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赤湯温泉は山形県南陽市の町の中にある。山あいの温泉地が多い山形県では珍しく、11軒の旅館と3つの公衆浴場が住宅や商店の間に点在していると赤湯温泉旅館協同組合は案内している。
血で赤く染まった湯
寛治7年(1093年)、奥州へ向かった源義家の弟義綱が温泉を見つけた。戦で傷ついた兵を湯に入れたところ傷がたちまち治り、湯が血で真っ赤に染まった。赤湯の名はここから来たと旅館協同組合は書いている。
南陽市は、この説のほかに鎌倉時代初期の説や正和元年(1312年)の説もあると断っている。いずれにせよ、開湯から900年を超える古湯である。
伊達領の時代を経て上杉領となり、米沢藩は赤湯に御殿を構えた。併設の大湯には藩主とその家族が入る御殿の湯(御留湯)と、近隣の宿から来る浴客に開放された上湯・下湯があったと市は書いている。上杉鷹山も湯治に訪れた。
3つの源泉と3つの公衆浴場
源泉は森の山、森の山2号、湯川原の3つ。森の山源泉は含硫黄ナトリウム・カルシウム塩化物温泉、湯川原源泉はナトリウム-塩化物温泉と南陽市は案内している。
明治から大正にかけて各旅館が競って掘削し、湯量の減少に悩んだ末に県が掘削を禁じた。昭和28年に温泉を統合して集中管理に切り替え、以後湯量が安定したと市は公衆浴場の歴史に書いている。町の中の温泉地が湯を守ってきた経緯である。
公衆浴場は烏帽子の湯、赤湯元湯、湯こっとの3つ。湯こっとは令和4年6月に3つの浴場を統合して開いた新しい浴場で、源泉かけ流しの大浴場と、公衆浴場で唯一の露天風呂があると市は案内している。森の山源泉の脇には飲泉所と足湯「あっこぽっぽ湯」がある。あっことはこの土地の方言で足のことである。
ワインとラーメン
赤湯はぶどうの町でもある。6つのワイナリーがあり、試飲できるところもあると旅館協同組合は案内している。宿で地元のワインを出すところもある。
全国区の人気ラーメン店をはじめ、個性のあるラーメン店が多い麺の町だとも書いている。温泉街の食事を宿の外で済ませられるのは、町の中の温泉地ならではである。
烏帽子山の桜
温泉街を見下ろす高台に烏帽子山公園がある。エドヒガンをはじめとする桜が咲き、日本さくら名所100選に選ばれている。4月中旬から5月上旬に桜まつりが開かれ、夜桜が照らされる。
公園に続く烏帽子山八幡宮は寛治7年(1093年)の創建で、義綱が祠を建てたのが始まりとされる。継ぎ目のない一本の石から切り出した石造の大鳥居が市の文化財である。
着くまで
山形新幹線の赤湯駅から旅館までタクシーで5分ほど。東京からは新幹線で約2時間30分である。
車なら東北道の福島JCTから東北中央道で南陽高畠ICへ、国道13号で5分。仙台からは山形JCT経由で1時間30分ほどと旅館協同組合は案内している。
歩き方
温泉街は平坦で、旅館と公衆浴場と商店が混ざって並ぶ。コンビニやスーパーも近く、温泉街というより温泉のある町である。
宿に泊まり、朝は公衆浴場へ、昼はラーメン、午後はワイナリーへ。桜の季節なら烏帽子山公園に上る。山形の温泉巡りなら、蔵王や天童、上山と組み合わせやすい位置にある。
赤湯温泉の日帰り入浴
- 公衆浴場 湯こっと(6:00〜22:00、火曜休)
- 赤湯元湯
- 烏帽子の湯
- 足湯・飲泉所 あっこぽっぽ湯
公衆浴場は3つとも町の中にあり、駅からタクシーで5分ほど。桜の季節は烏帽子山公園と組み合わせて回れます。
受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。
温泉地カルテ
春・秋
- 所在地Location
- 山形県
- 泉質Spring Quality
- 硫黄泉・塩化物泉
- 最寄駅Nearest Station
- 山形新幹線 赤湯駅(タクシー約5分)
- 東京からFrom Tokyo
- 約2時間30分
※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。
赤湯温泉のよくある質問
Q赤湯温泉の名の由来は?
寛治7年(1093年)、奥州へ向かった源義家の弟義綱が温泉を見つけ、戦で傷ついた兵を湯に入れたところ傷がたちまち治り、湯が血で真っ赤に染まったことから赤湯と呼ばれるようになったと赤湯温泉旅館協同組合は案内しています。ほかに鎌倉時代初期の説や正和元年(1312年)の説もあると南陽市は書いています。
Q赤湯温泉の泉質は?
森の山源泉は含硫黄ナトリウム・カルシウム塩化物温泉、湯川原源泉はナトリウム-塩化物温泉と南陽市は案内しています。源泉は森の山、森の山2号、湯川原の3つで、昭和28年に温泉を統合して集中管理に切り替えてから湯量が安定したと市は書いています。
Q赤湯温泉に公衆浴場はありますか?
あります。烏帽子の湯、赤湯元湯、湯こっとの3つで、湯こっとは令和4年6月に開いた新しい浴場で、源泉かけ流しの大浴場と公衆浴場で唯一の露天風呂があると南陽市は案内しています。森の山源泉の脇には飲泉所と足湯「あっこぽっぽ湯」があります。
Q赤湯温泉へのアクセスは?
山形新幹線の赤湯駅から旅館までタクシーで5分ほどと旅館協同組合は案内しています。東京からは新幹線で約2時間30分。車なら東北中央道の南陽高畠ICから国道13号で5分です。
Q赤湯温泉の見どころは?
温泉街を見下ろす烏帽子山公園は日本さくら名所100選に選ばれ、4月中旬から5月上旬に桜まつりが開かれます。ぶどう栽培が盛んで6つのワイナリーがあり、試飲できるところもあります。ラーメン店が多い麺の町でもあると旅館協同組合は案内しています。
ほかの温泉地と比べる
赤湯温泉の宿

赤湯温泉 上杉の御湯 御殿守
創業380余年(上杉家赤湯御殿の御殿守を世襲)米沢藩主上杉家の別荘「赤湯御殿」の守番だった家が、明治に御殿を譲り受けて営む宿。宿の名は御殿の用人の役職名「御殿守」から来ている。掛け流しを含む12種類の風呂を東湯と西湯に分け、重さ100トン余りの安山岩をくり抜いた「龍神の湯」を日本最大級の石風呂と掲げる。飲泉所と貸切風呂「御殿の湯」がある。

赤湯温泉 大正ロマン香る癒しの宿 丹波館
赤湯温泉の13室の宿。宿は900年の歴史のある温泉地で源泉より直入の天然純生温泉だと書く。全客室が庭園に面し、烏帽子山を背景にする。赤湯駅から車で5分。
UPDATED 2026.09.17


