本文へ移動本文へスキップ
Kurokawa Onsen — 黒川温泉

黒川温泉 新明館

くろかわおんせん しんめいかん

主人が自ら岩を掘って洞窟風呂を作った宿。その発想が黒川温泉全体の景観づくりの出発点になった。

楽天トラベルで空室と料金を見る 宿の公式サイト

※ 本ページにはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれます

黒川温泉の中心、田の原川に下りたところに建っている。看板は小さく、通りからは奥まって見えない。整えられた黒川の景観のなかでも、とりわけ目立たない造りをしている。

岩を掘った風呂

この宿には洞窟風呂がある。

入口をくぐると天井が低くなり、視界が暗くなる。奥へ進むほど岩が近づき、音が変わる。滴る水の音が反響する。突き当りに湯船があり、そこだけ光が差している。

この洞窟は、宿の主人が自ら鑿を持って掘り抜いたものである。人力で、何年もかけて。それを知って入ると、岩肌のひとつひとつの窪みが違って見える。

露天風呂もある。川と雑木に囲まれた位置に配され、湯に浸かると木立しか見えない。建物も道路も視界に入らないように作られている。

黒川がこうなった理由

かつて黒川は目立たない温泉地だった。転機は、この宿の主人が岩を削って露天風呂を作り、周囲に雑木を植えたことにある。

黒川の街並みは自然にこうなったのではなく、一軒の宿の発想から始まって作られたものだ。歩くときにそれを知っていると、見え方が変わる。

入湯手形で外へ出る

入湯手形を使えば、加盟旅館の露天風呂を三か所まで回れる。泉質は旅館ごとに異なるので、三か所回れば黒川の湯の幅が分かる。

冬から春にかけては、川沿いを竹の毬灯篭で照らす湯あかりが行われる。宿を出て川へ下りれば、灯りが水面に映っているのが見える。

一泊の使い方

黒川は、宿に籠るのではなく街へ出る前提で設計されている。

入湯手形は一枚で加盟旅館の露天風呂を三か所まで利用できる。宿泊しているなら宿の湯とは別に使うことになるので、一泊で三か所は詰め込みすぎになりやすい。夕方に二湯、翌朝に一湯という配分が現実的である。

阿蘇とつなぐ

黒川は阿蘇の外輪山の北側にある。大観峰まで車で30分ほどで、外輪山の縁から阿蘇のカルデラを見下ろせる。

初日に阿蘇の草原を走って黒川へ入り、翌日にそのまま由布院へ向かえば、九州を横断する行程になる。

この宿を選ぶなら

黒川という温泉地の成り立ちに興味がある方に向く。設備の新しさを求める宿ではない。

鉄道の駅から遠く、福岡から高速バスで三時間ほどかかる。その不便さが、この景観を守ってきた面もある。

Similar

似た条件の宿

この宿と共通する条件を持つ、別の温泉地の宿です。並びは共通する条件の数で、順位ではありません。

※ 料金・空室・設備・営業状況は変わります。当サイトが掲載しているのは創業年や建築など変わりにくい情報のみです。 最新の情報は予約サイト、または公式サイトでご確認ください。