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Miyagi — Onsen Area
東鳴子温泉(宮城県)の風景

Photo: KQuhen / CC BY-SA 4.0 via Wikimedia Commons

Higashi-Naruko Onsen

東鳴子温泉

ひがしなるこおんせん

宮城県大崎市、鳴子温泉郷を構成する五つのうちのひとつ。仙台藩の御殿湯が置かれた温泉で、駅の名前も鳴子御殿湯という。大崎市は古き良き湯治文化を今に伝える宿が多い静かな温泉地と書く。泉質は重曹泉、食塩泉、硫酸塩泉。2016年に温泉郷全体が国民保養温泉地に指定された。

Quality
炭酸水素塩泉・塩化物泉・硫酸塩泉
Access
JR陸羽東線 鳴子御殿湯駅(徒歩すぐ)/東北道 古川IC(車約35分)
From Tokyo
約3時間30分
From Osaka
約6時間

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東鳴子温泉の宿を見る(2軒)

駅の名前が御殿湯

東鳴子温泉は宮城県大崎市。鳴子温泉郷を構成する五つのうちのひとつだ。

JR陸羽東線の駅名が「鳴子御殿湯」という。温泉地の名前ではなく、藩主のための湯殿の名前が駅になっている。

宮城県観光連盟は東鳴子温泉を「仙台藩の御殿湯も設けられた由緒ある温泉。湯治場の風情を漂わせる宿などが10軒ある」と紹介している。

仙台藩の殿様が湯治に来た。その記憶が駅名に残っている。

静かなほうの鳴子

鳴子温泉郷は五つの温泉地からなる。鳴子、東鳴子、川渡、中山平、鬼首。

大崎市は五つをそれぞれ一行で書き分けている。

鳴子温泉は「温泉郷のメインストリート。伝統的なこけしの文化が息づき、湯めぐり情緒あふれる温泉街が広がります」。

東鳴子温泉は「古き良き湯治文化を今に伝える宿が多く、心身をじっくりと癒やしたい人におすすめの静かな温泉地です」。

一駅しか離れていないのに、性格がはっきり分かれている。賑わいの鳴子と、静けさの東鳴子。

川渡温泉は「古くから『脚気川渡』と称され、足腰の立ち戻りに優れた効能を持つ」、中山平温泉は「トロリとした独特の湯ざわりが特徴」と書かれている。

重曹を主とする湯

宮城県観光連盟が挙げる東鳴子の泉質は、重曹泉、食塩泉、硫酸塩泉。

重曹を主成分とする湯は肌の角質をやわらげるので、美人の湯と呼ばれることが多い。

鳴子温泉郷全体で言えば、大崎市は「日本に10種類ある新泉質分類のうち7種類が湧き出し、源泉数は約370本」と書いている。

370本という数字は、温泉地としてはかなり多い。東鳴子だけでも宿ごとに源泉が違うことがある。

黒く見える湯を持つ宿もある。重曹泉に有機物が混じると色がつく。

国が認めた保養地として

大崎市は、国民保養温泉地としての経緯を細かく書いている。

「昭和35年には、豊かな自然と個性あふれる効能を持つ『川渡』『中山平』『鬼首』の3地区がいち早く国民保養温泉地に指定されました。その後、平成28年にはこの3地区に加え、鳴子温泉、東鳴子温泉の各地区も加わり、温泉郷全体が『鳴子温泉郷国民保養温泉地』として指定を受けました」。

1960年に三つ、2016年に残りの二つ。五十六年かかって温泉郷全体が揃った。

宮城県では唯一の国民保養温泉地である。

東の横綱と呼ばれた

大崎市はもうひとつ、番付の話を載せている。

「平成19年6月8日発行の月刊誌『旅の手帖』7月号の『「青春18きっぷ」で行く温泉番付』において、温泉評論家の八岩まどかさんの行司のもと、鳴子温泉郷が東の横綱に認定されました」。

雑誌の企画で、評論家が決めたものである。出典まで書いてあるのが誠実だ。

古くは「奥州三名湯」のひとつにも数えられてきた、と市は書いている。

湯治の作法が残る

東鳴子の宿には、湯治の形が残っている。

自炊して長く泊まる部屋を持つ宿、朝から晩まで湯に入れる宿、二食付きと素泊まりを選べる宿。

観光で一泊する場所というより、体を休めに何日か来る場所として作られている。

鳴子温泉郷が国民保養温泉地に指定されているのも、そういう性格があるからだ。市は「単に温泉に入るだけでなく、大自然の中で心と身体をゆっくりと解きほぐす『湯治』の文化が、何世代にもわたって大切に受け継がれてきました」と書いている。

着くまで

JR陸羽東線の鳴子御殿湯駅を降りればすぐ。東北自動車道の古川ICからは車で35分ほど。

陸羽東線は五つの温泉地を串刺しにしている。鳴子温泉駅、中山平温泉駅、川渡温泉駅が同じ路線上にあるので、鉄道で地区をまたげる。ただし本数は多くないので、時刻表を先に見ておきたい。

東京からは新幹線で古川まで2時間半ほど、そこから陸羽東線。

鳴子峡の紅葉は例年10月下旬から11月上旬。この時期は道路が混む。

Day Trip

東鳴子温泉の日帰り入浴

  • 鳴子温泉の共同浴場 滝の湯
  • 鳴子峡
  • 中山平温泉のうなぎ湯

JR陸羽東線が五つの温泉地を串刺しにしている。鉄道で地区をまたげる。

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Best Season

秋・冬

春夏秋冬
Benefits
きりきず冷え性皮膚乾燥症
所在地Location
宮城県
泉質Spring Quality
炭酸水素塩泉・塩化物泉・硫酸塩泉
最寄駅Nearest Station
JR陸羽東線 鳴子御殿湯駅(徒歩すぐ)/東北道 古川IC(車約35分)
東京からFrom Tokyo
約3時間30分
大阪からFrom Osaka
約6時間

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

東鳴子温泉のよくある質問

Q東鳴子温泉はどこにありますか
A

宮城県大崎市、鳴子温泉郷のなかにあります。JR陸羽東線の鳴子御殿湯駅がそのまま温泉地の入口です。東北自動車道の古川ICからは車で35分ほど。隣の鳴子温泉駅までは一駅です。

Q御殿湯とは何ですか
A

藩主のための湯殿です。宮城県観光連盟は東鳴子温泉を「仙台藩の御殿湯も設けられた由緒ある温泉」と紹介しています。駅の名前が鳴子御殿湯なのはこのためです。

Q鳴子温泉とはどう違いますか
A

別の温泉地です。鳴子温泉郷は鳴子、東鳴子、川渡、中山平、鬼首の五つからなります。大崎市は鳴子温泉を「温泉郷のメインストリート」、東鳴子温泉を「古き良き湯治文化を今に伝える宿が多く、心身をじっくりと癒やしたい人におすすめの静かな温泉地」と書き分けています。

Q泉質を教えてください
A

宮城県観光連盟は重曹泉、食塩泉、硫酸塩泉としています。重曹を主成分とする湯は肌が滑らかになるため美人の湯とも呼ばれます。鳴子温泉郷全体では、日本に10種類ある新泉質分類のうち7種類が湧き、源泉数は約370本だと大崎市は書いています。

Q宿は何軒ありますか
A

宮城県観光連盟は「湯治場の風情を漂わせる宿などが10軒ある」と書いています。大きなホテルの並ぶ温泉街ではなく、湯治向きの小さな宿が中心です。

Q国民保養温泉地なのですか
A

そうです。大崎市によれば、昭和35年に川渡、中山平、鬼首の3地区が国民保養温泉地に指定され、平成28年に鳴子温泉と東鳴子温泉も加わって、温泉郷全体が「鳴子温泉郷国民保養温泉地」になりました。宮城県では唯一の国民保養温泉地です。

UPDATED 2026.09.29

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