滑川温泉と姥湯温泉、同じ米沢の山奥にある二つ
どちらも山形県米沢市、吾妻連峰の奥にある一軒宿の温泉で、どちらも冬は休業する期間営業。日本秘湯を守る会の会員宿でもある。似たもの同士に見えて、湯の色も、たどり着き方の厳しさも違う。

滑川温泉
山形県
山形県米沢市大字大沢字滑川、吾妻連峰の奥にある一軒宿の温泉。日本秘湯を守る会は泉質を含硫黄-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉、源泉温度40.4度から53.6度、湧出量毎分150リットルとし、青白く濁る湯と書く。除雪が入らないため冬は休業し、4月下旬から11月上旬までの期間営業。日本の滝百選の滑川大滝への登山口でもある。

姥湯温泉
山形県
山形県米沢市大沢、吾妻連峰の北側、標高1,300メートルの谷間にある一軒宿の温泉。三方を奇岩の絶壁に囲まれ、岩壁から噴き出す湯口は六か所ある。宿が使うのはそのうち一本で、残りは川へ流れ落ちる。泉質は単純酸性硫黄温泉で、青みがかった乳白色。加水も加温もせず源泉をかけ流す。浴槽は内湯2と露天3で、露天には混浴と女性専用がある。深い雪のため営業は4月下旬から11月上旬。日本秘湯を守る会の会員宿。
数字で比べる
| 項目 | 滑川温泉 | 姥湯温泉 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 山形県 | 山形県 |
| 泉質 | 硫黄泉・炭酸水素塩泉・硫酸塩泉 | 硫黄泉・酸性泉 |
| 泉温 | — | 51℃ |
| 東京から | 山形新幹線で米沢駅へ出て、そこから車。国道13号から板谷経由で山道に入る。 | 約4時間 |
| 大阪から | — | 約7時間 |
| 最寄り | JR奥羽本線 峠駅 | JR奥羽本線 峠駅(車約30分)/東北中央道 米沢八幡原IC(車約1時間) |
| 日帰りで入れる湯 | 滑川大滝/姥湯温泉/白布温泉 | 吾妻連峰の登山道/滑川温泉/峠の力餅(峠駅) |
| 掲載している宿 | 1軒 | 1軒 |
所要時間は主要な経路の目安です。「—」は当サイトで確認できていない項目です。
性格の違い
湯
滑川温泉含硫黄-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉。青白く濁る
姥湯温泉単純酸性硫黄温泉。青みがかった乳白色
地形
滑川温泉松川の谷底。渓流沿いの露天
姥湯温泉標高1,300メートル、三方を奇岩の絶壁に囲まれた谷間
道
滑川温泉板谷経由の山道。宿の前に吊橋がある
姥湯温泉峠駅から車で30分ほどの山道の終点
営業
滑川温泉おおむね4月下旬から11月上旬
姥湯温泉おおむね4月下旬から11月上旬
どちらを選ぶか
両方行くならどちらも米沢から山へ入る。二つを続けて回るなら、雪のない季節に日を分けて向かうのが現実的。
それぞれの宿
よくある質問
Qどちらが行きにくいですか?
姥湯へ向かう道のほうが狭く、運転に慣れが要ります。滑川も山道ですが、板谷経由で入る道のりは比較的たどりやすいとされます。どちらも冬季は閉じるので、季節を確かめてから向かってください。
Q一日で両方入れますか?
地図の上では近いものの、それぞれ山道の終点にあるため、一度下りてから登り直すことになります。無理はせず、日を分けるか一方に絞るほうが安全です。