蔦温泉と酸ヶ湯温泉の違い
八甲田の南と北に一軒ずつ建つ湯治宿の湯。ブナの森で足元から湧く中性の湯に浸かる蔦と、総ヒバ造りの千人風呂で強酸性の湯に浸かる酸ヶ湯では、同じ山の湯でもまったく違う。

蔦温泉
青森県
南八甲田のブナの森、奥入瀬渓流の入口近くに一軒だけ建つ宿の温泉。久安3年(1147年)にはこの地に湯治小屋があったと文献に残る。源泉の上に浴槽があり、湯船の底板から空気に触れていない湯が湧く「源泉湧き流し」の湯。明治の文人大町桂月がここに本籍を移して没し、周囲の蔦沼は紅葉が水面に映る景色で知られる。

酸ヶ湯温泉
青森県
八甲田の山中に一軒だけ建つ湯治宿。総ヒバ造りの千人風呂は柱のない広間に湯船が並び、国民保養温泉地の第一号に指定された。
数字で比べる
| 項目 | 蔦温泉 | 酸ヶ湯温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 青森県 | 青森県 |
| 泉質 | 硫酸塩泉・炭酸水素塩泉・塩化物泉 | 酸性泉・硫黄泉 |
| 泉温 | 45.4℃ | — |
| 東京から | 約5時間 | 約5時間 |
| 大阪から | — | 約7時間 |
| 最寄り | JR青森駅(JRバス約2時間)/東北新幹線 七戸十和田駅(宿の送迎) | JR奥羽本線 青森駅(バス約70分) |
| 日帰りで入れる湯 | 蔦温泉旅館の日帰り入浴(10:00〜15:00)/蔦沼/蔦の森の自然研究路 | 千人風呂/玉の湯 |
| 掲載している宿 | 1軒 | 1軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
立地
蔦温泉南八甲田、奥入瀬渓流の入口近くのブナの森。青森駅からバスで2時間
酸ヶ湯温泉八甲田の山中。青森駅からバスで70分
湯
蔦温泉ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉、45.4度。底板から湧く
酸ヶ湯温泉強い酸性の硫黄泉。白濁
宿
蔦温泉1918年築の木造本館と2022年の離れ。大町桂月の宿
酸ヶ湯温泉総ヒバ造りの千人風呂。国民保養温泉地第一号
向く人
蔦温泉森と沼を歩き、肌当たりの穏やかな湯に浸かりたい人
酸ヶ湯温泉千人風呂と強い湯を目的にする人、八甲田の雪を見たい人
どちらを選ぶか
両方行くなら八甲田を越えて車で40分ほど。ただし国道103号の酸ヶ湯と谷地の間は11月下旬から4月初めまで通行止めになるので、二つを続けて回れるのは春から秋です。
それぞれの宿
よくある質問
Q蔦と酸ヶ湯はどのくらい離れていますか?
八甲田を越えて車で40分ほどです。蔦は十和田市、酸ヶ湯は青森市にあり、間の国道103号は冬季に通行止めになります。
Q湯が強いのはどちらですか?
酸ヶ湯です。強い酸性の硫黄泉で白濁しています。蔦は中性で無色透明、足元から湧く湯です。