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飯坂の温泉街に建つ木造の宿で、建物が国の登録有形文化財に登録されている。明治期の建築である。
熱い湯に短く入る
飯坂の湯は熱い。慣れていないとかなり熱く感じる。
加水の可否には決まりがある。ぬるくすることは湯を薄めることに近い。地元の方が入る温度を守ってきた結果なので、掲示に従いたい。
泉質は単純温泉と硫酸塩泉。成分そのものは穏やかで、個性は温度と使われ方にある。
芭蕉が泊まった土地
芭蕉が入ったと伝わるのが鯖湖湯である。飯坂でもっとも古いとされる共同浴場で、今も同じ場所にある。木造の湯屋が温泉街の景観の核になっている。
この宿から歩いて行ける。九つある共同浴場を回ると、この町で湯がどう使われているかが分かる。
建物を使い続ける
登録有形文化財は保存されるだけでなく、使われ続けることが前提の制度である。この宿も現役の旅館として営業している。
木造建築のため、部屋の造りや設備には現代のホテルと異なる点がある。それを不便と取るか、当時の空間に泊まれる価値と取るかで評価は分かれる。
果物の時期に行く
桃は例年7月から8月にかけて。梨とりんごは秋になる。この時期は果物狩りができる園が開く。
湯だけを目的にすると、飯坂は半日で終わる温泉地である。果物の時期に合わせると一日の中身が変わる。福島駅から25分という近さなので、朝に果物、昼に湯、という組み方もできる。
この宿を選ぶなら
建物と共同浴場を目的にする方に向く。
楽天トラベルでの取り扱いは確認できなかった。予約は宿へ直接になる。福島駅から福島交通飯坂線で25分ほど。
似た条件の宿
この宿と共通する条件を持つ、別の温泉地の宿です。並びは共通する条件の数で、順位ではありません。

青根温泉 湯元不忘閣
宮城県慶長年間に湯別当として始まり、当主は21代続くと日本秘湯を守る会に登録している宮城県柴田郡川崎町青根温泉1-1。伊達政宗が訪れた際に「この地忘れまじ」と名付けたと伝わる、仙台藩一門の湯治湯。川崎町は本館・離れ・門・蔵など計7棟が国の登録有形文化財と書く。土蔵の中に造られた蔵湯、木造建築と石風呂が調和する大湯など六つの湯屋があり、蔵湯と半露天の亥之輔の湯は貸切で使える。泉質は単純温泉、加水・加温なしの源泉かけ流し。全14室。日帰り入浴は受けていない。

奥飛騨百姓座敷の宿 藤屋
岐阜県岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根、新平湯温泉のほぼ中央に建つ宿。築二百年の百姓座敷は移築ではなく、実際に百姓座敷として使っていた建物をそのまま使っていると公式サイトは書く。日本源泉湯宿を守る会に提出した調査表では加水も加温も循環もなしと開示している。源泉は一重ケ根温泉1号泉、湧出地の泉温130度を低温泉と混ぜて調整している。貸切露天が二つ、24時間無料。

塔之沢温泉 福住楼
神奈川県1890年(明治23年)創業明治23年に塔之澤で創業した17室の宿。建物は登録有形文化財で、日本イコモス国内委員会の「日本の20世紀遺産20選」に箱根の大規模木造宿泊施設群のひとつとして選ばれている。松の幹をくり抜いた大丸風呂がある。箱根湯本駅から徒歩10分。
※ 料金・空室・設備・営業状況は変わります。当サイトが掲載しているのは創業年や建築など変わりにくい情報のみです。 最新の情報は予約サイト、または公式サイトでご確認ください。
