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鳴子温泉郷の西の端
鳴子温泉郷は五つの温泉地でできている。鳴子、東鳴子、川渡、中山平、鬼首。中山平はそのうち最も西、山形との県境に近い側にある。
中山平温泉観光協会は、ここを環境省指定の国民保養温泉地としている。
JR陸羽東線の中山平温泉駅があり、駅から歩ける宿がある。鳴子温泉駅から二駅。鳴子温泉郷は鉄道で回れる温泉郷なので、湯を比べに来る人はここまで足を延ばす。
うなぎ湯
この温泉地の名を知られたものにしているのは、湯の手触りである。
観光協会はこう書いている。アルカリ度の高い、ぬるぬるした感触が得られる湯のためウナギ湯という名称でも親しまれています、と。
肌の上で湯がぬめる。石鹸を流しきれていないような感覚に近いが、これは湯そのものの性質である。アルカリ性の湯が皮膚の表面をなめらかにするために起きる。
美肌の湯、美人の湯という呼び方もされている。鳴子温泉郷のほかの温泉地と比べたとき、この手触りが中山平をはっきり分けている。
泉質が一つではない
観光協会は、泉質として含重曹硫黄泉、単純泉、重曹泉などを挙げ、種類も豊富だとしている。
つまり宿ごとに湯が違う。うなぎ湯の感触が強く出る湯もあれば、硫黄の匂いが立つ湯もある。
鳴子温泉郷全体が泉質の多さで知られる土地だが、その縮図が中山平の中にもある。一軒に泊まって、日中にもう一軒の湯に入る。そういう使い方をすると、この温泉地の性格がよく分かる。
鳴子峡が近い
観光協会は、中山平温泉は鳴子峡の南西約1キロに位置すると書いている。
鳴子峡は紅葉の名所である。遊歩道と展望台が整備されていて、新緑の春から紅葉の秋まで一年中が見どころだと協会はしている。
歩いたあとに湯に入る、という順序が組みやすい距離にある。ただし紅葉の最盛期は人も車も集まるので、朝のうちに峡谷を歩いて、昼には湯に移るくらいの配分がいい。
冬のこと
山形との県境に近いので、雪は多い。
陸羽東線は走るが、本数は多くない。冬に行くなら時刻表を先に見ておくこと。車なら冬用タイヤが要る。
そのかわり、雪の中でぬめる湯に入るというのは、この温泉地でしかできない体験になる。
歩き方
駅から歩ける範囲に宿と日帰り入浴施設がある。温泉街として店が並ぶ形ではないので、食事は宿で取るのが基本になる。
鳴子温泉駅まで二駅戻れば、こけしの店や共同浴場がある。中山平に泊まって鳴子へ出る、という動き方もできる。
中山平温泉の日帰り入浴
- 鳴子峡
- 中山平温泉の日帰り入浴施設
- しんとろの湯
鳴子峡を歩いてから湯に入り、陸羽東線で戻るという組み方ができます。
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
秋・冬
- 所在地Location
- 宮城県
- 泉質Spring Quality
- 炭酸水素塩泉・硫黄泉・単純温泉
- 最寄駅Nearest Station
- JR中山平温泉駅
- 東京からFrom Tokyo
- 約3時間30分
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
中山平温泉のよくある質問
Q中山平温泉の『うなぎ湯』とは何ですか?
中山平温泉観光協会は、アルカリ度の高い湯のためぬるぬるした感触が得られ、うなぎ湯という名称で親しまれていると書いています。肌の上で湯がぬめるように感じるのがこの湯の特徴で、美肌の湯・美人の湯としても知られています。
Q中山平温泉の泉質は一つですか?
一つではありません。観光協会は、含重曹硫黄泉、単純泉、重曹泉など種類が豊富だとしています。宿ごとに源泉が違うので、同じ温泉地の中で湯を比べられます。
Q中山平温泉へのアクセスは?
JR陸羽東線の中山平温泉駅が最寄りで、駅から歩ける宿があります。東京からは東北新幹線で古川へ出て陸羽東線に乗り換え、3時間30分ほどです。車なら東北自動車道の古川インターから40分ほどです。
Q鳴子峡はどのくらい近いですか?
中山平温泉観光協会は、鳴子峡の南西約1キロに位置すると書いています。遊歩道や展望台が整備されていて、新緑から紅葉まで通して見どころがあるとしています。紅葉期は混雑します。
ほかの温泉地と比べる
中山平温泉の宿
中山平温泉 あすか旅館
中山平温泉の14室の宿。宿は源泉かけ流しを掲げる。泉質は単純温泉、アルカリ単純泉。中山平温泉駅から車で約5分・徒歩約15分、古川ICから約50分。
旅館 三之亟湯
JR中山平温泉駅から徒歩5分、9室の小さな宿。宿は24時間入れる源泉かけ流しの湯だとしている。泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で、中山平の「うなぎ湯」の感触が出る湯である。
UPDATED 2026.10.01


