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Kagoshima — Onsen Area
市比野温泉(鹿児島県)の風景

Photo: ja:User:Sanjo / Public domain via Wikimedia Commons

Ichihino Onsen

市比野温泉

いちひのおんせん

鹿児島県薩摩川内市樋脇町、川内川の支流沿いにある温泉。薩摩藩19代藩主・島津光久がこの湯に浴して「天下の名泉」と賞賛し、近郷の者に広く利用させたと宿は伝える。そこから殿様湯とも呼ばれる。泉質は弱アルカリ性の単純温泉で、皮脂を溶かし角質をやわらかくすることから「美人湯」として知られる。共同浴場と足湯が町にあり、湯之元の滝公園が近い。

Quality
単純温泉
Access
JR鹿児島本線 川内駅(バス約30分)/九州道 薩摩川内都IC(車約15分)
From Tokyo
約4時間30分
From Osaka
約3時間30分

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市比野温泉の宿を見る(1軒)

藩主が褒めた湯

市比野温泉は鹿児島県薩摩川内市樋脇町。川内川の支流沿いの里にある。

この温泉には、はっきりした由緒がある。宿はこう伝える。薩摩藩第19代藩主の島津光久は市比野の温泉に浴し、『天下の名泉』として近郷の者に広く利用させたという。開湯は1662年とされ、そこから殿様湯という別名が生まれた。

藩主が入った湯を庶民にも開いた、という話の運びが薩摩らしい。

とろっとした美人湯

泉質は弱アルカリ性の単純温泉。皮脂を溶かし角質をやわらかくするので、上がったあとに肌がすべすべになる。だから「美人湯」と呼ばれる。

宿の一つは自分のところの湯についてかなり細かい数値を出している。源泉温度44.3度、透明度99.8パーセント、自然ラドン含有量3.63度、アルカリ性度9.8パーセント。加水も加温もせず、100パーセント天然温泉を源泉掛け流しで使うとしている。

44度で湧くというのは、そのまま浴槽に入れられる温度だ。沸かす必要も薄める必要もない。九州の温泉地でこれができる場所は思うほど多くない。

効き方は人によるので、気になることは医師に確かめてから入りたい。

町に湯がある

市比野は山奥の一軒宿ではなく、町のなかの温泉地だ。共同浴場があり、足湯があり、商店や食事処が並ぶ。地元の人が日常的に入りに来る。

宿に泊まって夕方に町を歩き、共同浴場をのぞく。そういう過ごし方ができる規模感で、温泉街というほど大きくもなく、一軒宿というほど寂しくもない。

霧島の湯とは別系統

鹿児島の温泉といえば霧島温泉郷や妙見温泉、指宿の砂むしが思い浮かぶ。あれらは火山のふもとの湯で、硫黄や炭酸を含み、色や匂いに特徴がある。

市比野は違う。薩摩川内の里に湧く弱アルカリ性の単純温泉で、無色透明、匂いもない。入っている間のとろみと、上がったあとの肌でしか分からない。派手さはないが、毎日入る湯としてはこちらのほうが向いている。

鹿児島県の西側にあるので、霧島や指宿とは県を横切る位置関係になる。

湯以外の見どころ

湯之元の滝公園が近い。車で15分ほどの入来麓は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれた武家屋敷群で、石垣と生け垣の続く道が残る。着物で歩く体験もできる。

藺牟田池は火口湖で、泥炭形成植物群落が国の天然記念物。焼酎の資料館もあり、薩摩の酒の造り方を見られる。

着くまで

JR鹿児島本線の川内駅からバスで30分ほど、「市比野温泉入口」で降りる。鹿児島中央駅から川内駅までは九州新幹線で12分なので、新幹線とバスで入れる。

車なら九州自動車道の薩摩川内都ICから15分ほど。鹿児島市内からは1時間ほど。駐車場は町の数か所にある。

Day Trip

市比野温泉の日帰り入浴

  • 湯之元の滝公園
  • 入来麓武家屋敷群
  • 藺牟田池自然公園

午前に入来麓の武家屋敷を歩き、午後に市比野で湯。鹿児島市内から日帰りでも回れます。

受付時間・定休日・料金は施設ごとに異なり、変更されることもあります。 お出かけの前に各施設の案内をご確認ください。

Data

温泉地カルテ

Best Season

秋・冬

春夏秋冬
Benefits
胃腸病関節痛美肌
所在地Location
鹿児島県
泉質Spring Quality
単純温泉
最寄駅Nearest Station
JR鹿児島本線 川内駅(バス約30分)/九州道 薩摩川内都IC(車約15分)
東京からFrom Tokyo
約4時間30分
大阪からFrom Osaka
約3時間30分

※ 泉質・泉温・pH は代表的な源泉の値です。施設ごとに異なる場合があります。 効能は泉質の一般的な適応症であり、効果を保証するものではありません。

FAQ

市比野温泉のよくある質問

Q市比野温泉の泉質は?
A

宿の一つは源泉温度44.3度、透明度99.8パーセント、自然ラドン含有量3.63度、アルカリ性度9.8パーセントという数値を挙げ、加水・加温なしの100パーセント天然温泉を源泉掛け流しで使うと案内しています。楽天トラベルの施設情報ではアルカリ単純泉、効能は胃腸病、関節痛、美肌効果。触れてすぐ分かるとろっとした感触と、上がったあとのしっとりした肌から「美人の湯」と呼ばれるとしています。効き方は人によるので、気になることは医師に確かめてください。

Q殿様湯と呼ばれるのはなぜですか?
A

宿は、薩摩藩19代藩主の島津光久が市比野の温泉に浴し、「天下の名泉」として近郷の者に広く利用させたと伝えています。藩主が入った湯だから殿様湯、という呼び名です。開湯は1662年とされます。

Q共同浴場や足湯はありますか?
A

あります。町には地元の人が使う共同浴場と足湯があり、周りに商店や食事処が並びます。湯之元の滝公園も近く、湯めぐりと町歩きを組み合わせられます。

Q霧島温泉郷や妙見温泉とどう違いますか?
A

霧島や妙見が火山のふもとの湯で硫黄や炭酸を含むのに対し、市比野は薩摩川内の里に湧く弱アルカリ性の単純温泉です。湯の見た目や匂いに特徴はなく、肌ざわりで入る湯になります。場所も鹿児島県の西側で、霧島とは県を横切る形になります。

Q市比野温泉へのアクセスは?
A

JR鹿児島本線の川内駅からバスで30分ほど、「市比野温泉入口」下車。車なら九州自動車道の薩摩川内都ICから15分ほどです。鹿児島市内からは車で1時間ほど。鹿児島中央駅から川内駅までは九州新幹線で12分です。

UPDATED 2026.09.23

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