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Kagoshima — Onsen Area
吹上温泉(鹿児島県)の風景

Photo: Totti / CC BY 4.0 via Wikimedia Commons

Fukiage Onsen

吹上温泉

ふきあげおんせん

鹿児島県日置市吹上町湯之浦、薩摩半島の西側にある温泉地。湯之浦温泉、伊作温泉とも呼ばれる。泉質は単純硫黄泉で、宿は源泉温度を55度と掲示する。日置市は「硫黄泉(アルカリ性)の豊富な湯量で、天候により湯の色が変化する見た目にも楽しめる温泉です」と書く。薩摩の藩主や西郷隆盛が湯治に訪れたと伝わる。日本三大砂丘のひとつ吹上浜が近い。

Quality
硫黄泉
Access
JR鹿児島本線 伊集院駅から車
From Tokyo
羽田から鹿児島空港へ飛び、空港から車で1時間ほど。鹿児島市内からは車で40分ほど。
From Osaka
Temp
55 ℃

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吹上温泉の宿を見る(1軒)

薩摩半島の西側に

吹上温泉は鹿児島県日置市吹上町湯之浦。薩摩半島の西側、東シナ海に向いた側にある。

名前がいくつかある。吹上温泉のほかに、湯之浦温泉、伊作温泉。住所が湯之浦で、このあたりが旧伊作郷にあたるからだ。地元では呼び方が混ざる。

霧島のような山の湯でも、指宿のような砂蒸しでもない。鹿児島市内から車で40分ほど、平地に近い場所にある湯治場である。

緑に濁る硫黄泉

泉質は単純硫黄泉。新湯温泉旅館は源泉名を吹上4号、25号、26号、28号とし、源泉温度を55度と掲示している。

日置市の説明を引く。「硫黄泉(アルカリ性)の豊富な湯量で、天候により湯の色が変化する見た目にも楽しめる温泉です」。

天候で色が変わる、という書き方が面白い。硫黄を含む湯は空気の触れ方や光の入り方で見え方が変わる。同じ浴槽でも、晴れた日と曇った日では印象が違う。

新湯温泉旅館は「豊富な緑色の濁り湯に、珍しい【黒い湯の花】が浮かび」と紹介している。白い湯の花はよく見るが、黒いものは少ない。

藩主が通った湯

吹上温泉の歴史について、新湯温泉旅館はこう書いている。

「吹上温泉は、西郷隆盛や薩摩の藩主・島津氏が代々湯治に訪れた、歴史ある温泉です」。

鹿児島の温泉地で西郷の名前が出ない場所のほうが少ないが、島津氏が代々というのは別の重みがある。薩摩藩の殿様が使った湯という位置づけだ。

そのうえで、この湯は今も日常の湯として使われている。日置市が紹介する宿泊施設には、温泉の設備を備えた健康交流館も含まれている。観光地としてより、地元の湯として機能している温泉地である。

北海道の吹上温泉とは別

吹上温泉という名前の温泉地は、もうひとつある。北海道上富良野町の吹上温泉だ。

こちらは十勝岳の中腹にある露天風呂で知られる場所で、性格はまったく違う。検索すると混ざるので、宿を予約するときは所在地を確かめてほしい。

この記事で扱っているのは鹿児島県日置市のほうである。

吹上浜が近い

温泉地の西には吹上浜がある。

南さつま市から日置市にかけて続く砂丘で、日本三大砂丘のひとつに数えられる。東シナ海に向かって長く伸びた砂浜だ。

夕方、海に日が沈む。薩摩半島の西側という立地は、その一点で価値がある。鹿児島市内は錦江湾に面しているので、海に沈む夕日は見られない。

砂丘を歩いてから硫黄の湯に浸かる。半日の使い方としてまとまりがいい。

近くの湯と組み合わせる

日置市には湯之元温泉もある。鹿児島市からの距離も似ていて、どちらも日帰りで回れる。

少し足を延ばせば、薩摩焼の里として知られる美山がある。朝鮮から連れてこられた陶工が開いた里で、今も窯が並ぶ。

鹿児島の旅は、霧島と指宿に集まりやすい。薩摩半島の西側は、そのあいだに落ちている。人の少ない硫黄泉に静かに入りたいなら、この抜け落ちた側に寄ってみる価値がある。

Day Trip

吹上温泉の日帰り入浴

  • 吹上浜
  • 湯之元温泉
  • 薩摩焼の里 美山

吹上浜は日本三大砂丘のひとつ。砂の祭典が開かれる年もある。

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Temperature

55℃高温泉

2060100℃

Best Season

春・秋・冬

春夏秋冬
Benefits
慢性湿疹冷え性自律神経不安定症疲労回復
所在地Location
鹿児島県
泉質Spring Quality
硫黄泉
最寄駅Nearest Station
JR鹿児島本線 伊集院駅から車
東京からFrom Tokyo
羽田から鹿児島空港へ飛び、空港から車で1時間ほど。鹿児島市内からは車で40分ほど。

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

吹上温泉のよくある質問

Q泉質は何ですか
A

単純硫黄泉です。新湯温泉旅館は源泉名を吹上4号、25号、26号、28号、泉質を単純硫黄泉、源泉温度を55度と掲示しています。日置市も「硫黄泉(アルカリ性)の豊富な湯量」と書いています。効き方は人によるので、気になることは医師に確かめてください。

Q湯の色が変わると聞きました
A

日置市は「天候により湯の色が変化する見た目にも楽しめる温泉です」と書いています。新湯温泉旅館も「豊富な緑色の濁り湯に、珍しい【黒い湯の花】が浮かび」と紹介しています。硫黄を含む湯は空気や光の当たり方で見え方が変わるので、同じ浴槽でも日によって印象が違います。

Q別の名前で呼ばれることがありますか
A

あります。吹上温泉は湯之浦温泉、伊作温泉とも呼ばれてきました。住所が日置市吹上町湯之浦で、このあたりは旧伊作郷にあたるためです。なお北海道上富良野町にも吹上温泉があり、そちらとは別の温泉地です。

Q西郷隆盛が来たというのは本当ですか
A

新湯温泉旅館は「吹上温泉は、西郷隆盛や薩摩の藩主・島津氏が代々湯治に訪れた、歴史ある温泉です」と書いています。鹿児島の温泉地では西郷にまつわる話が多く残っていますが、宿の言葉として受け取っておくのが正確です。

Qどうやって行きますか
A

JR鹿児島本線の伊集院駅から車が便利です。鹿児島市内から車で40分ほど、鹿児島空港からは1時間ほど。薩摩半島の西海岸にあたり、吹上浜まで車ですぐの位置です。

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UPDATED 2026.09.24

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硫黄泉単純温泉