※ 本ページにはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれます
伊香保の石段は365段ある。その途中に、この宿の玄関がある。
石段の下を湯が流れている
伊香保の街は、湯をどう配るかという問題への答えとして作られている。
斜面に石段を一本通し、その下に湯樋を埋めて両側の宿へ分配する。石段の途中にはガラス張りの箇所があり、実際に湯が流れているのを見られる。
誰がどれだけ引けるかは古くからの権利で決まっていた。この宿は四百年以上、その配湯を受けてきた家のひとつである。
茶褐色の湯
黄金の湯は鉄分を含む硫酸塩泉である。
地中では無色透明なのだが、空気に触れて鉄が酸化するため、湯船に張られる頃には茶褐色に濁っている。底が見えない。
色が濃いぶん、白いタオルには色が移ることがある。備え付けを使うか、色移りしてもよいものを持参したい。
無色透明の白銀の湯もある。同じ温泉地で色の違う二つの湯に入れるのが伊香保の面白さだ。
石段街に泊まる
日中の石段は人が多い。土産物店と遊技場が並び、写真を撮る人が絶えない。
その人たちが引いたあと、宿泊した人だけが残る。夜の石段は灯りだけになり、朝は掃除の音がするだけになる。同じ場所とは思えないほど静かだ。
着くまで
JR上越線の渋川駅からバスで25分ほど。東京から渋川までは新幹線と在来線を乗り継いでおよそ2時間、合計2時間30分ほどになる。
高崎から直通のバスもある。車なら関越自動車道の渋川伊香保インターチェンジから20分ほど。
伊香保は斜面にある。石段街の途中に宿が並ぶため、宿の位置によって上り下りの量が変わる。荷物が多いなら、先に確かめておきたい。
石段を上りきる
段数は一年の日数にちなむ。上りきるまで15分から20分ほど。勾配があるので歩きやすい靴がよい。
石段の下には湯樋が通っており、途中にはそれを見られるガラス張りの箇所がある。斜面に湯を引いて両側の宿へ分配するという仕組みが、街の設計そのものになっている。
上りきった先に伊香保神社がある。さらに奥へ進むと河鹿橋があり、秋には紅葉のライトアップが行われる。
二つの湯がある
伊香保には性質の違う湯が二つある。
黄金の湯は含鉄・硫酸塩泉で、湧出時は無色透明だが空気に触れて酸化し、茶褐色に変わる。伊香保を象徴する湯はこちらである。
白銀の湯は無色透明のメタけい酸を含む単純泉で、1996年以降に開発された比較的新しい源泉である。黄金の湯とは対照的にさらりとしている。
宿によって引いている湯が異なる。どちらに入りたいかで宿選びが変わる温泉地である。
この宿を選ぶなら
石段街の中で過ごしたい方に向く。宿が石段のどのあたりにあるかで歩く距離が変わるので、荷物が多い場合は確認しておきたい。
渋川駅からバスで25分ほど。石段街の最奥、伊香保露天風呂へ向かう途中の河鹿橋は、例年10月下旬から11月上旬にライトアップされる。
伊香保温泉 岸権旅館のよくある質問
Q岸権旅館の貸切風呂は事前に予約できますか?
原則できません。チェックイン後に1階の専用受付で予約する形と宿は案内しています。ただし車椅子の方や手術後を気にされる方は事前予約を受け付けるとのことです。
Q岸権旅館は部屋食ですか?
部屋食は行っていないと宿は案内しています。
Q岸権旅館で食物アレルギーの対応はできますか?
単品での対応は可能と宿は案内しています。卵や甲殻類、果物などはその食材を除いた献立に変更できますが、出汁や味噌・醤油に含まれる成分の除去はできないとのことです。同一厨房のため微量混入は完全には防げない、と宿は述べています。
似た条件の宿
この宿と共通する条件を持つ、別の温泉地の宿です。並びは共通する条件の数で、順位ではありません。

青根温泉 湯元不忘閣
宮城県慶長年間に湯別当として始まり、当主は21代続くと日本秘湯を守る会に登録している宮城県柴田郡川崎町青根温泉1-1。伊達政宗が訪れた際に「この地忘れまじ」と名付けたと伝わる、仙台藩一門の湯治湯。川崎町は本館・離れ・門・蔵など計7棟が国の登録有形文化財と書く。土蔵の中に造られた蔵湯、木造建築と石風呂が調和する大湯など六つの湯屋があり、蔵湯と半露天の亥之輔の湯は貸切で使える。泉質は単純温泉、加水・加温なしの源泉かけ流し。全14室。日帰り入浴は受けていない。

鉛温泉 藤三旅館
岩手県1786年立ったまま入る深さ1.25メートルの「白猿の湯」を持つ宿。総けやき造りの本館に四つの浴場があり、宿は源泉5本を加熱も加水も循環もせずに使うと書く。旅館部と自炊の湯治部が同じ建物にあり、湯治の形が今も生きている。32室。

奥飛騨百姓座敷の宿 藤屋
岐阜県岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根、新平湯温泉のほぼ中央に建つ宿。築二百年の百姓座敷は移築ではなく、実際に百姓座敷として使っていた建物をそのまま使っていると公式サイトは書く。日本源泉湯宿を守る会に提出した調査表では加水も加温も循環もなしと開示している。源泉は一重ケ根温泉1号泉、湧出地の泉温130度を低温泉と混ぜて調整している。貸切露天が二つ、24時間無料。
※ 料金・空室・設備・営業状況は変わります。当サイトが掲載しているのは創業年や建築など変わりにくい情報のみです。 最新の情報は予約サイト、または公式サイトでご確認ください。
