐破風を重ねた玄関、16メートルの秋田杉の一枚板の廊下、鹿鳴館風の階段室。平成20年に敷地内で掘り当てた含よう素-ナトリウム-塩化物強塩温泉を、加水・加温なしで檜の大浴場と、樹齢380年の樅の木を望む総檜の貸切露天二つにかけ流す。雄物川のモクズガニの川蟹料理。中学生以上、車椅子は不可。日帰りは檜風呂のみ。峰吉川駅から送迎、秋田空港から16分。

乳頭温泉郷の38室の宿。単純硫黄泉と炭酸水素塩泉の二つの泉質に入れる。ブナ林に囲まれた露天風呂がある。田沢湖駅から乳頭温泉行きバスで「休暇村」下車すぐ。

乳頭温泉郷でもっとも古い宿。茅葺きの本陣が現存し、白濁した湯の露天風呂は雪の季節に一段と際立つ。

男鹿温泉郷の69室のホテル。宿は「当館には循環設備はありませんので、掛け流しの温泉です」と書く。目の前に樹海が広がる露天風呂があり、脱衣所から浴室の段差を抑えて手すりを置いている。男鹿駅から無料送迎バスあり。

男鹿温泉郷で一番の高台に建つ、日本秘湯を守る会の会員宿。自館専用の源泉から噴き出す53度のナトリウム塩化物泉を加水も加温もせずにかけ流し、季節や気温で茶褐色、緑、白と湯の色が変わる。湯の花が多く、源泉から引く管が3か月で詰まると宿は書く。大浴場の湯口はなまはげの口。露天岩風呂があり、名物の石焼料理となまはげ太鼓で知られる。エレベーターはなく、浴場へは階段を30段下りる。

小安峡の12室の宿。高温の源泉が宿の裏にあるので追い炊きを一切していないと宿は書く。内湯は男性が美里の湯、女性が美幸の湯で、それぞれ続きに男女別の露天風呂がある。湯沢駅から車で約1時間。

秋田県湯沢市皆瀬、小安峡の谷にある全19室の宿で、当代は十二代を数える。大浴場「薬師の湯」は樹齢100年・全長50メートルの秋田杉の梁と熊本県阿蘇の石を敷石に使う。変わり風呂「陶喜の湯」は宮城県栗原市の栗駒焼を湯船に敷き詰めてあり、露天風呂「風の湯」は岩肌の間に横になれる。この二つは早朝5時に男女が入れ替わる。貸切の「子宝の湯」もある。泉質は単純温泉の弱アルカリ性で、源泉が80度あるため加水して使う。日帰り入浴は10時30分から15時。

秋田県鹿角市十和田大湯字中谷地5-1、大湯温泉の大型ホテル。総部屋数92室。浴場は大浴場と露天風呂、サウナ。泉質はナトリウム塩化物泉で、宿は開湯800年の歴史を誇る名湯とし、古くは南部藩の保養地として栄えたと書く。大浴場は朝5時から深夜0時まで使える。日帰り入浴も受ける。世界文化遺産の大湯環状列石が同じ大湯地区にあり、十和田湖までは車で30分。

玉川の185室の宿。宿は休養・保養をメインとしたブナの森に囲まれた国立公園の静かな湯治宿だとし、館内はバリアフリーだと書く。大浴場はヒバの柱が高い天井を支える造り。玉川温泉の自然散策路まで徒歩10分。

八幡平の山中に建つ湯治宿。pH1.2前後の強酸性泉と、地熱で温まった岩の上で過ごす岩盤浴を目的に、長期滞在する人が絶えない。

JR湯瀬温泉駅から徒歩3分、114室のホテル。内湯と露天風呂は男女とも朝5時から10時と15時から24時。宿は川の瀬から湯が湧くことから「湯瀬」と名付けられたと伝え、吉祥姫の伝説を書く。

秋田県鹿角市八幡平字湯瀬湯端43、湯瀬渓谷に面した大型ホテル。総部屋数122室。宿は温泉名を湯瀬温泉、泉質をアルカリ性単純泉、源泉温度59.1度、pH9.1とし、天然温泉かけ流しの湯と掲示する。浴場は「美人の湯」(女性大浴場)と「仙人の湯」(男性大浴場)でいずれも露天を備え、ほかに「せせらぎの湯 和」と大人専用の「瞑想 森の湯」、貸切風呂がある。創作秋田郷土料理を出す。