赤倉温泉(山形)
Akakura Onsen (Yamagata)
山形県最上町、小国川の両岸に宿が並ぶ温泉街。山形県の公式観光サイトは開湯を1100余年前とし、863年に慈覚大師が錫杖で岩を掘ったところ湯が噴出したと伝える。泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉、泉温60〜90度。湯量が豊富で全館かけ流しだと県は書く。陸羽東線の赤倉温泉駅から車で5分。
16 AREAS
山形の二つは、冬に本領が出る。銀山温泉は川の両岸に大正から昭和初期の木造旅館が並び、日が落ちるとガス灯に火が入る。雪面に光が反射する時間帯を見るには泊まっているしかない。蔵王はpH1.3から1.6という国内屈指の強酸性泉で、冬は樹氷を見に上がってから湯に入る形になる。どちらも最も美しい季節が、最も行きにくい季節でもある。
銀山は大石田駅からバスでおよそ40分、蔵王は山形駅からバスで40分ほど。山形新幹線が両方への入口になる。銀山で一泊し、翌日に尾花沢から山形市内へ下りて蔵王へ、という組み方ができる。冬季は銀山温泉への一般車両の乗り入れが制限されるため、バスで入るほうが読みやすい。
Akakura Onsen (Yamagata)
山形県最上町、小国川の両岸に宿が並ぶ温泉街。山形県の公式観光サイトは開湯を1100余年前とし、863年に慈覚大師が錫杖で岩を掘ったところ湯が噴出したと伝える。泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉、泉温60〜90度。湯量が豊富で全館かけ流しだと県は書く。陸羽東線の赤倉温泉駅から車で5分。

Akayu Onsen
寛治7年(1093年)、源義家の弟義綱が傷ついた兵を湯に入れ、血で湯が赤く染まったと伝わる山形の古湯。山あいの温泉地が多い山形では珍しく町の中にあり、11軒の旅館と3つの公衆浴場が点在する。米沢藩上杉家が御殿を構えた湯で、6つのワイナリーを持つぶどうの町でもある。

Atsumi Onsen
日本海に近い山形県南西部の温泉地。温海川沿いの温泉街で毎朝、朝市が開かれる。鶴岡から電車で30分、庄内を回る行程の宿泊地になる。

Ginzan Onsen
銀山川の両岸に大正から昭和初期の木造旅館が並ぶ。夜、ガス灯に照らされた雪の街並みは、日本の温泉地でも他に代えがたい風景になる。

Higashine Onsen
山形県東根市温泉町、さくらんぼ東根温泉とも呼ばれる温泉地。灌漑用水を求めて掘った井戸から明治43年に湯が出たのが始まりで、東根市観光物産協会は掘り当てたときの温度を48度、湧出量を毎分36リットルほどと記している。泉質は硫酸塩泉やナトリウム塩化物泉。三か所を回れる温泉手形があり、温泉街には足湯もある。東根市はさくらんぼの産地として知られる。

Hijiori Onsen
大同2年(807年)の開湯を伝え、2007年に1200年を迎えた山形の湯治場。月山の麓、銅山川沿いの小さな温泉街に20軒の旅館が並び、冬を除く毎日、早朝5時から朝市が立つ。ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉。自炊のできる宿が残る。新庄駅からバスで60分。

Kaminoyama Onsen
1458年、僧の月秀が脛に傷を負った鶴が湯に浸かって癒える姿を見たのが始まりと伝わる、上山城の城下に広がる温泉地。湯町、新湯、葉山など複数の地区に分かれ、150円から入れる共同浴場が点在する。ナトリウム・カルシウム塩化物・硫酸塩泉。山形新幹線の駅から歩ける。

Namegawa Onsen
山形県米沢市大字大沢字滑川、吾妻連峰の奥にある一軒宿の温泉。日本秘湯を守る会は泉質を含硫黄-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉、源泉温度40.4度から53.6度、湧出量毎分150リットルとし、青白く濁る湯と書く。除雪が入らないため冬は休業し、4月下旬から11月上旬までの期間営業。日本の滝百選の滑川大滝への登山口でもある。

Onogawa Onsen
小野小町が病を癒したと伝わる米沢の奥座敷。伊達政宗が落馬の骨折を湯治した記録が残り、上杉鷹山は湯から塩を取ろうとした。含硫黄ナトリウム・カルシウム塩化物泉をpH6.9の中性で、約80度と約36度の源泉を混ぜて加水せずにかけ流す。飲泉でき、3種類の蛍が飛ぶ。

Semi Onsen
小国川の清流に沿って宿が並ぶ、義経と弁慶の伝説の湯。文治3年(1187年)、頼朝に追われて平泉へ向かう義経一行がこの地に差しかかった時、身重の北の方が産気づき、産湯を探して沢へ下りた弁慶が湯煙の立つ大岩を薙刀で突くと湯が噴き出したと伝わる。生まれた亀若丸の産湯を使い、弁慶が見つけた薬研湯が今も川辺に湧く。江戸時代は戸沢藩主の奥座敷。ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉、67.3度。陸羽東線の瀬見温泉駅から歩け、新庄駅からタクシー20分。

Shirabu Onsen
西吾妻山の麓、標高900メートルほどの山あいにある鎌倉末期開湯の湯治場。白い斑点のある鷹が湯で傷を癒したと伝わり、名は先住民の言葉で霧氷のできる場所を意味する「シラブ」から来る。茅葺き屋根の宿が残り、湯量は毎分約1,500リットルと宿の一つは書く。含硫黄・カルシウム-硫酸塩泉。天元台高原と西吾妻山の登山口。

Tendo Onsen
明治44年、田んぼの中に高温の源泉を掘り当てて始まった山形の温泉地。将棋駒の生産量が日本一の天童市にあり、竜王戦などのタイトル戦が毎年のように開かれる。ナトリウム・カルシウム硫酸塩泉で、さくらんぼの季節と重なる初夏に人が集まる。

Ubayu Onsen
山形県米沢市大沢、吾妻連峰の北側、標高1,300メートルの谷間にある一軒宿の温泉。三方を奇岩の絶壁に囲まれ、岩壁から噴き出す湯口は六か所ある。宿が使うのはそのうち一本で、残りは川へ流れ落ちる。泉質は単純酸性硫黄温泉で、青みがかった乳白色。加水も加温もせず源泉をかけ流す。浴槽は内湯2と露天3で、露天には混浴と女性専用がある。深い雪のため営業は4月下旬から11月上旬。日本秘湯を守る会の会員宿。

Yunohama Onsen
庄内、日本海の砂浜に沿って宿が並ぶ温泉地。天喜年間(1053〜58年)に亀が海辺の湯で傷を癒していたという伝説を開湯とし、1000年の歴史を伝える。ナトリウム・カルシウム塩化物泉。夕日が海に沈む。庄内空港から車で10分、鶴岡駅からバスで40分。

Yutagawa Onsen
開湯1300年、竹林と梅林に囲まれた鶴岡の奥座敷。国民保養温泉地に指定され、温泉街のすべての浴槽が源泉かけ流しだと宿の一つは書く。正面の湯と田の湯という二つの共同浴場があり、藤沢周平の映画「たそがれ清兵衛」のロケ地の神社が残る。春の孟宗汁と300本の梅林で知られる。

Zao Onsen
pH1.6という国内屈指の強酸性泉。冬は樹氷、湯は白濁——東北の温泉地のなかでも刺激の強さで際立っている。
掲載している30軒です。順位は付けていません。 湯と建物の性格が分かるように書いてあるので、何を目的にするかで選んでください。
山形県最上町の赤倉温泉にある4室の宿。源泉掛け流しで、貸切風呂は1組30分1,500円(税別)。カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉。赤倉温泉駅から車で10分、事前連絡で送迎がある。
山形県最上町、小国川のほとりに建つ8室の旅館。宿は名物の大岩風呂と野趣あふれる露天風呂を掲げ、赤倉温泉観光協会はこの宿を小国川のせせらぎを聞く掛け流しの湯と紹介する。24時間入れる。陸羽東線の赤倉温泉駅から車で5分。

米沢藩主上杉家の別荘「赤湯御殿」の守番だった家が、明治に御殿を譲り受けて営む宿。宿の名は御殿の用人の役職名「御殿守」から来ている。掛け流しを含む12種類の風呂を東湯と西湯に分け、重さ100トン余りの安山岩をくり抜いた「龍神の湯」を日本最大級の石風呂と掲げる。飲泉所と貸切風呂「御殿の湯」がある。

赤湯温泉の13室の宿。宿は900年の歴史のある温泉地で源泉より直入の天然純生温泉だと書く。全客室が庭園に面し、烏帽子山を背景にする。赤湯駅から車で5分。

山里の風情と生花のもてなしを掲げる温海の老舗旅館。あつみ温泉ICから車で5分、庄内空港から40分。朝市の立つ温泉街にある。

あつみ温泉の76室の宿。天井の高い田舎家風の大浴場と、6階にある2つの貸切展望露天風呂を持つ。女性の檜露天風呂のまわりの池には金魚が泳ぐ。あつみ温泉駅からタクシーで約5分。

銀山温泉のほぼ中央に建つ14室の宿。宿は大正ロマンの香り漂う宿だとし、川側に書院造の和室、山側に和洋室を置く。源泉かけ流しの風呂を持つ。尾花沢市内から車で30分。

銀山温泉の象徴とされる木造三層の宿。大正10年築の本館は国の登録有形文化財に指定されている。和室15室。開業時からの元湯である洞窟風呂を貸切で使える。

東根温泉の30室の宿。24時間入れる源泉かけ流しで、源泉の流入量で湯温を調整していると宿は書く。夏季41.5〜42.5度、冬期42.5〜43.5度。東根駅から車で約2分。

山形県東根市温泉町二丁目1-1、東根温泉の全15室の宿。大浴場は杉と檜の香る「こはく」(男湯)と「うすべに」(女湯)で、24時間入れる。貸切風呂「くれない」は大石田町の次年子焼きの陶器浴槽を使うバリアフリー仕様。宿は源泉名を12号源泉、泉質を含硫黄-ナトリウム塩化物・硫酸塩温泉、源泉温度を55〜70度と公表し、湯の使い方を半掛け流しと明記する。日帰り入浴も受ける。

肘折の11室の宿。自家源泉を持ち、天然温泉100%源泉かけ流しを24時間楽しめると宿は書く。3か所の浴室を時間帯によって貸切で使える。露天岩風呂は「天寿泉」。新庄駅から車で40分。

肘折温泉の橋のたもとに建つ、日本秘湯を守る会の会員宿。自家源泉(34.9度)と旅館組合の混合泉(69度)の二つの源泉を、加水も加温もせず100%かけ流しで使う。自家源泉だけを注ぐ信楽焼の貸切風呂「かわら湯」と、4階の展望風呂がある。囲炉裏で山形の食を出す。

蔵王連峰を一望する葉山の高台に建つ大型旅館。名は敷地から発掘された約1300年前の奈良時代の窯跡にちなみ、館内の楽焼画廊に著名人の作品を並べる。8階の展望大浴場と露天風呂、貸切露天、露天風呂付き客室26室。かみのやま温泉駅から定期便の送迎あり。

かみのやま温泉の葉山地区にある20室の宿。大浴場、露天風呂、家族風呂を備える。泉質は硫酸塩泉、ナトリウム・カルシウム塩化物泉。かみのやま温泉駅からタクシーで5分(駅から宿までのタクシー代は無料)。

山形県米沢市大字大沢字滑川15、吾妻連峰の谷底にある一軒宿。日本秘湯を守る会の会員で、宿は「加水・加温・循環なし。3本の自家源泉をそのまま楽しむ山の一軒宿」と名乗る。内湯が二つ、渓流沿いの露天が二つ。日本温泉協会の施設情報は客室25室、露天風呂2、貸切浴場1、掛け流し浴槽ありと載せる。除雪が入らないため冬は休業し、4月下旬から11月上旬までの期間営業。

小野川温泉の20室の宿。宿は小野小町が愛した100パーセント源泉かけ流しの美肌の湯だと書く。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉、ラジウム温泉など。米沢中央ICから20分。

小野川温泉の中心にある全13室の宿。約80度の高温源泉と約35度の新源泉を混ぜ、加水せず源泉100%かけ流しで使う。蔵王石をくり抜いた岩風呂と低温源泉の露天、サウナ、車いすのまま入れる貸切風呂を備え、三世代で無理なく過ごせる宿としてバリアフリーを掲げる。一人旅向けの6畳の部屋があり、日帰り入浴もできる。

小国川のほとり、江戸時代に戸沢藩主の奥座敷として栄えた瀬見温泉の46室の料理旅館。大浴場「義経の湯」「静の湯」は源泉かけ流しの塩化物・硫酸塩泉で、大石田の次年子窯の陶器を使った露天風呂を持ち、朝晩で男女が入れ替わる。露天風呂付き客室「七宝倶楽部」は7室で、桧や陶器の露天に温泉を引く(加水あり)。皇室が三度宿泊した貴賓室、マッサージチェア付き客室16室、掘りごたつ付き客室7室。山形の料理旅館を自負し、ジャンボマッシュルームの香味焼きや薬膳ふかひれスープ、にしん蕎麦を出す。瀬見温泉駅から徒歩7分、新庄駅から送迎1日1往復。

瀬見温泉の27室の宿。混浴の大浴場「千人風呂」(男女別の専用時間あり)、男女別の「あたたまり湯」と「オランダ風呂」がある。宿は自らを「館内はワンダーランド」と書く。瀬見温泉駅から徒歩8分。

白布温泉の25室の宿。宿は開湯を1312年とし、毎分1500リットルの湯が700年以上自然湧出していると書く。最上川源流を望む長い浴槽「オリンピック風呂」が名物。米沢駅からバスで約50分。

江戸中期から昭和にかけて建てられた築約百年の本館と茅葺きの母屋を持つ、白布温泉の宿。約300年前に御影石を切り出して造った浴槽に源泉を滝のように落とす「湯滝風呂」が名物で、総ヒバ材の湯治場そのままの造り。シャワーもカランもなく、源泉58〜60度を山水で40〜41度に調整する。露天風呂はなく、貸切の家族風呂は予約不要。中学生以上のみ、一人専用の部屋がある。

1500坪の敷地に全12室を配した天童の和風旅館。天童温泉の共同源泉に加えて自家源泉「松の湯の源泉」を持ち、天童で唯一2種類の源泉をかけ流しにしていると掲げる。20トンの蔵王石をくり抜いた露天「げんこつ風呂」があり、露天風呂付きの客室もある。天童駅から車で5分、無料送迎あり。

天童温泉の34室の宿。大浴場と露天風呂があり、別館「光陰」の露天風呂付き客室の湯は館内唯一の源泉かけ流しだと宿は書く。泉質はナトリウム・カルシウム硫酸塩泉。天童駅から近い。

山形県米沢市大沢、吾妻連峰の北側、標高1,300メートルの谷間に建つ木造2階建て13室の一軒宿。日本秘湯を守る会の会員。三方を奇岩の絶壁に囲まれ、岩壁から噴き出す湯口は六か所あるが、宿が使うのはそのうち一本だけで残りは川へ流れ落ちる。泉質は単純酸性硫黄温泉、源泉温度51度、使用量は毎分300リットル、加水も加温もしない源泉かけ流し。浴槽は内湯2と露天3で、露天には混浴と女性専用がある。営業は4月下旬から11月上旬。

湯野浜の海岸に建ち、どの部屋からも日本海を見ると掲げる宿。「吟水湯」と「月水湯」の二つの大浴場に展望露天や露天檜樽風呂など六つの湯があり、リビング付きの貸切ビューバス「漣」は予約制。露天風呂付きのスイートがある。日帰り入浴は受けていない。庄内空港から車で10分。

湯野浜温泉の35室のホテル。宿は天然温泉で一部掛け流しとし、源泉温度を52度と書く。泉質は含塩化土類弱塩温泉・単純泉で、宿は美人になれる湯として知られると書く。鶴岡駅から車で20分。

湯田川温泉の13室の小さな宿。山と川をテーマにした二つの浴場「山の湯」「川の湯」と、空いていれば予約不要で無料の貸切風呂を持ち、宿泊者は徒歩1分の姉妹館「珠玉や」の貸切風呂3つも使える。すべての浴槽がかけ流しで加温あり・加水なしと表にして公開し、日本源泉かけ流し温泉協会に加盟する。庄内の旬を朝夕とも個室で出し、春は湯田川孟宗、冬は寒鱈と鮟鱇。

湯田川温泉の4室の宿。宿は源泉かけ流しの小さい風呂だと書く。泉質はカルシウム・ナトリウム硫酸塩泉。鶴岡駅からタクシーで20分、庄内空港から車で30分。

蔵王温泉で最も古い宿のひとつ。享保元年から続き、強酸性の白濁湯を木造の浴室で受けている。

蔵王温泉の34室の宿。辻屋源泉と大平源泉の二つ(毎分340リットル)をブレンドし、すべての浴槽に加温も加水も循環もせず100パーセントで使うと宿は書く。49度の湯を湯もみで41〜43度に落とす。貸切露天風呂は無料。